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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

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中国 北戴河~北京・帰国 2012-8-19~20 [海外旅行2012年]


8月19日(日) 晴れ

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 今日は北戴河滞在の最終日となる。渤海の辽东湾(liaodong)に位置するため波が穏やかだ。少し寒いぐらいに感じるが、北京の40度近い暑さを想像すると天国だ。今日は夕方の動車(新幹線)で北京に戻る。旅行社に荷物を運んでくれるよう依頼し、これといってすることも無いので近辺を歩く。もう二度と訪れることも無いと思うので、風景色をしっかりと目に焼き付ける。

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 お昼御飯はホテルのレストランで食べる。北戴河での最後の食事となる。美味しそうな料理を注文したいところだが、メニューの文字だけでは口に合うのか合わないのかも解らない。海老の料理を頼んだが半生で美味しくなかった。この北戴河では最後まで食べ物に苦しめられたが、贅沢な悩みだったのかもしれない。

 美味しい、不味い、口に合う、合わないは、何年も食べ慣れ親しんできた経験・慣習がベースとなる。最初、違和感があっても何度も食べ続けると変化していく。年齢が若いほど舌感覚が鋭敏なので、早く味感覚が変化し、新しい味に順応し易いものだ。

 異国などで食べ続けざるを得ない環境の中にいると脳の指令により、口に合い、美味しいと変化する。猿も学習すると同じことだね。個人の味感覚はいつも一定ではなく変化する。病気になっても変わるものだ。お茶やコーヒーの嗜好品にいたっては、個人の好みの違いが強く現れ、長年慣れ親しんできたものが最高と感じる。もっとも、その後の経験・学習により変化することも多い。

 国により味覚の文化・歴史はそれぞれ違う。あたしが表現した「口に合わない・不味い」は、あくまでも老人の個人的な感覚で感じたことであり御容赦願います。

 一週間ほど過ごした海辺のこのホテル。北戴河の端に有るので静かでのんびりと滞在できる。付属しているレストランの味も、この辺りの標準からすれば良いほうだろう。窓からの海の眺めも最高だ。ネットが出来ないが、これはこれで、時には良いものだ。ただ従業員の接客が最低。もっとも季節アルバイトのような十代の女の子が大半だから許せる。掃除も、ベッドメイキングも言はなきゃやらないし、手抜きが多い。教育・指導が出来てないのだから、これは経営者の資質が悪いのだろう。

 最近、中国でもサービス・お客第一が認識始められている。ただ、中国ではサービスが価格に直結する。サービスが良いのだから高くて当たり前となる。日本では、まずお客第一、次に価格となる。お客があってこその価格という考えは、まだ中国には根ついてない。もっとも、中国では価格以上にサービスが良いと裏になにかありそうで薄気味悪くなるがね。まぁ~、サービスも文化・習慣なので国により色々と違っても良いと思う。

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 迎えの車が来たので北戴河駅に出発する。駅まで30分ほどだが、チャーター料金が40元。タクシーより少し高いが、日本的感覚では充分安い。駅前の広場はバカッ広い。後楽園がスッポリ入りそう。写真を撮っていると若者が声を掛けてきた。ニコニコしながら早口でペラペラ喋るので聞き取れない。面倒なので「听不懂!我不是中国人」と言うと怪訝そうな表情をして去って行った。一ヶ月も滞在していると外観は中国人と変わらないようだ。満足・満足。

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 夜、北京に着いた。一週間前と同じホテルだが、窓から北京駅の正面が見える。相変わらずの雑踏だが、懐かしくもあり、好ましい気もする。駅の近くのレストランで羊肉のシャブシャブを食べた。久し振りに安くて美味しいものをお腹一杯食べて大満足。



8月20日(月) 曇り

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 朝の北京駅だ。スモッグが掛かっているが活気に溢れている。このホテルの朝食は美味しい。その上、交通の便は最高で部屋も清潔。北京でのお気に入りのホテルになったね。地下鉄を乗り継ぎ北京首都国際空港へ・・・。

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 33日間・・・長いようで短い一ヶ月だった。折りしも尖閣諸島がクローズアップされている。対日デモの前に帰国出来て良かったが、今後の日中関係は心配だ。共産党の独裁政治が続く限り良好な日中関係の構築は難しそうだ。共産党幹部への巨額な賄賂と汚職、意識改革を始めた労働者の人件費の高騰による経済の衰退、軍事力の巨大化と軍幹部の共産党への潜在的な不満・・・。いつ、革命やクーデターが起こっても不思議でない国だ。

 11月8日から五年ぶりの党大会が開かれ指導部が交代する。これからも露骨な権力闘争が続くのだろうか?いづれ美味しい権力構造に対する人民の感情が爆発する。行き着く先には何が待っているのだろうか?中国は、もう限界間近と感じる。この何とかバランスが取れている状態が長く続くとは思えない。指導者たちにも制御できない状態はすぐ傍まで来ているようにも思える。

 日本でも維新の会や石原新党が取り沙汰され、ドタバタしているが、平和だからこそ起こっている現象だろうネ。穏やかで、のどかな国・・・日本。この平和はいつまで続くのか?あたしが生きている間だけでも続いて欲しいものだ。
(自己中心ですいません<(._.)>)



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中国 北戴河 (2/2) 2012-8-15~18 [海外旅行2012年]


8月15日(水) 晴れ

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 今日は朝から気温が高い。何年振りだろうか・・・海に入るのは。それにしても海水が冷たい。動かないと身体が強張ってくる。少し沖へ泳いだが戻るのが大変。潮の流れが沖に向かっているのかと思ったが、歳のせいかも。久し振りに息が切れた。水が冷たいので体力が消耗する。

 午前中は殆ど、砂浜で日光浴と決め込んだ。気温は27度前後で涼しいが、日差しが強いので気持ちが良い。ピーチパラソルを借りた。一日100元だが半日なので半額にしてくれた。しょぼくれたピーチパラソルだが、しっかりと押金(保証金)を取られた。パラソルの下で寝そべっていると、日陰を求めて中国人が侵入してくる。まるで尖閣諸島の縮図だね。

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DSC_2607.jpg ホテルと海水浴場は徒歩1~2分だから、着替えの必要はない。ホテル館内の入口に水道があり砂を流せる。
部屋に戻り、カップラーメンを作り食べる。容器の大きさは日本の倍ほどあるが中身はさほど変わらない。化学調味料の味が強いのでスープは飲みたくない。口に合わないし不味い。

 日本の食べ慣れたカップラーメンが食べたい。中国人はカップラーメンが大好きのようだ。駅の待合室でも列車内でも食べている。駅構内にはお湯の供給設備があるし、列車内でも、設備がなければ、おばさん乗務員が大きなヤカンで供給してくれる。街の中でもカップラーメンを食べながら歩いている人を時々見かけた。所変われば品変わると云うことだろう。

 午後、再度海に入る。午前中より気温は少し高そうだが、海水温は相変わらず低い。水が冷たく長く入れないので、もっぱら甲羅干しに徹する。人出は午前中より多くなり、ロシア人も目に付く。

 日が傾き始めると寒くなり、早々に部屋に戻る。晚餐はホテルのレストランで食べる。口には合わないが、まぁーまぁーの味だ。外のレストランと比べても値段は大差ないし、少しは清潔な気もする。明日からの食事は全てホテルのレストランで食べることに決めた。

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8月16日(木) 晴れ

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DSC_2506.jpg 今日も良いお天気なので、ホテルから少し遠いが联峰山公园(lianfeng)に行くことにした。ホテルの前にレンタルサイクル店がある。もっとも、この手のお店は全て道路脇で商売しているだけで店舗を構えている訳ではない。子供用の自転車を2時間30元ほどで借りる。マウンテンバイクだと100元もする。押金を払うと店主が人民元のお札のナンバーをメモしていた。自転車を戻した時点で同じお札を返すようだ。偽札の問題かなとも思うが、やっぱり不思議な国だね。

 海岸通りは途中で進入禁止となる。公安が数人、バリケードの横で監視している。黒塗りの高級車が来るとバリケードをずらし通す。途中、白バイやパトカーに先導された黒塗りの乗用車も見かけた。

 この北戴河の海岸通りには政府高官の保養地や別荘が点在しているようだ。海岸も政府関係者や軍専用の浜辺があり、誰も泳いでいないのに監視している。中には鉄条網で隔離されている浜辺もあり海の中は赤旗で区切られている。公安がいるところでは写真が取りにくい。カメラを没収でもされたら困る・・・。一般人は赤旗の近辺には近づかないようだ。隣の一般人用の浜辺は人・人・人で埋まっているのにネェ~。

 公園は標高200メーターほどの高台にあるので大汗を掻く。入園は有料だが沢山の人がいた。中国の観光地は何処に行っても人が多い。もう慣れたがね。公園の一番高いところに登ると、少し錆が目立つ旧そうなマイクロ鉄塔があった。最上段からの展望は360度だが、霞んでいて遠くは見えない。勿論、海も見えないが、空だけは綺麗な青だった。

 公園の入り口に借りた自転車を停めて置いたが、鍵が無いので少し心配だった。無事にあったので良かった。日本では、一時間も鍵無しで停めて置くと無くなる可能性が大だ。昔のあたしの経験からだがね。中国は、このような面では安心できる国なのかもしれない。帰りは坂道をどんどん下るのだから楽チンだ。午後は写真撮影や 昼寝、散歩で時間を費やしリゾートを楽しむ。

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8月17日(金) 晴れ時々曇り

 今日も、少し雲はあるが良いお天気だ。気温が高ければ海に入ろうと考えていたが、水が冷たいのでとてもそんな気にはならない。ホテル近辺は静かなので散歩したり、カメラ撮影で充分楽しめた。

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8月18日(土) 曇り時々雨

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 毎日ブラブラしていたので運動不足になりそう。今日は少し遠出することにする。自転車を借りて街の中心部に向かう。広い大通りの歩道を自転車で走っていた時、目の前で小さな動物が動いていた。相当弱っているが、車道に出ようとしていたので捕まえて歩道の脇の草むらに返した。いたちのように大きくは無いのでテンかもしれない。車がどんどん走っている街の中で何故?・・・。
毛艶が良いのでペットとして飼われていたのかも。傷はないけれどヨロヨロとしていて弱っている。草むらの奥に戻っていったので一安心。可愛かったが触ると噛み付こうとしていた。変な経験をしたものだ。これも中国・・・。

 二時間ほど走ったがこれといって珍しいものもなかった。道路標識を頼りに海岸に向かって走ると記憶のある場所に出た。雨が降ってきたので急いでホテルに戻ったがチカレタァ~~

 午後はのんびりと休養。明日の夜は北京に戻り、翌日に帰国となる。日が経つのは早いものだ。中国に来て、もう一ヶ月が過ぎてしまった。

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中国 北戴河 (1/2) 2012-8-13~14 [海外旅行2012年]


8月13日(月) 晴れ

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 朝、起きると夏らしい綺麗な青空が広がっていた。今日は朝からホテルの移動だ。朝食をホテルのレストランで食べる。今日から宿泊するホテルは北戴河(beidaihe)の交通規制区域内にあるのでタクシーは入れない。勿論、歩いても行ける距離だが20分は掛かりそうだ。荷物をゴロゴロと汚い歩道を引っ張って歩くのも疲れる。仕方がないのでタクシーより少し割高になるが旅行社に車を依頼した。新しいホテルに到着し、チェックインと連泊の手続きを済ます。部屋の窓からは綺麗な海が見え大満足。

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DSC_2432.jpg ホテルに6日分の押金(yajin)を払ったので人民元が殆ど無くなってしまった。保証金なのでチェックアウト時に返金してくれるが、まとめてお金が出るので手持ちが無くなり困ってしまう。周辺の地図を見ると中国銀行の北戴河支店が近くにある。歩いて15分と、簡単に考え一人で出掛けた。

 汗が出るほどの暑さではないが、日差しが強烈で空気も乾燥している。脱水症の恐れがもあるので水を飲みながら歩く。ミネラルウォーターは何処でも売っていて、一本2~3元で安い。

 地図上のそれらしき地点まで来たが、建物に中国銀行の看板がない。建物の前に公安の白バイが停まっていた。傍におまわりさんがいたので、中国銀行はここで良いのかと聞こうとしたが、何とおまわりさんの方から声を掛けてきた。勿論、中国語だが・・・。

 不審者と思われたのかもしれない。サングラスを掛けた変なヒゲおやじがウロウロしているのだから当然だよなぁ~。何処に行くのか?と聞かれたので、中国銀行で円を人民元に換金したいと言うと、ここは確かに中国銀行だが民間人は入れないと言う。どうも政府関係者が利用する中国銀行のようだ。何処か換金できる銀行が近くにないのかと尋ねると、中国語と英語を混ぜながら丁寧に教えてくれた。この辺りで警備しているのだからエリート警官なのだろう。あたしのたどたどしい中国語を聞いて可哀相に思ったのかもしれない。顔に似合わず親切なおまわりさんだった。

 教えられたとおり10分程歩き中国工商銀行に行ったが、この辺りでは円の換金は中国銀行だけしか扱ってないと言う。でも親切に中国銀行の支店を教えてくれた。途中、警備のおまわりさんに道を尋ねたりして、小さな建物の中国銀行の??支店に着いた。20分ほど歩いただろうか疲れた。

 ようやく換金できると思ったのも束の間、ここでは日本円の換金はできないので別の支店に行けと言う。しかも、遠いので歩いて行けないからタクシーで行けと言う。住所と銀行名をコピーした紙をくれた。
仕方がないのでタクシーを拾って、運転手にコピーしてもらった紙を見せると、約15分で中国銀行北戴河支行と立派な看板が掲げてある建物に連れて行ってくれた。古い立派な建物で、まさに銀行と言える。受付で換金したいと言うと、女性行員が付きっ切りで書類の手続きを手伝ってくれた。無事に換金を済ませホーットする。

 大通りでタクシーを拾うが、ホテルカードを忘れた上、ホテル名もウロ覚え。運転手に方向は北戴河の海水浴場のある賑やかな場所と話す。でも運転手は地元の人に聞いてくれたりして、あたしのウロ覚えのホテル名を頼りにホテルの近くまで行ってくれた。交通規制のためこれ以上は入れないと親切に説明してくれた。結局、換金するのに三時間近く掛かってしまった。

 おまわりさん、銀行員、タクシーの運転手・・・あたしが日本人と知っていながら・・・彼等の親切さには正直嬉しかった。個人個人となると中国人は外国人に対し非常に好意的だと感じる。好好!ヽ(●^ o^●)ノ

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 夕方、老虎石(laohushi)の海岸景色を見に行く。ホテルから海岸沿いを20分程歩いた所にある風光明媚な景勝地だ。周辺には樹木も多く気持ちの良い場所だ。レストランの屋上で晚餐を食べる。食べ物の味は、まぁ~まぁ~だが夕暮れの海景色は素晴らしい。帰路、ぶどう、もも、メロン等の果物を買い、ホテルの隣のコンビニでも半パン、水、お菓子など色々と買い込む。今日は本当に歩き疲れた。

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8月14日(火) 曇り時々雨

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 朝から、どんよりと曇っている。ホテルのレストランで朝食。バイキングで一人20元。日本円で約250円だから高いと思えば高いし、安いと思えば安い。微妙な価格だネ。今日から5日間の休暇となる。全く何の用もないし、PCも使えない。海を見ながらホゲェ~として過ごすつもりだ。

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 浜辺を眺めていると楽しいものだ。今日は涼しいというより寒いので海に入っているのは子供だけだ。花嫁衣裳を着た撮影があちらこちらで行われている。業者が衣装を貸して撮影している。殆どが若いカップルだが、中には少々老けたカップルも見受けられて面白い。今の中国の流行かもしれない。この北戴河はロシア人の保養地でもあるので、カラフルな水着を着たロシア人女性達が砂浜を闊歩している。

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 レンタル自転車を1時間借りて海岸を走るが雨が降ってきたので早々にホテルに戻る。昼食は、昨日買ったお菓子と果物で済ます。午後は雨が降っているので窓から海を眺めブラブラと過ごす。今までの疲れがドオーッと出てきた感じだ。

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 夕方になり雨も止んだので食事に出掛ける。老虎石(laohushi)から海岸を離れて坂を登って行くと賑やかなレストラン街に出た。とある小奇麗なレストランに入り麺その他を食べるが不好吃!この北戴河は確かに気候も良く景色も良いが、食べ物は不味い。観光客相手の夏だけの商売にしても、もう少し考えて欲しいものだ。

 避暑に来ている北京の政府要人たちは有刺鉄線や高圧電流が流れているバリケードに囲まれた広大な敷地内で滞在している。各保養所の入り口は公安や武装警官で厳重に固められている。きっと保養所内では専属料理人が贅沢な美味しい料理を要人達に供していることと想像する。これはあたしの八つ当たりかも・・・。

 食後、散歩がてらに大回りして帰る。途中、ロシア風建築の別荘やホテルが建ち並ぶところを通る。歩いている人もロシア人が多く、小さなロシア人街となっているようだ。レストランもロシア料理専門のようだが値段も高そうだ。裕福なロシア人やロシアの政府要人が滞在しているのかもしれない。


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中国 北京~北戴河 2012-8-12 [海外旅行2012年]


8月12日(日) 曇り

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 雨も止み、青空が少し出てきた。前日の雨が大気を掃除してくれたので、今朝はスモッグ無し。このホテルの朝食会場は上部が吹き抜けになっていて実に気持ちが良い。中華、洋食と色々料理の種類も多く美味しい。その上、コーヒーも旨いので文句なし。今日は、これから北戴河(beidaihe)に向かう。ここ北京と違い地方の田舎なので、美味しい料理も旨いコーヒーも期待できそうにない。

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 北京駅発 9:25 北戴河着 11:28 の動車(新幹線)に乗る。座席は一等車なので快適だ。最近、何故か鉄道車両の写真を撮るのが好きになった。鉄道マニアでは無いけれど、マニアやオタクの気持ちも少しは理解できそうな気がする。

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DSC_2381.jpg 北戴河(beidaihe)駅に到着。北京から東へ約300Kmの避暑地だ。駅からタクシーで昨日予約しておいたホテルに向かう。街の入り口に検問所がありパスポートの提示を求められた。少し待たされたがコピーを撮られたようだ。この北戴河は中国共産党高級幹部達の保養地となっているため警戒は厳重。

 その上、この季節は俗に言う北戴河会議がたびたび開かれるので特に厳重となっているようだ。毛沢東の時代、この北戴河は党幹部の保養地として一般の立ち入りが制限されていた。毎年、夏になると中国共産党幹部は必ず避暑と休養に訪れ、非公式の会議をたびたび開いていた。日本で言う根回しという手法だ。ここで根回しされた議案や政策は秋以後の本会議でも正式に決定したので、非公式ではあるが北戴河会議と呼ばれ重要な意味を持っていた。胡锦涛国家主席になり一時廃止されたが長老などの反対で復活した。今年は五年に一回の第18回共産党大会があるので活発に根回し会議が開催されているようだ。

 昨日予約しておいたホテルに到着。一応準四つ星と言うことだが実質はせいぜい三つ星というところだろう。それに海岸から1Km 以上は離れている。部屋は広いが窓からは隣の建物の窓が迫ってくる。これで四ツ星相当な宿泊費だからたまったものではない。

 北戴河は近年、都会からの観光客誘致に力をいれていて、共産党幹部の保養地から庶民のリゾート地へと変身しつつある。しかし反面、シーズンになるとホテルの宿泊費が2倍、3倍と高騰し問題になっているようだ。
夏のシーズンだけ営業しているホテルが殆どで、約2ヶ月で1年分を稼ごうとする。ボッタクリもいいとこだ。ホテルだけでなく、レストランなども同じような傾向だから注意が必要。一応、チェックインし海岸の方向に出掛ける。

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 景色は良いし、海は綺麗だし、何より涼しい。この北戴河は海洋性気候の特性か、夏の平均気温が24度前後で湿気も無く実に快適なのだ。道端で果物も売っているが、リゾート地価格のようで高い。まぁ~、日本でもリゾート地では何でも高いから同じだけれど。

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 昼食を小さな汚いお店で食べたけれど肉まんのようなものが安くて美味しかった。道端で葉っぱで帽子を作り売っていた。原料の調達、製造、販売と全て一人で出来る。中国では何でも商売に繋がるという典型だね。

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 波が穏やかで、砂浜も綺麗だ。ゴミも少なく気持ちが良い海岸だね。

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DSC_2417.jpg 海沿いに、先日、ネットで調べておいたホテルがあった。準三つ星程度のホテルだが外観は良いし、海の真ん前で景色も良く海水浴場もごく近い。賑やかな場所からは離れているものの、却って静かで気に入った。隣にはコンビニもあり、ホテル経営のレストランが敷地内に隣接している。おまけにポリスボックスがホテルの入り口にあり、おまわりさんが数人詰めている。治安は抜群だ。部屋を見せて貰ったが全室海に面し景色も満足できる。部屋の内装も簡潔で良い。ただ、ネット回線が入ってないのが問題。最後の一週間ぐらいはネットなしの方がのんびりできそうだが・・・。

 今夜泊まるホテルより安いし、何より窓からの景色が良い。ネットはできないが、たまにはエエ。テレビがあるし、携帯は繋がるのでメールも問題ない。明晩からの宿泊を予約して元のホテルに戻る。ホテル内のレストランで食事をするが口に合わないし値段も高い。

 夕食後、ホテルの周辺を散策する。近くにテーマーパークのような遊園地があり賑やかだ。ロシア人が観光バスで観光に訪れている。中に入り夜景を観光すると一時間以上は掛かるようだし、半袖なので寒い。日中は快適な気温だが夜は少し寒いくらいだ。早々にホテルに戻る。明日からPCが使えないので、一週間後の北京のホテルをネットで予約する。


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中国 北京 2012-8-11 [海外旅行2012年]


8月11日(土) 雨

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 久し振りに朝から雨模様。特に用も無いので八時過ぎに起床。窓から北京駅を見下ろすが、相変わらずの雑踏だ。

 さて、明日から何処に行くかが問題だ。今日は北京泊まりだが明日は何処かに経ちたいものだ。候補地としては瀋陽、長春、ハルピンなどの東北地方か青島(qingdao)、秦皇島(qinhuangdao)などの避暑地が挙げられる。予定ではあと一週間で帰国なので、あまり遠方には行けない。東北地方はあたしの生誕地でもあり行きたいが、北京から少し遠い。飛行機なら問題ないが、この時期はチケットが高い。列車のチケットも簡単には手に入らない。結局、北京から動車(新幹線)で2~3時間の距離となると秦皇島近辺となる。考えた末、涼しいし治安も良く海水浴も可能な北戴河(beidaihe)ということになった。

 北戴河は北京の東方向、約300Kmで秦皇島行きの動車(新幹線)に乗ると一駅手前になる。中国の政府要人が利用する避暑地となっている。7月19日に北京入り後、あちらこちらと移動し、正直なところ、もう疲れた。一週間、海を眺めてボーット過ごすのも悪くは無い。

 遅い朝食をホテルのレストランで済ませて北京駅に出掛ける。切符売り場窓口で乗車希望日を話すが、行きの切符はあるが、帰りの切符が無いとのこと。
動車(新幹線)の本数は沢山あるはずなのだが季節的な要因なのか、やはり列車の切符の入手は困難だ。

 仕方が無いので一度ホテルに戻った。ホテル内に旅行社があるので、期待はしないがとりあえず行ってみた。希望日を話したところ往復とも切符を取ってくれた。30~40元ほどの手数料は掛かったが簡単に入手できたので驚いた。
あの、北京駅の混雑した切符売り場は何だったのだろう? ホテルの快適な空調の中で若い女性と話すだけで切符が手に入る。400~500円の手数料は日本人旅行者にとっては負担になるほどの金額ではないが、ここ北京では結構立派な食事ができる。
それにしても中国は魔訶不可思議な国だね。ついでに北戴河での明晩のホテルも予約した。

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 列車の往復切符も買えたので、午後から前門(qianmen)の散策に出掛けた。歩くには少し遠いので地下鉄に乗る。小雨が降っているが、土曜日のせいか観光客が多い。雨傘を帽子のように被っている人もいて楽しい光景だ。

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 ↑ 紫禁城の防御門だった箭楼。昔のデザインを復元した路面電車も走っていてテーマーパーク化されている。

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 小さな女の子が二人、たわい無く遊んでいた。微笑ましい光景で思わず笑みがこぼれるが、二人の会話の様子から窺うと孤児のようだ。勿論、親方か仮の親がいるのだろうけれど・・・。
中国の闇の部分を覗いて、暫く後味が悪かった。我々旅行者はこれも中国と割り切るしか術が無い。

http://www.epochtimes.jp/jp/2011/12/html/d29042.html

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 歩行者天国になっている前門大街に入るとレトロな面影を残している店舗が多く楽しい。有名店や老舗の店舗が通りの両側に建ち並んでいる。ユニクロもあった。創業が清代と云う薬屋さんの北京同仁堂に入り漢方薬を少し買った。全聚德烤鸭店(quanjudekaoya)で北京ダックを食べようとしたが、行列が出来ているので諦めた。

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 天安門広場に向かうと正陽門と言われている城門がある。通称は前門(qianmen)と呼ばれている。明清時代、皇帝が紫禁城(故宮)に出入りする際の専用の御門だ。

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 地下道を潜ると天安門広場に出た。久し振りなので懐かしい。お馴染みの毛沢東の写真にも御対面。いつも、この光景を見ると、今まさに中国にいると実感する。もっとも日本のテレビでも見慣れた光景だが・・・。

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DSC_2323.jpg 天安門広場の前からバスに乗り北京駅に戻る。北京の中心部は地下鉄とバスが便利だ。本数が多いのでありがたい。タクシーは高いし、拾うのも大変だ。駅の近くのスーパ-で買い物をする。食べ物はクッキー類が無難だ。味に癖が無く食べ易い。ホテルは北京駅の真ん前だから超ラクラク。


 ピンボケ写真だが、夜の雨の北京駅。中国の都会は何処でもネオンがキラキラしていて綺麗だ。雨も降っているので晩御飯はホテルのレストランで食べた。味は良かったがすごく高い。高級レストランだから仕方が無い。日本的にはファミリーレストラン程度の価格だが中国の物価レベルに慣れるとすごく高い感じがするものだ。
今日は歩き疲れたので早目に就寝。(-_-)zzz



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中国 長江三峡クルーズ (3/3) 2012-8-10 [海外旅行2012年]


8月10日(金) 晴れ

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 船は夜間、三峡の中でも一番長くて、川幅が広く流れが緩やかな西陵峡を通過した。朝起きると三峡ダム手前の港に停泊していた。朝食は6時半。昨夜、眠れなかったので辛い。今日の予定は三峡ダム見学。ダム見学後、バスで宜昌(yichang)の街へ。夕方の飛行機で北京まで飛ぶ。

 本来はダム見学後、再度乗船してダムの水門を五箇所通過し、宜昌の港で下船して解散となるが、水量が多いのでホニャラ・フニャラ・・・。
この船旅で一番楽しみにしていた高低差80メーターのダム水門通過がフイになった。クルーズ申し込み時、説明があったことだが真に残念。いつものように、これが中国と思えば気にならない。しかし、コンテナ船や貨物船はどんどん通過して行くのにねぇ~。

 ダムは物々しい警戒だ。国の威信を掛けたプロジェクトだから当然だ。1993年着工、2009年完成の大事業。目的は長江の治水、水力発電、航路の整備などだが、日本的な感覚では桁外れな国家的プロジェクトだ。移動した都市、街、村は数百にもなる。ダム周りをあちらこちらと見学するが、写真が上手く撮れない。大量の水蒸気のため、いつもモヤってるようだ。長江航行中も景色がいつも霞んでいた。もっとも、写真の撮り手の問題のほうが大きいかもしれないが・・・。

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DSC_2224.jpg 2時間ほどのダム見学後、船に戻り、このクルーズ最後の昼食を取る。本船の最後の午餐と思うせいか格別旨かった。食後、荷物を持ち下船。バスで宜昌(yichang)に向かう。 高速道路を走っていたようだが、眠っているうちに宜昌の街に入った。午後2時頃長江の客船発着所に到着。この地点で当クルーズが解散となった。

 長江も見飽きたので早々にタクシーで宜昌三峡空港に向かう。宜昌は中華人民共和国湖北省に属し、人口400万人以上の中堅都市で、三峡ダムの完成により現在も経済的に急速に発展している。

 夕方の便だが空港に来るのが早すぎた。地方空港なのでこれと言った施設は何も無い。ただ壁際に椅子が少し並んでいるだけ。中国の地方空港は日本の地方空港とは違う。でもレストランやお土産店ぐらいはあっても良いと思うがね。何だかんだと時間を潰し定刻通り、17:55発の中国海南航空で北京へ。

 夜8時頃北京に到着したが、なんだか振り出しに戻った感じがした。ネットで予約しておいたホテルは北京駅の真ん前なので地下鉄で行くことにした。東直門駅で乗り換え、約40分ほどでホテルに到着。チェックイン後、近くの快餐厅(ファーストフード店)で軽く食事をし、スーパーで買い物をする。いつもの如く、北京駅周辺は人・人・人で大混雑。おまけに空気は悪いし、汚い。もう慣れたがね・・・。

 昨夜、寝不足だったので疲れた。今日は乗り物だけでも船、バス、タクシー、飛行機、地下鉄だもんネー。



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中国 長江三峡クルーズ (2/3) 2012-8-9 [海外旅行2012年]


8月 9日(木) 晴れ

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 朝、目が覚めると奉节(fengjie)の桟橋に停泊していた。長江の朝は霧が漂っているのでお天気が良く判らない。明るいので今日も良いお天気だろう。午前中はオプションで白帝城の観光があるがパス。朝食を食べてデッキでのんびりとする。若い女性が太極拳をしていた。あたしのような素人目にも相当な熟練者に見えたが・・・。

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 この奉节の街は三峡の入り口にあり三峡ダム完成により大型船も停泊できるようになった。前日、停泊した豊都もダム完成により大きな恩恵を受けている。ダム完成後は上流の水位が数十メーター上がったため、水没した街、移動した街、新しく出来た街など悲喜こもごものようだ。

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 11時前に出航。↑ の島も、ダム完成前は山だったのかもしれない。

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 出航して30分ほどで三峡最西部の峡谷瞿塘峡(qutangxia)を通過。全長8Km程だが両岸がそそり立っていて素晴らしい景観だ。この辺りの景観は中国十元紙幣の裏に印刷されている。

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  川幅が広がってきたので昼食を食べに行く。↑ 船のエントランスだ。さすが、豪華客船?

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 食後、デッキに出て三峡見物。ちょうど巫峡(wuxia)に差し掛かったところだ。
両岸で十二峰の山々に囲まれた全長44Kmの峡谷だ。素晴らしい景観にただただ見とれているだけ。

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 三峡の途中にある巴东(badong)に到着。小型の遊覧船に乗り換えて長江の支流を遡る。

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 だんだん峡谷が狭くなってきた。
小さな船着場で手漕ぎボートに乗り換えて、秘境と云われている神农峡(shennongxia)に向かう。
水の色も茶褐色から緑色に変ってきた。景色は圧巻・絶景・コメントなし。

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 途中、狭くて流れの速い場所で漕ぎ手が二人岸に降り、斜面の中腹からロープでボートをコントロールする。若くて可愛い女性ガイドさんが一生懸命に説明してくれるが、いつもの如くあたしには殆ど意味不明。帰りにはガイドさんがこの辺の少数民族の舟歌を歌って盛り上げてくれる。

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 手漕ぎボートから小型の遊覧船に乗り換え帰途に就く。本船に七時前に帰船。今日の晚餐はいつものブッフエスタイルではない。時間が決まっていて、全員テーブルに着いてから料理がどんどん運ばれてくる。シャンパンも自由に飲める。一卓10人だから会話も弾む。楽しい一日だったが食後のコーヒを飲みすぎ眠れなかった。ヽ(´o`;)ノ

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中国 長江三峡クルーズ (1/3) 2012-8-8 [海外旅行2012年]


8月 8日(水) 晴れ

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 朝、目が覚めると船は丰都(fengdou)鬼城の桟橋に停泊していた。海のような波がないので、走っていても静かなものだ。ぐっすり眠っていたので何時停まったのか気が付かなかった。全く揺れもなく、少し物足りない気もする。とりあえずラウンジでモーニングコーヒーを飲む。久し振りのコーヒーなので大変美味しかった。勿論、船内ではお酒以外の食べ物や飲み物は全て無料なので嬉しい。

 朝食は船のレストランでバイキング風。乗船している間の食事は全てこのレストランで頂くことになる。席も決められていて最初から最後まで同じ位置となる。窓際の最前方の位置のため窓からの眺めも良かった。テーブルごとに毎回同じウエイトレスが付く。コーヒも頼めばすぐに持ってきてくれる。ちょっと、セレブな感じを味わえ感激。

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 8時半ごろ下船して丰都鬼城の観光だ。小高い山の上にあるお寺で、古くから多くの道士が修行を行ったと言う事だが、あたしには単に鬼が島公園の見物というところだ。

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 これ、閻魔大王か・・・

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DSC_1558.jpg 広い敷地内に建造物が点在している。ガイドさんに付いて歩くが坂道もあり結構疲れる。一生懸命に説明してしてくれるが、あたしには殆ど聞き取れない。鬼の石像や木像があちらこちらにある。地獄の様子を再現している展示館もあった。真に、おどろおどろしい場所なのだ。気温は高そうだが川の傍の高台だから風が心地良い。

 この鬼城は重慶から170Kmの豊都にあり平都山に建立されている。歴史的には漢や宋の時代まで遡る事になる。あたしにとっては苦手な分野なので、どうでも良いことだね。三時間弱の散策だが面白かった。

 船に戻れば、おしぼりと冷たいお茶が用意されていた。中国式のサービスとは少し違い嬉しい。乗客に西洋人が多いためか、船内のガイドやアナウンスも中国語と英語が使われている。昼食を船内のレストランで食べるが、結構歩いたためもあり大変美味しかった。

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 昼食中に船は出港した。明日の朝まで航行するようだ。長江は別名で揚子江だが中国では长江(changjiang)、日本では揚子江のほうが解り易い。チベット高原に源流を発し東シナ海の河口まで6300Kmの大河だ。日本の川と違って水の色は茶褐色で、綺麗とは言えないがゴミは流れてない。途中に三峡と呼ばれている三つの渓谷が連なっている場所がある。両側から絶壁が迫り圧巻・絶景となる。明日の午前中に通過予定で楽しみだね。

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 部屋のバルコニーで過ぎ行く景観を楽しむが、半パン姿で椅子に座りまどろむのは最高の贅沢だ。ひと時、至福の時間を過ごした。川幅も広く、ゆったりとした流れ、雄大な景観、まさに中国の大河だ。お天気も最高のクルーズ日和。風もなく穏やかだ。今回の旅行でも最高の一日だったかもしれない。すれ違う客船、貨物船、小船、対岸の街や村、いつまで見ていても飽きない。これが船旅の醍醐味と実感したものだ。

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 6時過ぎに夕食を食べる。船長の歓迎挨拶や明日の三峡観光の説明などが中国語と英語であった。日本人は我々以外には乗船してないようだ。料理はバイキングで中華、洋食があり美味しいしコーヒーも旨い。騒がしさも無くマナーも良い。意外なのはお酒を飲んでる人が少ない。静かな雰囲気なのが好ましい。

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 晚餐後、デッキに出る。静寂な空間に夕陽が沈んでいく。圧巻・絶景・コメントなし。水面を切って進む音だけが聞こえてくる。雄大な景観に心も癒される。

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DSC_1713.jpg 八時からショーが始まるので見に行った。船のスタッフが出演しているようだ。外が真っ暗になったので再度デッキに出る。素晴らしい星空が広がっていて、久し振りに天の川を見た。船がちょうど山間部を航行しているので両岸とも真っ暗。月明かりも無く星を見るには最高の状況だ。


 涼しい川風。リクライニングのイスで仰向けになり暫し星空見物。日本での息苦しさや煩わしい営みなどが星空の彼方に消え去った錯覚に陥る。これ以上の贅沢も無い。どれぐらい離れたかは解らないが一瞬、人の世を離れた感覚を感じた。山の中で星を見ているときのあの恍惚状態と同じだった。
寒くなってきたので船室に戻り就寝。(-_-)zzzZZZ


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中国 重庆(重慶) 2012-8- 6 ~ 7 [海外旅行2012年]


8月 6日(月) 晴れ

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 今日も良いお天気だ。ホテルのレストランで朝食を取る。一人12元で簡単なバイキングが食べられる。安くて、美味しい。これでコーヒーがあれば言うことないのだが・・・。中国では四つ星以上のホテルでないとコーヒーは見かけない。コーヒー好きのあたしには少し辛い。今日は予定が無いので重慶市内を観光することにした。

 重庆(重慶)は中国4番目の直轄市で、人口も3千万人以上の大都会だ。
勿論、日本の成田からの直行便も毎日ある。
日本の技術援助で造られたモノレール(軽軌)や地下鉄の路線も数本あり、現在も建設中。

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 ホテルから歩いて数分、モノレール牛角沱(niujiaotuo)駅からモノレールに乗車。途中、地下鉄に乗り代えて終点の小什字駅で下車。30分も掛からない。

 大都会は公共の交通機関が発達していて大変便利だ。駅から少し歩くと長江の川沿いに出る。それにしても坂道の多い街だ。歩道にも階段がある。川沿いの丘陵地帯を開発したのかもしれない。高層ビルが林立していて人口密度も高そうだ。道路の幅も広い。片側、数車線。信号は意外に少なく歩行者専用の横断地下道が多いのでありがたい。

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DSC_1325.jpg 長江の川沿いは公園になっていて川風が気持ち良い。この重慶は中国の三大釜土と云われ南京、武漢と並び、とても暑い。40度を超える日も多々ある。車が多いので空気も悪く蒸し暑いが、川の近くは爽快だ。長江沿いに少し歩くと朝天門広場に着いた。長江と嘉陵江の合流点になる。


 画像は長江三峡クルーズの出発点で大型船も接岸できる。明日の夜はここから三泊四日の長江三峡クルーズに出発することになっている。

 朝天門は昔から客船や貨物船の港として栄えてきた交通の要所だ。ここから上海への六泊七日の豪華客船のツアーもあるが、我々は宜昌(yichang)までのクルーズだ。

 長江は中国でも一番暑い武漢、南京の都市を通り上海で東シナ海に注ぐ。途中の三峡ダムの完成(2009年)により水位が上がり川幅も広がった。お陰で五つ星クルーズ船のような何千トンもの大型船の運行も可能になった。

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 昨日までの麗江と気温が違いすぎる。15度は違うかも。暑くて頭がボーっとしてきた。市内循環バスがホテルの近くを通るので乗車する。バスの中は涼しいし空いている。時間もまだ早いので市内観光を兼ねて終点まで乗ることにした。

 百貨店や高級ホテルが立ち並ぶ繁華街、片側数車線以上もある大通り、坂を登ったり下ったりで楽しめた。乗り降りする乗客の様子も楽しませてくれる。市内循環バスだが、終点で降ろされた。再度2元払って乗車しホテルの近くで降車。安い市内観光だったが結構面白かった。

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 近くのスーパーに寄り果物やパンを買う。果物は豊富でドリアンは切り売りしている。パンも美味しい。店内は綺麗で清潔だった。重慶は最近急速に発展した大都会のためか、街は比較的綺麗だし、地下道なども落書きは多いがゴミは少ない。スーパーを出て歩いていると、唐辛子専門店があった。大鍋で唐辛子を炒めている。

 重慶の名物は火鍋。中国全土にもチェーン店を展開している。シャブシャブなのだが、鍋の真ん中に真っ赤な唐辛子のスープが煮立っている。日本ではポン酢やゴマダレとなるが、こちらでは熱々の真っ赤な唐辛子スープが漬けダレとなる。あたしにはとても無理。

 重慶はこれだけ暑いのに色の白い人が多い。男女ともにだ。一説によると唐辛子のせいとも言われているが真意は解らない。でも確かに顔が白い。そういえば、韓国の人も色が白い。ただ、この重慶に来るまで、北海、昆明、麗江、香格里拉のような紫外線の強い地方を旅してきて、黒く日焼けした現地の人々の顔を見慣れていたせいかもしれない。

 夕食はファーストフードで済ます。大都会だけにメニューも写真が付いているので解りやすい。麺類と何かを食べ、マンゴジュースを飲んだが美味しかった。中国のファーストフード店もなかなかのものだ。安いし、美味しいし、店内も綺麗だ。暑いので早々にホテルに戻り洗濯してのんびり過ごす。

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8月 7日(火) 晴れ

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 今日は夕方から朝天門で乗船だ。船に乗るのは何年振りだろう。楽しみだね。勿論、朝はゆっくりだ。
ホテルに荷物を預けて足ツボマッサージに出掛けた。一時間半で幾らだったか忘れたが、日本では5~6倍になるだろう。中国のマッサージは安いので嬉しい。サービスに花茶のような飲み物とミニトマトが出たが美味しくはなかった。今日は、午後五時頃に乗船予定だが、今夜の夕食は付かない。スーパーで果物、パン、その他色々と買い込みホテルに戻る。

 荷物を引き取りタクシーで朝天門の乗船桟橋へ。乗船場所はビルの一階になっていて定期航路のチケット売り場も兼ねている。特に待合室というような部屋は無いが椅子が壁際に少し置かれている程度。クーラーもあまり効いてないので蒸し暑い。一番困ったのが案内の掲示が無い。乗船予定は午後6時なので早く着き過ぎたせいもあるが、何の標示も無い。係員に聞くと乗船場所は間違いないようだ。5時過ぎに再度係員に尋ねると、もう乗船できるという。電光の掲示も無いし案内のアナウンスも無い。まぁ~、これが中国だと思って納得。

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DSC_1390.jpg 中国船名は美维凯娜(meiweikaina)、英語船名は Victoria Anna となっている。カタログでは乗客308名で6200トンの船だ。一応、星級は五つ星になってはいるが、実際の評価は四つ星といったところ。乗船手続きをしたが、税金か保険かで一人130元を払う。ポーターが部屋まで荷物を運んでくれたが、しっかりとチップを取られた。西洋人も多く乗船しているようなのでこの船のルールだろうね。

 出航は午後10時だし、まだ明るいので船内の見物をしたが、特にこれといって書くことも無い。海洋豪華クルーズ船と違って川船なのでスケールが違う。と言っても日本国内のカーフェリー船しか乗ったことの無いあたしだから期待が膨らむのは仕方が無い。最上階のデッキは広いので気持ちが良い。船室は普通のホテルと全く同じ。ただ小さなベランダが付いているのが嬉しいネ。

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 夜、10時頃出航。重慶市内の夜景が素晴らしい。大都会の夜景を船から眺めるのも乙なものだ。揺れも殆どないので船に乗っている感じがしない。軽いエンジンの振動が心地よい眠りを誘ってくれた。 (-_-)°zzz・・・

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中国 雲南省  麗江 (2/2) 2012-8- 3 ~ 5 [海外旅行2012年]


8月 3日(金) 曇り

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 朝、8時に古城南門でガイドと待ち合わせ。
今日は玉龙雪山(Yulongxueshan)の観光だ。正確に云うと玉龙雪山風景名勝区の散策だ。

 ワゴン車に乗って一時間、玉龙雪山風景名勝区の入場ゲートに到着。途中、ガイドが4500mまで行くので酸素と防寒衣が必要と言う。ガイドブックでもロープウエイは4500mまで行っている。でも先日、違うガイドだが、騙された苦い経験があるので躊躇した。登山をする訳ではないので酸素は必要ないが念のため防寒衣だけレンタルした。結果的にはまた騙された。今回は4500mまで行くロープウエイは利用しないで、別のロープウエイで標高3500mほどの草原に行くだけのようだ。今回の旅行で一番楽しみにしていただけに正直がっかりした。

 中国の現地ガイドは汚い。平気で嘘をつく。ワゴン車に同乗していた中国人の別のグループも騙されたので、あながち日本人だからと云う訳ではなさそうだ。中国では騙されるほうが悪いという考え方もあるし、日本人と中国人の考え方の相違なのかもしれない。

 折りしもこのブログを書いている今、日中は尖閣諸島問題で大揺れ。考え方、イデオロギーの相違もあるが、日本も過去の過ちまで遡り日中関係を再考するべきかとも思うし中国も大国意識を捨てて同じ目線で話し合って欲しいものだ。中国も日本も経済的な背景が年々変わっている。比例して国力も大きく変化している。お互いに内政の問題も抱えている。あたしのバカな頭でも今後の日中関係が心配だ。中国生まれのあたしにとっては哀しい気もする。隣同士の国だし何とか仲良くしたいものだ。

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 ゲートから少し走ると深い渓谷もあり山深くなる。

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 ロープウエイとシャトルバスをに乗り継ぎ、雲杉坪(yunshanping)に向かう。下車して板敷きの桟道を通り抜けると綺麗な草原に到着。標高は約3300m。

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 玉龙雪山の東壁がガスの切れ目から見える。5596mの最高峰らしき頂も見えた。お天気がもう少し良ければと思うが、この時期これだけ見えれば満足とせねばならない。やはり高峰を自分の目で見ると興奮するネェ~。

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 ビジターセンターで昼食とするが沢山の観光客でごった返している。何とか軽食を食べたが味は忘れた。兎に角、汚いし、騒がしいし、大混雑だけが頭に残っている。草原を後にして電動カートで白水台に向かう。大小五つの湖が棚田のように繋がっていて、それぞれが興味深く楽しませてくれる。

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 玉龙雪山から麗江に戻る際、仲間の一人がワゴン車に乗り込む時、天井に思い切り頭をぶっけた。半分気絶状態なのでガイドに病院に向かうよう頼む。麗江市内の病院でCTを撮った結果、脳には異常なしという事でひとまず安堵。

 中国の病院に初めて入ったが、日本とは少し違うようだ。受付で中国式と西洋式を選べるようになっている。今回はCTを撮って欲しいので西洋式の外科になる。指定された診察室の扉の前は廊下になっていて椅子が数個並んでいるだけ。屋根はあるが、壁が無い。冬ならどうするのと考えてしまう。

 診察室の前に受付がない。中に入ってみて驚いた。一人の医師を囲んで数人が取り巻いている。診察されている患者は医師の前で向かい合って座っている。取り囲んでいる人達は患者の付添い人や診察を待っている人達だ。皆、興味深そうにじぃ~と医師と患者のやりとりを見ている。この部屋は単に問診の部屋のようだが、看護婦もいないし、診察順番も滅茶苦茶。何とか診察を受けるが会話が地元の方言なので我々にはサッパリ解らない。ガイドを通して、頭を打ったが首も痛いと話すが、結果的には通じなかったようだ。

 指定されたCT室に行くが待合室は勿論ない。廊下で椅子に座って待つが、屋根はあっても壁はない。この麗江は南に位置するので冬でも比較的暖かいがマイナスになる時もある。それでもCTがあるので立派な病院ということだ。

 患者への気遣いなど全く感じられない。名前を呼ばれてCTスキャンを受けるが、技師一人だけ。看護婦はいない。写真が出来上がれば撮影済みの棚に積まれる。時々、確認し自分の名前が書いてある写真を取り出し、元の診察室に戻るが、軽い症状ならまだしも、付添い人の同行なしでは大変だ。

 診察室で医師がCT画像を看て単なる打撲と言う。病院の薬局で漢方の塗り薬を貰い終了。結局、首が痛いという訴えは通じなかったようだ。こんな治療で良いものかと半信半疑だったが、これが中国の地方の病院の実態なのだ。中国では病気にならない、怪我もしないと肝に命ずる。治療費はツアー中の事故なのでガイドが払った。でも、CT施設がある病院で良かった。CTが無ければ再度、病院を探し廻る事になるところだった。

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 今回の現地ツアー参加はここで全て終了。乗り合いタクシーで麗江古城へ。乗り合いタクシーはワンボックスカーで7~8人乗り。料金は一人2元か3元か忘れたが、手を挙げれば停まってくれて、何処でも降りられる。観光地に行く乗り合いタクシーもありチャーターも可能だ。ただ、路線があるので注意することだ。合理的だね、さすが中国。

 ネットで予約しておいたホテルに到着。今まで泊まっていてホテルから徒歩三分。非常に感じの良いホテルだ。チェックイン中にもお茶が出るし、ドアーマンが元のホテルに同行して荷物も運んでくれた。四つ星のホテルで料金も少し高いがこれまでのホテルと雲泥の差。部屋も隅々まで掃除が行き届いていて、ウエルカムフルーツも置いてある。文句の付けようが無く大満足。晚餐はホテルのレストランで食べる。肉、野菜、色々食べたが文句なしに美味かった。明日は予定無しの休息日。幸せ・・・



8月 4日(土) 晴れ

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 朝起きると青空が広がっていた。空気が清清しくて気持ちが良い。昨夜、フロントで朝食は午後2時までOKと聞いていたので思い切り朝寝を決め込む。11時半頃、ホテルのレストランで朝食兼昼食を取るがバイキングで大変美味しかった。

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 食後、古城内の散策に出掛ける。今日の目的地は萬古楼だ。南門からタクシーに乗り獅子山公園の麓まで行く。そこから一番高い所を目指すだけ。

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 古城内の狭い石畳の道を登っていくが迷路のようで解り難い。時々、地元の人に道を尋ね登って行くと立派な看板のある所に出た。獅子山公園に着いたようだ。古城内で一番高い場所で、小高い丘になっている。公園の一番高い所に萬古楼が建っている。五階建ての楼閣で、当然、古城内では一番高い場所となる。お天気が良くて雲がなければ玉龙雪山が近くに見られる。空気が澄んでいる秋、冬が見ごろのようだ。五階から俯瞰すると古城の家並みが見事。これじゃ、道が解り難いのも当然と思える。この木造の楼閣自体にも色々謂われはあるのだろうが、興味も無いので戻ることにする。

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DSC_1234.jpg 後で気付いたのだが、わざわざタクシーで遠回りして来る必要は無かった。地図を良く見るとホテルまで東方向に20分も歩けば戻れそうだ。帰りは下り道だし賑やかな所が多く楽しい。道端ではプルーン、蓮の実、ヒマワリの種も売っている。のんびりとした光景で癒される。どんどん賑やかになってくると、四方街に出た。

 麗江古城の真ん中辺りにあり四角形をした石畳の広場だ。ここを中心として石畳の道が迷路のように東西南北に延びている。周辺には宿泊所、レストラン、お土産屋が集中していて観光客で賑わっている。広場ではナシ族の伝統衣装を着た人達が観光客のために踊っている。

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 鷹を手にしたおじさんに挨拶された。

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 ナシ族の普通の物売りのおばさん

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 今夜は麗江最後の夜なので少し贅沢に晚餐を食べることにする。先日行った台湾人が経営するレストランに入る。羊の串焼きはビールに良く合い、美味い。この麗江は松茸の産地のようだ。恐る恐る、松茸の炒め物を注文する。値段もそれなりに高い。確かに、姿、歯ごたえは松茸のようだが香りは日本のエリンゲに近い。もっとも、日本国産の松茸など、たまにお吸い物で味あう程度。本格的な松茸料理など、ここ何年も食べてないので味や香りも記憶が定かでないがね。
でも、松茸食べたどぉぉ~~。ヽ(●^ o^●)ノ

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DSC_1268.jpg ホテルの前の広場ではナシ族の衣装を着た若い女性が沢山踊っていた。観光客も混じり楽しい風景だ。萬古楼からホテルまでお土産屋さんを覗いたり、食事をしたりしてブラブラと歩いてきたが一度も迷わなかった。ようやく、この古城内の地理にも慣れてきたということだろう。


 麗江古城には延べ一週間ほど滞在したが、夏の避暑には最高の場所だ。涼しくて湿気が無い。城内は車の通行も制限されていて空気も良い。石畳の路や水路も掃除されていて綺麗だ。ナシ族風の木造建築も風情があり独特の雰囲気を醸し出している。これらが一体となって観光客を楽しませてくれている。



8月 5日(日) 晴れ

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 今日も良いお天気だ。朝食はホテルのレストランで食べる。バイキングだけれど何でも美味しい。ホテルの女性従業員は皆ナシ族の衣装を着ている。実に感じの良いホテルだ。二日目にもウェルカムフルーツが追加されていた。今回の旅行で一番気に入ったホテルだね。また、いつか是非訪れたい。今度は秋か冬がいい。古城を出れば周りは自然が一杯だ。このホテルに2週間ほど滞在し古城の散策や玉龙雪山を麓から眺めるのも良い。生きているうちにもう一度訪れたい場所の一つになった。ホテルの電動カートで南門まで送って貰い、タクシーで麗江三義空港へ。

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 中国西部航空の14:35発重慶行きに搭乗。

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 4時半ごろ重慶江北国際空港に到着。国際空港だけあって大きな空港だ。空港からリムジンバスで市内へ。1時間ほど乗って終点で降りる。予約しておいたビジネスホテル"如家"まで徒歩7~8分ほど。

 長江下りの観光を予約しておいた重慶の旅行社がホテルで待っていた。明後日からの乗船打ち合わせをしてお金を払う。下船地の宜昌から北京の航空券は麗江で購入済みなので気楽だ。

 このホテルは立地条件抜群、安い、綺麗で言うことない。部屋からの眺めも良いし、朝御飯も簡単なバイキングだが12元で食べられる。やはり機能から見るとビジネスホテルが一番便利。ネットも繋がるし、アイロンなども備えている。交通も便利なところに建っている。日本でも同じだね。

 晚餐は当然、重慶名物の激辛火鍋。辛くしないでと頼んだがやはり辛い。スイカジュースを飲みながら食べるのがここの流儀のようだ。大汗かきながら食べて飲む。外の気温が40度近くあるので辛いものを食べるようだ。地元の人が食べているのを見ると、真っ赤な唐辛子のタレに浸して食べている。韓国の比ではない。とても日本人には真似できない。洗濯して早目に就寝。(-_-)zzz



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