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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

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中国 北京、瀋陽、鞍山、他 (4/4 )  2013/08/26 ~ 09/07 [海外旅行2013年]


9月2日(月 )晴れ

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 朝、ホテルの窓から俯瞰すると、眼下に先日訪れた沈阳故宮が広がっていた。高層ビルも林立し、さすが東北一の大都会だ。

 今日は夜の列車で北京に戻る。北京行きの列車は沈阳駅発ではなく沈阳北駅発だ。 ホテルでの早餐そこそこ美味かったが、このような都会の四つ星ホテルでもコーヒーはインスタントだった。中国人向けのホテルなので没有办法。西洋人が多く泊まるホテルなら美味いコーヒーが飲めるのだが。チェックアウトして地下鉄2号線で沈阳北駅へ向かう。通勤時間帯が過ぎたせいか車内は空いていた。

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 ↑  沈阳北駅は先月改修が終わったばかりで、沈阳駅と並び、東北地方での最大の駅です。駅の周りも新しく開発され高層ビルが林立している。広々としていて気持ちの良い駅です。
 沈阳駅サイトです。 ↓
http://www.chiseioh.com/japan/modules/chineselife/?p=2709

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DSC_6056.jpg 沈阳北駅で荷物を預かって貰ったが1個500円ほどだった。中国の一般物価と比べると異常に高い。外人は別価格となるのかも。日本より安いという先入観をいつも持っているので、日本の価格と同じようだと驚いてしまう。



 夕方の列車出発までタップリと時間もあるので昭陵に行くことにした。
地下鉄2号線で北陵公園駅下車。広大な公園のエリアの中に昭陵があり世界遺産にも登録されている。お天気も良く、暑くも寒くもなく最高の散策日和だ。平日のせいか観光客も少ない。

 数年前に訪れた時、入り口から最奥のお墓のあるところまで相当遠かった記憶があるので有料電動カーに乗る。
この石碑のある場所で降ろされた。昭陵は公園の最奥にありのでここから歩く事になる。

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 樹木も多く人工だが大きな湖もあり実に気持ちの良い場所だ。何百年前に作られたものだろうか、面白い石像があちらこちらにあり楽しい。少し漫画っぽいけれど愛嬌のある石像だ。

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 昭陵は沈阳の北郊外にあるので北陵とも呼ばれている。清朝の時代の皇帝のお墓だ。詳しく言えば清の初代皇帝である太宗皇太極(ホンタイジ)とその妻の孝文端皇后のお墓です。大きな墳墓があり、周りを自然に囲まれている。中国の皇帝のお墓は広大だ。古い建物も多く、見応えがある。歴史の苦手なあたしでも、中国の壮大な歴史が感じられ感動した。帰りは歩いて戻ったので疲れたが、お墓参りのせいか清々しい気持ちになった。ここもお薦めの観光地です。

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 地下鉄で沈阳北駅に戻り駅ビル内の小吃街で午饭兼晚饭を食べる。麺類と羊の串焼きを食べた。どうも小吃はいつも同じものを食べている。北京行き17:46発の动车(新幹線)に乗車。今回は一等車のチケットが取れなかったので二等車だ。約3300円だから安い。東京~広島間ほどの距離になるので、いかに日本が高いかと驚く。一等車だと約4000円になるが、それにしても安い。中国では一等、二等の料金差が小さいので一等チケットが取り難い。

 出発してスグ、車窓から虹が見えた。中国で初めて見た虹なので少し感動した。北京に10時半過ぎに到着。北京駅前のいつものホテルにチエックイン。

 最近の中国の列車は時間通りに発車し到着する。これはスゴイことだ。日本では当たり前のことだが・・・。
別に中国をバカにしている訳ではない。中国を列車で旅行すると感ずることだが、兎に角乗降客が多い。特に大都市になると、時期にもよるがすざましい混雑だ。改札、待合室、駅のホーム等、人、人で溢れかえっている。車両の連結が長いのでホームも長い。慣れないせいもあるが、列車に乗って座席に座るとホーットする。日本と違い列車毎に改札時間が違う。改札が始まり、発車までの時間が短いので慌しい。発車が遅れる要素が沢山あるのに、意外と正確に運行されているので驚く。

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<9月3日(火 )~5日(木)

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 今日は朝からスモッグがすごい。太陽が黄色く見える。直視しても眩しくない。日食時にはフィルターが不要かも。あの有名なPM2.5だが、この季節にこれだから、冬になればオットロシー。ホテルの窓から見る北京駅も霞んでいる。根源は車の排気ガス、石炭暖房、一説には中華料理(関連が解らん・・) などと言われている。特に石炭暖房が始まると、地方都市でも大気汚染が深刻になる。何らかの手を打たないと中国は滅びるね。日本も隣国だから影響を受けるだろう。

 両国とも尖閣諸島がホンニャラ・フニャラなぁ~んて言ってる場合じゃないぞぉ~。両国のオエライサン達はもっと世のため、シトの為を考えろ。フント!ヽ(`⌒´#)ノ

 大気汚染のせいか何か解らんが、あたしは風邪を引いてしまった。熱もあるので帰国日まで北京周辺でブラブラしていることにした。王府井、天安門、少し足を延ばし天津あたりを散策。何度も行っているところなので改めて書くことも無い。

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 今回の旅行では、普通の新幹線(动车,D列車)以外に高速新幹線にも乗った。高速动车,G列車と呼ばれていて路線は急速に拡大している。主に北京~上海間及び北京、上海から地方都市に放射状に展開し始めている。在来線を使用してないためか、車両の幅が広い。軟座と硬座があり、どちらも快適だが軟座は日本のグリーン車に相当し特に快適。座席の幅が広いうえ、前のスペースも充分ある。飲み物とクッキーがサービスなのも嬉しい。

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 軟座にも一等軟座、二等軟座があり一等軟座はトイレも専用になり航空機のファーストクラスを連想させる。今回初めて見物できた。一等軟座は通路を挟んで2+1の座席、二等軟座は2+2、硬座は3+2となる。一等軟座には幸か不幸か乗ったことはないので料金は解らない。日本のグリーン車なみの料金のようだが、一度は乗ってみたいものだ。スピードは最高速で350Km/h だが、2年前の大事故以後は少しスピードを落としているようだ。

 新路線が開通しても、日本のように徐々にスピードを上げてテストを繰り返すようなことはしない。汚職による手抜き工事や全てぶっつけ本番のお国柄だからオッソロシー。近い将来、大事故が起こっても何ら不思議は無いと思うが、あたしもバカだから怖いもの見たさで中国に来るたびに、つい乗ってしまう。乗っていると静かで、振動もなく、日本のように冷房の効きすぎも無いので快適そのものだ。一度乗ると、怖くても止められんとなる。

中国の列車と座席の種類
       ↓
http://beibaoke.info/tielu/tielu01.php


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 車窓からの北京西駅周辺

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9月6日(金 )~7日(土)

 二日間ほど、熱が出て寝込んだが帰る頃には全快。窓から北京駅を見ていると、明日はもう帰国かと少し感傷的になる。駅前は夜になっても、相変わらず人、人、人で一杯。中国の都会は人で溢れかえっている。

 良くも悪くもこれが中国。わが両親も一度はこの中国に骨を埋めようと決心したこともあったし、あたしも残留孤児になっていたかもしれない。他にも中国への思い入れがあり、あたしにとっては単なる外国ではない。元気な限り、また来年も来ることになりそうだ。

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中国 北京、瀋陽、鞍山、他 (3/4 )  2013/08/26 ~ 09/07 [海外旅行2013年]


8月30日(金 )晴れ

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 夜中、トイレに起きた時は水が出た。朝、起きるとまったく水が出ない。昨夜、夜中に部屋を移ったのに・・・。フロントに聞くと、フロントのある8階だけが水が出るようだ。とりあえず8階でトイレと洗面を済ませる。時間が遅かったのでそれほどの混雑は無かったが、トイレは汚かった。当然、朝食も断水を理由に中止。ひどいホテルに泊まったもんだ。ゲラゲラのアッハッハれす。これも中国。

 沈阳駅(南駅)は東京駅とそっくり。満鉄時代には奉天駅と呼ばれ日本人の設計で施工されている。一部はまだ改装中だが、明日から開催される全运会(日本の国体のようなもの)には間に合ったようだ。

 駅のチケット売り場で満州里行きの寝台車のチケットを再確認したが、一週間先まで無い。帰りの飛行機は旅行社で何とか手に入りそうなのだが・・・。中国のことだから、コネさえあれば簡単に入手できるはずだがね。一介の旅行者では無理な話だ。

沈阳駅サイトです。 ↓
http://www.sylocal.com/blog/1258

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DSC_5926.jpg 明日から東北地方を会場として全运会が行われる。開会式は明日の夕方、沈阳市で開かれ习近平国家主席も出席する。鞍山市は卓球の会場となっているようだ。この全运会のせいで列車のチケット入手が難しいのかもしれない。今回、目的地の一つとして考えていた満州里は内蒙古自治区にありロシア国境に隣接している。

 今夏の東北地方は松花江や黒龍江の氾濫でハルピンより北は各地で洪水が発生し、満州里も洪水の影響を受けているようだ。たとえ満州里に行けたとしても行動に制限があるかもしれない。時期が悪かったと諦め、満州里はまた別の機会に訪れることにする。

 沈阳駅近くのバスターミナルからバスに乗り鞍山に向かう。お天気も良く最高の移動日だ。沈阳市内の渋滞を抜け高速道路に入る。約2時間で鞍山駅近くのバスターミナルに到着。タクシーで、昨夜、ネットで予約しておいたホテルに向かう。鞍山市の中心街を抜けるとタクシーは恐ろしいスピードで飛ばす。運転手はまるでレーサー気取りだ。全てのタクシーが飛ばしている。地方都市だから大都市と違い車もそれほど多くないせいもあるが、過去に訪れた中国の都市の中では一番スピードを出しているように感じる。

 鞍山市はあたしの生誕地でもあり、今回の旅行の目的地だ。人口350万人ほどの中堅都市で中国最大の製鉄所がある。過去、日本が南満州鉄道を設立した時、鞍山付近で鉄の大鉱脈が発見され、製鉄所が設立された。日本の満州国時代を契機とし、発展してきた都市だ。沈阳から100Km、大連から300Kmで、現在、東北地方では3番目の大きな都市となっている。

 鞍山市は良くも悪くも戦前の日本の満州国が礎を築いたとも言える。あたしの死んだ両親も少しは鞍山市の発展に役立ったのかもしれない。あたしと云えば、当時、乳飲み子だったから何の記憶も無い。引揚者というレッテルを貼られただけだね。

 ホテルのフロントで、ネットで予約済みと話したが予約されてないとのこと。でも空き室が多いようで宿泊はOK。ネット価格より少し高いが四つ星にしては安い。中国の地方のホテルは安くて助かる。但し、観光地は高いけれど。

 後で予約をネットで確認したが、予約の申し込みをしただけで、結果は予約不可とメールが入っていた。昨夜の予約申し込みだから無理も無いのかもしれない。

 バスの中で、お菓子を食べただけなのでお腹が減った。ホテルの近くの小さな食堂で刀削麵と野菜を炒めたものを食べた。旨いと思えば旨いので御馳走さまざまれ~~す。

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 昼食後いよいよ、あたしのルーツ探し。鞍山市常盘街があたしの生誕地だが、多分、旧地名と思われる。タクシーに乗り、常盘街に行きたいと話すが、そんな地名は無いと言われた。満州国が存在していた時、日本人が付けた地名だから、当然、名前が変わっている。
運転手が鞍山市の公安局に連れて行ってくれた。色々と調べてくれたが解らなかった。
次にタクシーで日本の市役所のような政府機関に行って見たが、共産党の出先機関でさっぱり埒が明かない。日本のお役所の比ではない。何も仕事をしないで高給を貰っている臭いがプンプンとした。他国のことながら、何とも腹立たしい限りだ。これも、お国柄だと思い気を静める。

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 それほどピンポイントで生誕地に行きたい訳ではないので、タクシーに乗り市内を廻って貰う。
当時、日本人は満鉄の社員が多く、製鉄所も満鉄の管理下にあった筈。
タクシーの運転手が、色々と話してくれた。5~6年前までは戦前の日本人が住んでいた集合住宅もあったが、今は取り壊され日本人がいた痕跡は少なくなっているとのこと。当時の満鉄の幹部社員が住んでいた辺りを案内してくれたが、一戸建ての家が点在している。現在は高級住宅街となり豊かな中国人が住んでいる。近くに製鉄所も眺められ、ノスタルジーをおぼえる。

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DSC_5939.jpg 遠い昔、あたしの両親もこの辺りを歩いたのかもしれないと想うと、自然に涙が流れた。今、思えば、生前の鞍山での生活をもっと聞いておけばと反省するが、何故かあまり話したがらなかった。ただ、夕陽が沈む時の真っ赤な大きな太陽や冬の寒さなどは何度も話していた。


 製鉄所の近くを通り鞍山駅に向かう。この鞍山駅は在来線で、最近新幹線が別に開設された。鞍山西駅が新駅で动车(D列車)や高速动车(G列車)が停車する。沈阳~大連間の約400Kmが2時間を切る。

 中国の鉄道は素晴らしい。上手く利用すれば安くて最高の乗り物だが、チケットを確保するのが超難関。共産党の幹部にでもコネがあればいいのだが・・・。
勿論、ネットでも取れるが、中国サイトから取ることになり予約番号を持って駅の窓口で並び発券が必要となる。その際、申し込み時に打ち込んだ身分証明証かパスポートの番号が確認される。窓口で、時には1時間以上も並ぶことになり外国人には大仕事になる。
列車での移動は楽しいが、外国人は飛行機に頼らざるを得ない。昨年の夏も国内便を三度利用したが高いし味気ない。やはり列車での移動は捨てがたいものだ。


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 鞍山駅でタクシーを降り、駅周辺を散策。駅前は広くて綺麗だ。北京や沈阳の駅前と違い車の喧騒さが無い。人通りも少ない。地方の中堅都市特有の光景かもしれない。タクシーでホテルに戻る。夕食はホテルのレストランで羊のシャブシャブを食べたが旨かった。昨夜のホテルとは雲泥の差があり快適。ただ部屋の小窓が壊れていてキチンと閉まらないが、これぐらいなら中国では許せる。

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8月31日(土 )晴れ

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 中国でのあたしのメモリアルポイントの一つがこの鞍山だ。今後、また訪れる可能性も少ないだろうから、もう一日滞在することにした。観光したいという気も無いので、市内循環しているバスに乗った。大きな公園があったので降りて散策することにした。219公園と呼ばれている。鞍山で八路軍が国府軍を制圧した1948年2月19日を記念して作った公園なので219公園と名付けられた。鞍山市の開放記念日となっていて公園の入り口には鍵のモニュメントが建っている。

 後に聞いた話では、鍵の空間部分の網目が東北地方の地図になっていて開放された街と日付け等が記されているようだ。建国が1949年だから日中戦争が終わってからも数年、内戦が続き、中国は辛苦の道を歩むことになった。歴史はホンニャラ・フニャラだが、現在の日・中・台関係がこの延長線上にあるのだから根が深いのは当然だ。

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 公園の入り口で電動カートに乗り公園内を一周した。奥には有名そうなお寺もありスゲー広い。とても歩いて一周できるものではない。

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 電動カートを降りて付近を散策した。今日は土曜日。その上お天気も良く、暑くも寒くも無い絶好の公園日和だ。中国らしい公園風景が展開している。中国でのあたしの大好きな風景色だ。お昼御飯代わりにトウモロコシを食べる。日本のトウモロコシと違い、色も白っぽく甘さも無い。食感も全く違う。弾力性がありモチモチしている。旨くもなく、不味くも無いが、モチモチの食感が無ければ遠慮したい代物だ。

 園内では歌を歌ったり楽器を弾いたり、将棋、囲碁、マージャン等、何でもありで見ていても楽しい。大きなお腹を出している人がいる。これも中国ではよく見かける光景で癒される。

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 湖にはボートも浮かび、湖畔でハンモックを吊り、昼寝を決め込む人もいる。驚いたことにはこの人造湖で泳いでいる人がいた。泳げるほど水が綺麗とは思えないが、これも中国。

 日本のように一部の若者が騒ぎ、周りに迷惑を掛けているような光景は見られない。大きな声で歌ったり、楽器を弾いたりしているが、離れた場所でやっている。何でもありで、皆さん好きなことをしているが、迷惑を掛けない暗黙のルールがありそう。気持ちの良い公園だった。

 タクシーで鞍山駅に寄り、明後日の沈阳~北京のチケットを買った。昼間の切符は無かったが夕方発が取れたので一安心。夕飯は小吃店で炒飯と野菜を食べた。中国は小吃店や快餐店が多く、旅行者にはありがたい。本格的なレストランでは一品注文すると3~4人前が一皿に盛られている場合が多い。ホテル内のレストランは結構少人数に対応していて便利だが少し高い。最近は慣れてきたせいか、店を探すのも食べ物を選ぶのも上手くなった。(自慢 )

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9月1日(日 )晴れ

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 朝、ホテルの吹き抜けの宴会場で結婚式が行われていた。30分程、上階から見物した。中国の結婚式を見たのは初めてだが、日本より相当派手だ。メンツを重んじる国だから当然。映像、照明、音響、花火など見ていて飽きない。独生子、独生女だから親もお金を惜しまないのだろう。若い二人には、今が人生の絶頂期。目一杯、楽しんでほしいものだ。一つ気が付いたのだが、来賓者は全て平服だ。男は半袖のスポーツシャツやアロハ。女性は少し着飾っているように見えるが、普通のおばさん服が多い。事前の申し合わせかもしれないが、ホテルでの結婚式なのに・・・。
でも、朝から素晴らしい結婚式を見て、こちらまで気分が良くなった。

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 鞍山駅までタクシで行き、沈阳行きのバスに乗る。少し時間は掛かるがバスは本数があり便利だ。鞍山西駅から高速动车(G列車)に乗れば沈阳まで約30分。バスだと1時間半から2時間掛かるが、32元だから安いし、予約不要でいつでも乗れる。

 鞍山も今日で三日目だ。ブラブラしていただけだが、本当に来て良かった。毎日、不冷不热で最高のお天気だった。亡き両親の気遣いと想い感謝する。バスは鞍山の製鉄所を後にし一路沈阳へ。

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 沈阳駅から地下鉄1号線で青年大樹駅下車。徒歩1分で先日、ネットで予約しておいたホテルに到着。沈阳で一番賑やかなショッピング街の中心なので、何処に行くにも超便利な場所だ。

 ショッピング街を歩いてみたが、日曜日のせいもあり人混みが凄い。日本ではちょっと見かけない異様な光景かもしれない。中国の都会の人口密度の高さを垣間見る。地名が青年大樹のせいか、周りは若い人ばかり。あたしのような年寄りはまず見かけない。トホホでクシュンです。夕食は牛肉のシャブシャブで済ます。日本では高級な(?)シャブシャブも中国では40元(約700円)ほどだからありがたい。ご馳走様れす。



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中国 北京、瀋陽、鞍山、他 (2/4 )  2013/08/26 ~ 09/07 [海外旅行2013年]


8月29日(木 )曇り一時雨

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 昨夜、寝たのが深夜1時過ぎ。朝、八時半頃起きて朝食会場のレストランへ・・・。エレベータに乗ると貼り紙があり、催しがあるので本日の朝食は八時半で終了だって。ウッソ~、早餐免费なのに・・・トホホ。そぎゃなことは昨夜チェックインした時に話せよ。クッシュンれす。まぁ~、三つ星ホテルだし、宿泊費も安いし、ここは中国、いいではあーりませぬかとなります。部屋に戻り、日本から持ってきたクッキーとコーヒーで軽く朝食代わりとするが、それなりに旨かった。

 今日の予定は沈阳(瀋陽)の逛街(街歩き)だけ。昨夜は沈阳駅からタクシーに乗ったので分からなかったが、今朝、ホテルから駅まで歩いてみると7~8分ほどと近い。駅周辺の朝光景は人通りも少なく癒される。出勤のお父さんが豆浆を飲み油条を頬張る。朝食用の屋台が並んで、中国の朝の情緒ある風景色が楽しめる。

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 沈阳駅前で市内循環バスに乗った。終点まで乗っても、たったの1元(約16円)。感激れす。沈阳故宮の近くで下車。数年前にも訪れたことがあるので懐かしい。清朝初期の皇宮で世界遺産に登録されている。北京の広大な故宮と比べるとスケール感では劣るが、静かなのが嬉しい。北京に遷都される前の皇宮なので建物も古く落ち着きがある。敷地内には建造物や庭園が沢山あり、歩き疲れる。世界遺産なのに観光客も少なく、あの中国特有の喧騒さが無いのでお薦めだ。

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 お腹が減ったので麻辣烫店(ラーメン屋さんのようなお店)に入った。ハム、ソーセージ、練り物、野菜、麵、他・・・を自分でトッピングし、ボールに入れて收银台(レジ)に持っていく。小姐が重量を量り価格が決まる。野菜も肉類も同じで単純に重量計算だから大雑把なものだ。
辛くしないでくれと言ったが、もともと辛いスープは共通のベースなので無意味のようだ。出来上がったので引換券を渡しテーブルに持ってきた。具が自分で選んだものと違う気がしたが、ここは中国。少し他の人の具が混ざったのだろうと思いちょっと食べた。どうも、そっくり他の客のものと間違っていたようだ。
店員も間違いに気付いたようで、あたしがチョイスしたものも無料で食べろとなったが 「カッラ~~~」。もともと辛いのに唐辛子がタップリと降り掛かっている。2杯で1杯分の料金25元で得した気分だが、辛くて1杯の2/3ほど食べただけ。でも辛いけれど味は旨かったので許せる。それにしてもいい加減なものだ。これが中国だね。

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 故宮の近くに地下鉄1号線怀远门站があった。沈阳(瀋陽)には1号線、2号線と2本の地下鉄が走っている。数年前に訪れた時には無かったが、中国の最近の発展は目を見張るものがあり、オッソロシイれす。ホームにも扉があり安全対策もバッチリだが、エスカレーターが少なく疲れる。

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 夕方、沈阳駅周辺で旅行社を訪ねた。満州里に行きたかったので沈阳~満州里間の软卧チケット(一等寝台券)の手配だ。やはり希望の列車チケット入手は困難だ。飛行機なら何とか取れるかもしれないとのことだが料金が高い。また寝台列車で十数時間掛けて行くのが楽しみだから、今回は諦めだ。とりあえず、予定通り明日、鞍山に行くことにする。

 バスターミナルを探そうとガイドブックに記された場所に行ったが無い。道行く人に聞いたりしたが今ひとつ良く分からない。聞き方が悪いのか、教え方が悪いのか・・・。ようやく辿り付いたが移転したようだ。駅に近い新しい立派なビルだった。古い施設がどんどん新しくなって行くのが中国。古いガイドブックじゃ役立たない。駅近くの小吃街で羊の串焼きと刀削麵で夕食を済ます。まだ食べているのに片付け始めている。午後8時で営業終了らしい。中国の夜は早くて困る。

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 ホテルに戻り、シャワーを浴びたが、直後、水の出が悪くなった。フロントに聞くと断水だと言う。配管が破れたらしい。そういえば夕方、小吃街で水が噴き出ていたが、その影響か?この先どうなるかも解らないとも言う。そのうち完全に水が止まったので寝てしまった。

 12時を過ぎた頃、フロントから電話があり、「14階は水が出るので部屋替えするか?」と聞いてきた。まぁ~兎に角、水が出るなら夜中の部屋替えも止む無しと思い、12階から14階に移った。
確かに弱いながらも水が出る。普通は上の階にいく程、水の出は悪くなるはずと不審に思ったが、昼の歩き疲れで爆睡だ。当然、翌朝起きてみると完全に水は止まっていたがね・・・。
あの夜中の慌しい部屋替えは何だったんだ。 ヽ(`⌒´#)ノ



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中国 北京、瀋陽、鞍山、他 (1/4 )  2013/08/26 ~ 09/07 [海外旅行2013年]

8月27日(火)曇り

 昨夜、遅く北京首都国際空港に着いた。一年ぶりの北京だ。空港から机场快轨に乗り、接続している地下鉄2号線東直門駅へ。地下鉄に乗換えようとしたが、最終が発車した後だった。北京の地下鉄の最終は概ね夜10時半と早い。日本では考えられないことだが・・・。その代わり朝は5時ごろが始発だ。早寝早起きが北京の人達の生活習慣になっている。

 地上に出るとタクシーや白タクが沢山いる。地下鉄が無くなると昼間、善良な運転手も客の足元をみる。メーターは倒さないし、遠回りをする。
外人だと分かるとシッコク勧誘する。料金は交渉次第だが出来れば乗らないほうがいい。時間が掛かっても流しのタクシーを拾うのが無難だ。
流しのタクシーは善良な運転手が多いのか、メーターを倒して走ってくれる。中にはわざと遠回りをするのもいるが、たむろしているタクシーや白タクよりも安心できる。日本の乗車拒否と同じだし、ここは中国。慌てることも驚くことも無い。

 北京駅前の常宿としているホテルに12時前に到着。本来、地下鉄が動いていれば空港から50分程なのだが・・・。

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 ↑ ホテルの朝食会場だ。ビュッフェスタイルで西洋人も多いし雰囲気が良く、料理も美味い。なによりもコーヒーが本格的で旨いのでお気に入りのホテルになった。

 中国では四つ星ホテル以上でもインスタントコーヒーの場合がある。もっとも一般の中国人はコーヒーを飲む習慣が無いので許せる。ましてやブラックで味を楽しむ中国人となると数少ないことだろう。ここではコーヒ専属の服务员がテーブルにポットを持ってきて注いでくれる。中国ではなかなかお目にかかれ無いサービスなので嬉しくなる。

 ところがだが・・何と、何と、昨年まで早餐免费だった朝食が有料になっていた。しかも、なぁぁ~~んと、なんと一人108元。日本円で約1800円。中国では滅多に驚かないあたしもこれにはビックリ~で~す。大吃一惊!

 五つ星ホテルでも朝食はもう少し安いのにネェ~。街で油条と豆浆で済ませば一人10元もあればお釣りがくるが、この雰囲気とコーヒーの味には代えられない。クヤジィ~~。

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 今回の中国訪問は約2週間。昨年のように一ヶ月以上の滞在も考えたが付き合ってくれる人もいないし年々、体力も落ちてきている。まぁ~、二週間程度がベターなのかもしれない。いつもの旅行仲間と一緒だが独りでの移動も多くなる。今回のあたしの目的は生誕地の鞍山を訪れることの一点に尽きる。あとは自由気儘にブラブラと中国を楽しむだけ。観光もいいけれど、マッタリと動かないのも一興だ。

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 朝、ホテル内の旅行社で明日の沈阳行きの列車チケットとホテルを手配した。列車チケットは駅の構内や街の販売所もしくは郵便局などで購入できるが、並んでたどたどしい中国語となると二の足を踏む。希望のチケットを紙に書き筆談を交えればなんとかなるが・・・。

 その点、旅行社は便利だ。対応してくれるお姉さんが若くて美人なら言うことなし。駅や販売所で取れない時でも旅行社で取れる場合が多い。特に一等席や软卧(一等寝台)は旅行社で手配するのが最適。只、手数料がチケット1枚につき約30~50元掛かる。これは痛い。羊のシャブシャブが食べれる金額だ。
ついでに沈阳駅に近い三つ星ホテルも手配した。過去の経験からすると、旅行社で手配してもらったホテルはたいてい期待外れ。もっとも、五つ星なら問題ないと思うが・・・。やはり、安くて快適なホテルは歩いて探すか、ネットで手配するかだねぇ~。

 今回、PCは持って来なかった。タブレットは持って来たがWIFIが無いホテルもある。有線ランをWIFIに変えるルーターも持って来たが上手く作動しない。電源に240V対応の充電器をコンセントに差込みUSBで出力させるが、5分もすれば出力が切れる。テレビのUSB入力ポートから直接電源を取ると弱電流ながら何とか作動する。

 中国のネット環境はあまり良くない。日本のサイトは一部制限されているようだし接続が遅い。大半がADSLのようだから仕方が無い。日頃、光回線を使っているのでイライラするが、ここは中国だからショーが無いす。とりあえず明日の移動と宿泊を確保したので王府井に出掛けた。

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 地下鉄を建国門で乗り換え王府井へ。ホテルから20~30分だ。ここ数年、毎年訪れているので懐かしい。一人でアイスティーを飲みながら人間ウォッチング。至福の時だ。30分程、通りを眺めていたが、日本人は見かけなかった。日中関係悪化のせいだ。

 店の女の子が、あたしの下手な中国語で分かるのか、「何処の国の人?」と聞いてきた。いつものように「韩国人」と答えた。韓国語は殆ど話せないが「日本人」と答えるより無難だ。もっとも中国人から看ても、あたしは韓国人に見えるらしい。帽子のせいかも。台湾では香港人と言われたこともあったがね・・・。

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 小吃街で昼御飯を食べる。羊肉の串焼きを3本食べて仕上げは刀削麺。串焼き1本8元は少し高い気がするが、赤唐辛子が掛かった羊肉の串焼きはフント!旨いのだ。思い出してもヨダレ、タラタラ。

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 北京饭店の前まで来てしまった。ここは北京で泊まった最初のホテルだ。そういえば北京ではいつも四つ星か五つ星の高級ホテルに泊まるが、北京を一歩でも出ると、いつも三つ星の安ホテル泊まってるようだ。

 歩き疲れたので地下鉄でホテルに戻る。ホテルは北京駅の真正面だから交通は至極便利なのだ。晚餐は駅前の小吃街で羊肉のシャブシャブを食べる。40元で大満足。羊肉と野菜がタップリの健康食と言える。

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8月28日(水)曇り

 今日は夕方、沈阳(瀋陽)に移動する。本来なら昼の列車に乗りたいところだが、希望のチケットを取るのが難しいのが中国の鉄道事情。夜の列車でも取れれば幸いと思わねば・・・。

 日中、たっぷりと時間が余っているので北京の散策。地下鉄2号線で和平門下車。ホテルから20分程だ。前門の近くにある骨董やお茶器、筆、印鑑、文具、楽器等が揃っているエリヤだ。建物も古くレトロ感が一杯。

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 茶器を売っているお店に入った。最初に買うつもりは無いと言っておいたがお茶をご馳走してくれた。喉が渇いていたのでありがたかった。小さなお店でお姉さん二人がいるだけ。聞いてみると一週間で茶器が3~4個売れる程度とのこと。大きなお店の出店の感じだが、そんな売り上げでやっていけるのか不思議だ。あたしの語学力では上手く聞き出せないのが残念。平日のせいかもしれないけれど人通りも少ない。でも落ち着いた静かなエリアで癒される。

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 公衆トイレに入ってみた。ニイハオトイレだが男女別になっていてなかなか綺麗で清潔だ。日本のトイレと違い単純な構造。扉もなければペーパーホルダーも無い。左の足元にボタンがあるので踏めば水が流れる。掃除は水で洗い流すだけ。至って合理的だ。慣れると明るくて開放的で快適なのだ。水を流す方式は紐を引っ張ったり、レバーを倒したり、稀には水の入ったバケツと柄杓ということもある。また一般的には使用後のペーパーを入れるくずかごが置かれている。

 中国ではペーパーを流すと配水管が細いので詰まる。このあたりのマナーに関しては中国人はキチンと守る。日本人はこの習慣が無いのでペーパーをウカット水に流してしまうこともある。

 ここは都会のニイハオトイレだから綺麗だけれど、地方のニイハオトイレとなるとウギャーと叫びそうになるものもある。出るものも引っ込んでしまう代物だ。でも最近、このニイハオトイレもだんだんと扉のあるトイレに代わってきている。古き良き中国が消えていく。寂しいネェ~。

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 路地に入ると一般の住宅が並んでいる。タイムスリップしたような一角だがホーっとする。共同トイレも所々にあり住めば都なのだろう。あの観光で有名な胡同の塀に囲まれた四合院とは少し違うようだが、北京の庶民の生活が垣間見られる。

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 タイヤを隠している車をあちらこちらで見かける。盗難防止?
意味不明・・・。

 地下鉄の和平門駅傍に全聚徳烤鸭店があったがお昼が過ぎたので夕方まで閉店ということだ。お腹が減っているので前門の全聚徳烤鸭店で北京ダックを食べることになった。タクシーに乗ったが地下鉄に乗ったほうが早いと言われ降ろされた。商売気がないのか乗車拒否なのか、はたまた親切なのか分からない。なるほど地下鉄に乗ると次の駅だからスグ着いたが、もともとそれぐらいは承知でタクシに乗ったのだが。
みくびってはいかんぜよー、あたしは東京の地下鉄には弱いけれど北京の地下鉄は強いのだ。フント!

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 一年ぶりの前門だ。懐かしいねぇ~。ブラブラと歩いてみたが日本人は見かけない。これだけの有名な観光地なのにねぇ~。中国の観光地から日本人の姿が消えてしまった。寂しい限りだ。

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 前門の全聚徳烤鸭店は混んでいて並ばなければならない。夕方6時8分北京発の列車に乗るので、のんびりと待っている訳にはいかない。
隣に全聚徳烤鸭快餐店があったのでに入ってみた。全聚徳烤鸭店のファーストフード店だ。一人前ずつパックになっていてスグに持ってきてくれた。前菜やスープも付いていてボリュウムたっぷり。プラの食器以外は本格的だ。味も全聚徳烤鸭と同じで美味しい。ただ、価格も一人前150元(約2400円)とそれなりに高い。さすが全聚徳烤鸭快餐店とも云える。

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 ホテルに戻り荷物を持って北京駅へ。中国の列車に乗るには苦労する。駅構内への入り口は駅の正面に一つあるだけ。他には無い。シンプルだ。乗車予定の列車が電光掲示板に表示されれば入場できる。と言っても入り口は大混雑なのだ。各乗客の荷物が大きい。ダンボールや布袋等、荷姿も色々だ。見慣れた中国の駅のいつもの光景だが、春節の時期は恐ろしい光景となる。

 入り口では中国人は身分証明書、外人はパスポートをチケットと一緒に見せる。次に荷物検査とボディ検査を終えて列車毎に指定された候车室(待合室)に入り待機する。

 候车室は駅によっては一等専用があり多少の優越感が味わえる。と言っても一等と二等の料金差はたかだか数十元程度だ。でも革張りのソファーや専用トイレ等もあり改札口も別になっている。

 発車時間が近づくと電光掲示板に列車番号と乗車ホームが示される。改札口に並び切符に鋏を入れてもらいホームに行く。月台(プラットホーム)には下りるにしろ上がるにしろエスカレーターやエレベーターは期待しないことだ。例えあったにしても故障していて動いてない場合が多い。

 聞くところによると、数年前、北京駅でエスカレーターが突然停止したため将棋倒しになり何名かが亡くなったのが原因で、わざと当局が動かしてないとも言われている。エスカレーターの上でもタバコの吸殻やゴミを捨てるので故障するのは当たり前とも言われている。

 エスカレーターの突然停止・・・オットロシ~~。中国のエスカレーターは日本のものより傾斜が強くスピードもかなり速い。クワバラ・桑原!兎に角、中国の駅周辺は荷物が重いと疲れるのだ。

 ホームに下りると列車が停まっている。中国の列車は長い。20輌や30輌の連結は当たり前。ようやく自分の車両に乗車して一安心。
今回の列車は动车(D列車)と言って日本の新幹線のようなものだ。スピードは200Km/時程度で在来線を走る。もっと早い列車もあるが別の機会に書くことにする。

 北京駅を午後6時8分時間通り出発。沈阳(瀋陽)到着11時12分予定。約700Km を5時間で走る。在来線を利用しても日本よりレール幅が広いので早く走れる。幅広レールを使用した高速动车(G列車)などは350Km/時で走るから中国の鉄道はスゲェエ~~。一等車だが日本円で約4000円。約700Km が4000円だから安い。日本のグリーン車ほどではないが快適だ。

 中国流にスイカや瓜を座席で食べる。焼き栗とお菓子も食べた。午後三時過ぎに北京ダックをお腹一杯食べていたので晩御飯はこれで充分。「食べすぎだろ~」と言われるかも・・・。

 定刻通りようやく沈阳駅に到着。5時間の夜の列車は疲れる。駅前で20分程並んでタクシーに乗る。予約しておいたホテルが見つからずウロウロするが、なんとか到着。タクシーの運転手は親切だったね。
チェックインを済ませシャワーを浴びてバタンキュウー。長い一日だったのでチカレタァ~~。高齢者にはキツイ・・・。



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台湾周遊(8/8 )  2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]


5月 5日(日 )曇り

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 昨晩、遅かったので寝坊してしまった。疲れているけれど、出掛けないのも余計疲れそうだ。とりあえず、高雄駅のバスターミナルに行く。ちょうど、動物園行きのバスが来たので今日の散策は動物園に決定。

 台湾のバスは空いているので乗り易い。20分ほど走ると寿山動物園に到着。バス料金は、老人優待料金で半票6元。入園料は老人優待で、なんとタダ。台湾は本当に良い国だネ。

 子供向けのおとなしい動物が多く大人が楽しめる場所ではなさそううだ。動物園の周りは寿山国家自然公園になっている。そのせいか、園内の檻の中にも猿がいるが、檻の外でも猿がウロウロしている。日本猿に似ているが台湾猿との事。なんだか不思議な動物園だ。

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 午後は高雄駅の反対側を散策する。駅構内を横切るのが最短。改札の横で構内横切り用の切符を貰う。勿論、タダだ。裏口は賑やかな表口とは違い閑散としている。

 駅を出たところから安寧街既製服商店街が続く。今はやりの服を中心に扱っていて地元の人には便利な商店街だ。高雄にはこのような同じ商品を扱う商店街が多い。MRT後驛駅の近くにも大連靴屋街があり100件以上の靴屋が軒を並べている。他にも色々あるが、MRT美麗島駅近くの結婚写真が集まる結婚写真街、鹽埕埔駅傍に輸入舶来品売買専門の鹽埕堀江マーケットがあり通の観光客にも人気がある。

 ホテルに戻ったが、時間があるのでランドリーで洗濯。フロントで粉石鹸を貰った。勿論、タダ。洗濯機も乾燥機も、あの無粋なコイン投入孔が無い。嬉しいホテルだ。

 夜、早目に食事に出掛けた。日式でなく普通(台湾式)のシャブシャブ店だ。今回の旅行で最悪のお店だった。店内は外観と違い、薄暗く汚くて不衛生。接客サービスも最低。気分的な感情も入るのか、味も不味い。その上、値段も日式より高い。台湾の接客サービスはそれほど悪くは無いはずだが、こんなお店もあるんだなぁ~と驚く。



5月 6日(月)曇り時々晴れ

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 今日で台湾滞在14日目となり、明日は帰国だ。特に行きたい場所は無いけれど、愛河辺りをブラブラしてみることにする。MRT中央公園駅で下車。地上に出ると中央公園が広がっている。都会の真ん中にある気持ちの良い広い公園だ。ベンチで寝転んでいると木の梢から梢へと、リスが飛び廻っている。自然が一杯の公園だ。一服後、愛河へ向かう。

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DSC_5301.jpg 愛河・・・名前の通りなかなか美しい川だ。流れる水が綺麗と云う訳ではないが、川を含めた周りの都会的な景色がいいねぇ~。日本では大阪の堂島界隈の風景色に似ている。

 愛河は高雄市の中心を流れ高雄港に流入する。日本統治期には高雄運河と呼ばれていたが、現代では水も浄化され、両岸にも散歩道が作られ美しく生まれ変わった。夜は川面にネオンの光が映り、橋もライトアップされ、観光船で賑わうと言うことだ。

 都会的で繊細と優雅さが備わり、「愛河」と言う名前に相応しい河だ。ベンチに座りマンゴージュースとサンドイッチで昼食。食後、気持ちの良い川風に誘われ一時の昼寝。至福のひと時を過ごす。

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 晚餐はこの近くの龍袍汤包と言うお店で小龍包を食べる。ガイドブックに載っているお店だが味はなかなかのものだ。中でも蟹味噌の小龍包は逸品だね。

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5月 7日(火)晴れ

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 今日は帰国日だ。MRT左营駅で高鉄(新幹線)に乗る。高鉄の左营駅は空港のロビーのように広い。桃園まで2時間の乗車だ。商務車厢(グリーン車)に乗るが、敬老料金適用で1100元。乗るたびに感じるが、安い。日本の新幹線が高すぎるだけだがね。おしぼり、飲み物、クッキーが無料サービスなのも嬉しい。座席で携帯の充電も出来、快適。桃園から空港まではバス。勿論、優待料金適用だ。

 空港に到着。これで一応、台湾全島を一周したことになり計画達成だ。面積的には日本の九州を一周するのと同じ程度。交通の便が良いので移動は楽だ。台北、高雄のMRTは慣れると便利で安い乗り物だ。市内循環バスも中国本土より乗りやすい。それだけ国土が狭いと言うことだろう。交通費も安くて済む。敬老料金制度があり、普通料金でも安く感じるのに、更に30~50%割引となると感激してしまう。ホテル代にも敬老料金制度が出来ると日本人殺到となるだろうね。そこまではありえないだろうけれど・・・。

 手軽な予算で外国を楽しめる台湾。今後もリピーターとして何度か訪れたいものだ。無事、日本に戻り、感謝・感謝で一杯です。

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台湾周遊(7/8 )  2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]


5月 3日(金 )曇り時々晴れ

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 早朝、雨が降っていたが、だんだん回復してきた。こちらの雨は、時に凄い降りかたをする。熱帯のスコールなのか、風を伴い叩きつけるように降る。台風様も真っ青だ。空も明るくなってきたので浜辺に出てみた。今日はこれから高雄に戻るのでこの景色も見納めだ。また、いつの日か訪れたいものだ。

 ホテルの前のバス停で高雄行きのバスを待つ。時刻表が消えかかっていて分からない。もっとも、台湾では大きなバスターミナル以外では、何分毎としか表示してないようだ。

 ワンボックスカーの白タクの運転手がしつこく勧誘する。交渉次第だが、300~500 元で乗れそうだ。バス代と同じ程度だが敬遠する。事故率はバスより高そうだし、途中で強盗に豹変・・・てな事はないだろうけれど。台湾人も誘いに乗らない。やはりバスが安全のようだ。結局、8人乗りのワンボックスカーに2名乗せて走り去ったが採算に合うのかねぇ~。


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 もうすこし墾丁(kending )に滞在したかったが、リゾート地だから金、土曜日はホテル代も高くなり混雑する。高雄の都会をウロウロしているほうが安上がり。終点の高雄駅に隣接するバスターミナルに無事到着。

 今晩からこの高雄で4泊する予定なので、早速ホテル探しだ。少し高くても快適なホテルが良いなぁ~と考えていたが、思いに反して安くて良いホテルが見つかった。高雄駅から徒歩3分のKホテル。高雄市内にもある某五つ星ホテルの姉妹店だ。ビジネスホテルとしては少し高目だが三つ星ホテルの値段で四つ星ホテルに泊まってる感じだ。部屋の掃除も隅々まで行き届いているし、清潔感が有る。建物自体が新しいせいかもしれない。フロントの対応も日本的な気配りを感じた。

 何より嬉しかった点がある。朝食会場兼喫茶室で24時間無料サービスがある。勿論、セルフサービスだが。コーヒー、紅茶、各種お茶が飲み放題。色々な種類のアイスクリーム食べ放題。ポップコーン、ピータンも食べ放題。今日のお昼御飯は隣のコンビにで買ったサンドイッチをメインにしてここで済ませた。

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 午後はホテル周辺を散策する。5分ほど歩くと三鳳中街観光商圏と云う老街があった。全長約300m程のアーケードが掛かった商店街だが、乾物、お茶、その他乾燥食品のお店が両側に並んでいる。台湾中の乾物が全てここに集まったかと思える量だ。

 高雄の街中ではあちらこちらで自転車のスタンドを目にする。Cーバイクと呼ばれていて市政府が管理しているレンタサイクルだ。借りた自転車は何処のスタンドでも返却できる。市政府が専用カードを発行しているが、クレジットカードも使える。初乗り30分間が30元、以降は30分毎に15元。少し高い気もする。ホテルで借りればタダだもんネェ~。

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 夕方、高雄駅から一つ目のMRTの駅、美丽岛に出掛けた。この界隈は百貨店が多く賑やかな場所だが、反面、駅の近くには広くて綺麗な公園もあり癒される。道路も広いし建物の景観も素晴らしい、バイクがやたら多いが排気量が小さく、自転車感覚なので静かだ。日本のようにけたたましい騒音が無いので救われる。夜は先日も訪れた日式シャブシャブ店で羊と牛のシャブシャブを食べる。日本価格で1000円も食べると満腹だから幸せ。

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5月 4日(土)曇り

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 今日も高雄の観光だ。日本統治期の精糖工場跡地を見に行くことにした。戦後、台湾企業が引き継ぎ操業していた工場の跡地だ。当時のままの姿で保存されている。MRTの橋頭糖厰站で下車し徒歩5分。高雄駅から約30分。高雄市の端にある。

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 工場跡地の周りは公園になっていて、当時、サトウキビや砂糖が運搬されていた軽便鉄道の蒸気機関車が展示されている。また公園内には観光ミニ鉄道も走っていて楽しめる。付近には当時のままの日本式家屋も廃墟となって点在している。ひときわ目立つ洋風建築は当時の日本人社長の官舎だ。

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DSC_5275.jpg 公園内には戦争中使用された防空壕もあり当時が偲ばれる。蒸し暑いので園内のベンチでお昼寝と決め込んだが、蚊が多くて寝てられない。
小吃店で牛肉麵を食べたが旨い。少し癖になる味だから日本人には合わないかもしれない。生ジュース飲んだり、アイスクリーム食べたりでマッタリと時間を過ごした。

 午後、ホテルに戻り昼寝をしているとフロントから電話があり、お客様との事。台南に住んでいる友人だった。喫茶室で歓談するが、お茶、コーヒー等の飲み物、アイスクリーム、ポップコーン、ピータン等、全部タダ・・・。宿泊者とそのお客様は無料で食べ放題、飲み放題でOKとのこと。度量の広いホテルだねぇ~。

 夜、皆で食事に出掛けた。今日は少し贅沢だが日式の和風創作料理だ。肉も魚も美味しかったがそれなりの値段だ。もっとも、日本価格に換算すればそれほどでもないけれど。台湾で日式のお店は店内も綺麗だし味も良い。値段もそこそこなのでお奨めだ。日式ラーメン、日式シャブシャブ、日式海鮮などいろいろある。


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台湾周遊(6/8 ) 2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]


5月 1日(水 )雨のち曇り

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 朝から雨が振っている。朝食を摂っていると少し空が明るくなってきたので出掛けることにした。墾丁(kending)国家森林遊楽区の公園散策となるが、単に海岸から見える奇怪な山の麓を自転車で走るだけ。公園と言っても広大な敷地のため簡単に廻りきれるものではないが、山の上から海を眺めるのも一興だろう。

 自転車はホテルで無料で貸してくれた。山道を自転車で登って行くが、ハイビスカスの花が咲いていて癒される。南国ムード一杯だ。途中、脇道に入ると道路が雨で流されていた。大きな牧場もあり自然が溢れている。

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 どんどん登って行くと見晴らしの良い場所に出た。ここから先は遊覧区になっていて入場料が必要となる。観光客が数人いたが、入場料を払って入る人はいない。入らなくても充分景色は堪能できた。

 大尖山が近くに見え絶景だ。事故が多いので登山禁止との事だ。あいにくのお天気だが、上から俯瞰する珊瑚礁の海は雄大だ。小雨も止まないので戻ることにした。標高差で200m程登ったので帰りは楽チン。約2時間掛けて登ったが下りは20分ほどでホテルに到着。良い運動になった。

 昼御飯はセブンイレブンのサンドイッチとお菓子で済ませた。雨なので昼寝をしたりでマッタリと過ごす。夜はホテルのレストランで食べ、その後、夜市をブラブラしたが雨にも関わらず賑やかだった。

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5月 2日(木 )曇り時々雨

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 今日は先日にも訪れた恆春(hengchun)に行く。バスでも30分ほどの距離だ。海辺を走るが、曇っているので絶景とはいかない。恆春は町としては台湾の最南端にあり、バス便の要となっている。また、この町は、共鳴胴が満月のように丸い弦楽器「台湾月琴」で有名だ。街中ではこの月琴をモチーフとした街灯や看板を多く見かける。

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 老街を歩いてみた。狭い道路の両側に商店が隙間無く並んでいて、昔ながらの台湾の雰囲気を醸し出している。日本では見かけない光景も展開していて楽しめる。豚肉はその場で解体して売っている。大きな蛙もあちらこちらで売られている。恆春(hengchun)の人達は蛙料理が好きなのかもしれない。

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 上は歯医者さんのようだが、日本人では・・・(^口^;)。治療して貰うには相当な勇気が必要だろうね。下は床屋さんだが、お国が変われば面白いものだ。

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 恆春(hengchun)は熱帯気候に属し冬場でも平均気温が20度を下回ることが無い。恆春を舞台とした台湾映画「海角七号」のロケ地でも知られている。街の真ん中には恆春古城が昔のままの姿を残している。東門付近の城郭にの上に遊歩道があり城郭や恆春の街並みを見渡せる。恆春散策にはお奨めの場所だ。南門は明都門とも呼ばれていて恆春古城にある四つの門のうち一番原形を留めている。日本統治時代にはこの門を貨物列車が通り抜けていたとの事だ。恆春のシンボル的な建造物となっている。

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 城壁に隣接する公園で蓮雾(lianwu)の木を見つけた。和名でワックスアップルと呼ばれているシャキシャキとした歯触りの果物だ。味は甘酸っぱくてサッパリしている。木の枝から捥いで食べてみたが実が熟してないので酸っぱかった。味そのものは露天で売られているものと同じ。さすが南国の公園だネェ~。

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 お腹も減ったので小吃の店に入った。台湾独特の細い麵を炒めた炒米粉を食べたがシンプルで旨い。スープを頼んだが味噌汁が出てきた。具は豆腐と葱だ。味噌汁をスプーンで飲んだが味が薄く、コクが無い。麵とスープで二百円にも満たないので許せる。食後、街中を少し散策した後、警察署隣のバスターミナルでバスに乗車し帰路に就く。恆春(hengchun)は人口3万人程の小さな田舎町だが、都会と違い30年前の台湾の雰囲気が残っていて街歩きが楽しかった。

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台湾周遊(5/8 )  2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]


4月29日(月 )晴れ

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 今日も夏らしい良いお天気だ。
高雄站近くのバスターミナルで墾丁(kending)行き 9:50発のバスに乗る。所要時間約2時間半、料金は350元程度だったと思うが忘れた。優待料金適用でもう少し安かったかもしれない。1000円程度だから、長距離バスにしては安い。乗り心地も良かったので、のんびりとバスの旅を楽しめた。
予定より少し早く12時20分頃、墾丁(kending)に到着。

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 日差しがジリジリと強い。さすが南国だね。とりあえずお腹が減ったのでお昼御飯とする。メイン通りに沿って食べ物やさんが沢山並んでいる。リゾート地なのでイタリアンにした。別に根拠は無いけれど南国の太陽に相応しいかと思って・・・。パスタもスープも美味しかった。値段はリゾート地のせいか少し高目だった。

 食後、ホテル探しだ。まずは海岸通りに民宿が多いので数件当たってみたが、結構高い。四日の連泊予定なのに、日本人グループのためか足元を見られている気がした。

 民宿はホテルに較べ部屋代は安いが、規模が小さいし、若者向きなので気が進まない。結局、バス停傍のホテルにした。星は三つ程度だがフロントの応対も良くホテルらしいホテルだ。裏口から出ればすぐ砂浜だし、部屋もオーシャンビューで文句なし。レストランやランドリーもあるので至極便利だ。

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 墾丁(kending)は台湾でも有数のリゾート観光地になっている。台湾の南端にあり巴士(bashi)海峡に面している。ホテルは南湾に面しているので、波が穏やかで絶景のロケーションが広がっている。南国らしい海の青さと空の青さ。嬉しくなるような開放感。泳いでいる人は少ないが、この海は黙って眺めているだけで満足感が一杯になる。
夕方まで潮風に当たり海を眺めていたが退屈しなかった。

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 夕陽が沈む。圧巻・絶景・コメントなぁ~~し。晚餐はホテルの隣のタイ料理店で食べた。油が強く、いまひとつの味だ。値段はそこそこ高いがね。

 真っ暗になったので夜市に出掛けた。と言っても、ホテルの前が起点となっているので半パン、サンダル姿でOK。1Km程の距離だが規模も賑やかさも高雄市内の夜市に負けないほどだ。日中、海も街も人は少なかったが、何処からこんなに沢山の人が沸いて出てきたのか不思議。

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4月30日(火 )晴れ

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 雲は多いが、今日も良いお天気。午前中は周辺の観光、午後は昼寝と海を眺めて過ごすことにした。ホテルの傍に観光案内所がある。案内所と言っても道路脇に小さなテントがあり机が一つと男が一人いるだけ。観光会社の出張所らしい。

 半日、車をチャーターすることにした。2000元だったと記憶しているが。車は多少ガタがきているBMWの大型で、四人乗っても余裕がありそうだ。運転手は交渉相手の男だが、性格良さそう。車は会社の車で給料は10万円ほどと言う。それでも、この辺りでは良い方との事。日本の半分以下だが物価指数を考慮すると台湾の方が暮らしは楽なのかもしれない。

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 海岸沿いに南下していくと船帆石(chuanfanshi)の奇岩が見えた。磯が広がり素晴らしい景勝地になっている。

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 海岸道路をどんどん南下すると鹅鑾鼻(eluanbi)の公園に到着。辺りは一面熱帯植物が生い茂っている。毒蛇、毒虫注意の看板もあり、改めて台湾最南端を意識する。

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DSC_4958.jpg 高台にある灯台からは眼前に巴士(bashi)海峡が広がり素晴らしい眺めだ。墾丁(kending)の象徴でもある大尖石山も遠望でき雄大な風景が展開する。
鹅鑾鼻(eluanbi)公園を出て少し走ると台湾最南端の入り口が有る。遊歩道を20分ほど海岸に下りていくと、本当の最南端に出た。
モニュメントがあり、観光客で賑わっている。

 今回の台湾旅行の目的は三つある。一つは台湾本島を一周する事。一つはライチを食べること。最後の一つがこの最南端で巴士(bashi)海峡を眺めることだったので喜びももひとしおだった。

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 最南端を離れ台湾海峡側の半島の南端にある猫鼻頭に向かう。この辺りは海底が珊瑚礁になっていて海洋生態保護区にも指定されている。遊覧船に乗って海底見物をするが期待していたほどでは無かった。

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 遠くに原子力発電所が見える。建設後40年を経過しているので廃炉計画もあるようだ。台湾全土で三基ありその一つだ。台湾でも有数の海の景勝地に原発が存在するとは、びっくりれぇ~~す。もっとも30年前には、この辺り何も無かった辺境地だ。台湾も日本と同じで国土が狭いから苦労しているようだ。納得!

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 時間が余っているので海を離れて恆春(hengchun)に向かう。この南部は道路も広く車が少ない。そのうえ信号も少ないので30~40Kmは車で30分の距離だ。空気が綺麗から窓を開けても気持ちが良い。

 恆春(hengchun)の街の散策は後日にして、出火特別景観区を見物する。熱帯林の一角に地下から天然ガスが漏れている箇所があちらこちらにあり、常に炎が出ている。珍しい光景だ。おばさんが売っているポップコーンを、その火で焼いて食べた。旨くはないが、お昼時なのでお腹の足しにはなった。

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 4~5時間の散策だったが、南国情緒を充分に堪能した。2時過ぎにホテルに戻り、近くのコンビニで買ったサンドイッチなどでお昼御飯とした。お天気も良いので日が暮れるまで海岸でホゲ~としていた。

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 晚餐はホテルのレストランで食べた。一人1000円ほどと少し高いが美味しかった。御飯お代わり自由で四菜のオカズとスープ付きだから大満足。食後は生ジュースを飲みながら夜市をブラブラ散策する。
楽しい一日を過ごせて感謝・感謝。

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台湾周遊(4/8 )  2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]


4月28日(日)晴れ

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 今日は朝から良いお天気だ。久々の青空なので嬉しい。高雄駅前から高雄市で一番高い東帝士85ビルが良く見えた。今日は高雄で一番の観光地と言っても過言ではない、左营蓮池潭(liianchitan)に行くことにした。過去二十数年前に二度訪れたことがあるが、殆ど記憶には残ってない。

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DSC_4653.jpg MRTで生態園區站まで行き市内バス(紅51路)に乗る。バスの料金は全票(普通料金)で12元、半票(老人、障害者等)で6元だ。あたしの前の若いカップルが小銭が無いと言って本来二人で24元のところを30元料金箱に入れて乗り込んだ。原則的に路線バスではお釣りは出さない。中国でも同じだ。

 大きな紙幣しか無い場合は乗客同士で両替したりするが、今回のように6元多く払うくらいは乗客も気にしないようだ。

 次にあたしが運転手に65歳以上(優待料金)だと話し、料金箱に6元を入れようとすると”不要、不要”と言う。何故と聞くと、前の人と一緒でいいと言う。なるほど、12+12+6=30だ。謝謝と言って乗り込んだ。こんな時だけは中国語で話せるし聞き取りも出来るから不思議だね。運転手があたしのことを前のカップルの連れと思った(そんなことは無いか)のかもしれないが、どうやら年寄りへの哀れみか労わりのようだ。トホホ・・・で嬉しいやら悲しいやられす。お陰でバスのタダ乗りが出来たよ。

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 蓮池潭(liianchitan)でバスを降りると大きな湖が広がり、すぐ前に龍虎塔が見える。二つの塔の前に龍と虎の大きな像があり塔を守っているが、工事中のためシートで覆われている。龍の口から入り虎の口から出ると縁起が良いと言われているが、今日は近寄れない。虎の口から入ると厄災を招くとも言われている。

 台湾では十二支の動物の中で龍が一番良くて、虎が一番悪いそうだ。トンネルになっている龍と虎の内部には仏教の壁画が書かれているようだ。この湖は人造湖だが湖畔には柳が植えられ雄大な自然の風情が楽しめる。周りには寺や廟が点在し、なかなかの絶景だ。

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 春秋閣と言う楼閣だ。中国宮殿様式の八角形の建築スタイルを有している。春閣と秋閣、二つの楼閣は九曲橋で繋がっていて、背景には雄大な湖が眺められる。奥にはあずまやの楼閣があり観光客が橋を渡り行き来できる。また、龍の口から入って尻尾から出たりしたが、楽しめる趣向があり面白い楼閣だ。

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 遠くに北極玄天上帝の像が見える。高さ72mの巨大な神像だ。歩き疲れたので引き返すことにした。湖畔は見所が多く、一日ではとても廻りきれないだろう。

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 途中のお寺で参拝しバス停の近くに戻った。有名な観光地なので食べ物屋さんも多い。牛肉麵を食べ小豆、タピオカがトッピングされた紅茶牛乳のドリンクを飲み大休憩。台湾名物のマンゴーに練乳をかけたカキ氷も売っていたが、お腹を壊したくないので残念だがパス。

 お土産店も多いのでウロウロと見物しているうちにバス停が解らなくなった。通りがかりの年配の夫婦に「バス停は何処?」と聞くが「No,No!」と返事が返ってくるだけ。なんと、日本人だった。日本人に中国語で道を尋ねるあたしもバカだネェ~。帰りのバス代はきちんと6元払った。

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DSC_4753.jpgDSC_4754.jpgDSC_4758.jpg

 暑いのでMRT生態園區站の前にある公園で大休憩。
トイレに入ると小便器の上に張り紙があるが、解釈が難しい。文明は道徳やマナーを意味すると思うが・・・?。

DSC_4756.jpg トイレは綺麗だし、園内にもゴミが落ちてない。台湾も中国も同じ民族なのに何故こうも違うのか不思議な気がする。近くのドリンク店でパパイヤと牛乳のミックスジュースを買い、公園の木陰のベンチで飲む。日の当たる所は30数度ありそうで、歩いていると熱中症になりそうだが、日陰は涼しくて快適だ。

 台湾はドリンク屋さんが多い。歩いていても、飲みたいなぁ~と感じたところにある。チェーン店も多い。果物の生ジュース、紅茶や牛乳をベースにしたトッピング、また台湾茶をベースにしたドリンク等色々あり、これぞ台湾だ。

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 一服後、MRTで三多商圏站に向かう。目的は高雄で378mと、一番高い東帝士85ビルの展望台から高雄市を眺望することだ。

 駅から10分程歩くと到着。ビルは高さもあるが容積もデカイ。 台湾で一番高い台北101ビルに次いで二番目に高いビルだ。1階はデパート、中間部はオフィス、上階はホテルになっている。デパートの奥に展望台へのエレベーターがあった。近くにフロントがあり入場券を買わされた。130元で年寄りの優待はないという。高いねぇ~といったら、小姐が笑顔でエレベーターに案内してくれた。周りに観光客は誰もいない。

 エレベーターは75階の展望台まで直通だ。世界で三番目に速いエレベーターで分速600m。43秒で展望台まで運んでくれる。途中、エレベーターの中の照明が消えて真っ暗になった。「ウッソー!故障?」広いエレベーター内に一人で乗っているのだから、びっくり~で~す。

 そのうち天井に小さな灯りが点灯し天井全面が星座に変わった。音楽も流れ宇宙空間を旅するような幻想的な雰囲気だ。


 エレベーターを降りると眼下には高雄港も見え市街地が箱庭のように広がっている。絶景・圧巻・コメントなぁ~し。この広い展望台に観光客がパラパラ。日曜日なのにだよ。台北101ビルの展望台の時はエレベータの待ち時間が往復で2時間だったのに・・・。訳解らんけれど、まぁ~、いいではありませんか。

DSC_4810.jpg 晚餐はホテルの近くの日式シャブシャブ店で食べた。カウンター席があるので一人でも気軽に入れる。羊肉は脂が少なく旨い。台湾、中国の牛肉は日本の和牛肉とは比較にならない。和牛肉が旨すぎるのだ。でも羊肉は中国・台湾のほうが旨い。
最近、中国の羊肉に他の動物の肉が混入されているというニュースが流れた。
台湾では大丈夫かと思うが・・・。もっとも、旨けりゃ、いいではあ~りませぬか・・・とはいかないけれど。

 240元でお腹も一杯になった。味、価格、サービスを評価すれば、台湾的にも安い。今日で2回目だがお気に入りのお店になりそうだ。シャブシャブは日本と違い野菜が山盛りなのが魅力だね。

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 一度、ホテルに戻り六合観光夜市に出掛けた。ホテルから歩いて10分と近い。高雄で一番賑やかな夜市だ。日曜日のせいか人、人で大混雑。あたしのような観光客が多い。食べる目的ならばMRT中央公園駅近くの忠孝二路夜市や三多商圏駅近くの文横二路夜市がお奨めかも。今年の初め、台北の夜市で買った食べ物でお腹を壊したので夜市では見物だけと決め込んでいる。

 夜市の入り口に蛇料理屋さんがある。何十年ぶりかで食べてみようかと一瞬考えたが躊躇してしまった。先ほど、羊のシャブシャブ食べて、今度は生炒蛇肉麵かよぉ~。食い合わせが悪そうなので次回に挑戦することにした。でも夜市は見ているだけでも楽しい。

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台湾周遊(3/8 )  2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]


4月27日(土)曇り時々雨

DSC_4528.jpg 朝から雨が降っている。今日、明日の土、日曜日は高雄で過ごす予定だ。観光地に行っても混雑しているし、ホテル代も高い。昨晩宿泊したこのホテルは今晩空いてない。その上、内容の割には高い。とりあえずチェックアウトし、荷物を持って高尾駅周辺のホテルを探すことにした。


 四つ星以上のホテルはそれなりに高いので、勿論三つ星程度となる。土曜日は少し割高になるが仕方が無い。数件当たった結果、駅から約5分の某ホテルに二日間泊まることにした。台北と違い高雄のホテルは安いので助かる。

 高雄駅で台南方面に向かう仲間と別れ、さぁ~何処へ行こうかと考えた。雨は止んだがお天気も芳しくない。とりあえず海を見たいので旗津(qijin)半島に行くことにする。高雄港の前面に位置し、幅200m、長さ11Km程の砂州だ。

 MRT(地下鉄)で一つ目の美丽岛站で乗り換え終点の西子灣站下車。15分ほどの乗車だ。
MRT(地下鉄)の乗り方は簡単だ。自動券売機のタッチパネルで目的の駅をタッチ、左上の人数をタッチすると料金が表示される。人数ボタンをタッチしなければ一人料金が表示される。お金を入れるとトークン(画像の青いプラスチック)がお釣りと一緒に出てくる。
券売機はコイン専用機と紙幣も使えるものとがある。バスにも使えるICカードもあるが、短期滞在者には不要だ。トークンを改札機のセンサーにタッチすればゲートが開き中に入れる。出る時はトークンを投入孔に入れるとゲートが開く。まぁ~、台湾も日本も中国も大きな違いは無い。

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DSC_4540.jpg MRT終点の西子灣站で下車。観光案内図を頼りに10分程歩いて鼓山輪渡站に着く。ここからフェリーに乗船する。片道で全票(普通料金)15元だ。半票(老人、障害者等の優待料金)8元だ。勿論半票で乗船する。台湾元の約3.5倍が日本価格だから28円でフェリーに乗ったことになる。

 台湾の交通費はバカ安! 台湾が気に言っている理由の一つでもある。殆どの乗り物や入場料が優待料金で3~5割引。所によっては無料だ。年齢確認のため、パスポートのような証明証を要求される場合もあるが大抵は笑顔で”どうぞ”となる。

 となると、あたしもそれなりに老人に見えていると言う事になり少し抵抗がある。敬老料金が適用されるのは満65歳以上だから堂々と申告すれば良いのだが、少しでも若く見られたい本能があるようで哀しい。

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 フェリーと言っても自動車は乗せない。バイクだけだが自転車は免费(無料)だ。フェリーは高雄港を横切り10分程で旗津輪渡站に到着。この旗津半島は細長い砂州だが高雄港の防波堤のような島だね。台湾本島とは繋がってないが半島と呼ばれている。ただ、海底トンネルで台湾本島とは繋がっているので車も走っている。あいにくの雨模様なので海の景色も今一つだ。

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 フェリーを降りると目の前から旗津海産街となり観光客で賑わっている。両側に多くの海産料理店が集まり旨そうな匂いが漂っている。街の入り口には旗後天后宮という高雄市でもっとも古い寺廟があるので参拝した。海産街を通り抜けると海が広がっていた。台湾海峡だ。この辺りは有名な海水浴場だが、あいにくの雨模様のため泳いでいる人もいない。野良犬が数匹寝そべっている。お天気が良ければそこそこの景色だろう。ただ、砂が黒っぽいのがマイナス。

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DSC_4586.jpg 雨が降ってきたので一度、フェリー乗り場の旗津輪渡站に戻ったが、時間もタップリあるので車夫付きの人力車に乗ることにした。一時間ほど周遊して200元。レンタサイクルだと100元だが、小雨の中、汗を掻いての自転車漕ぎは勘弁してよとなる。車夫は選べるので出来るだけ若そうなおばさんにした。

 小姐がいないので仕方が無い。最初に50元のチップを渡した。そのせいか一生懸命に漕いで、早口で案内してくれるが殆ど意味不明。お寺の歴史やフニャラ・ホニャラと話しているようだが、あたしにとっては日常会話ですら大仕事なんだから・・・。

 イカ焼きを食べ、マンゴウジュースを飲みながら後席でふんぞり返っているのもいいもんだ。フードもあるので雨にも濡れない。ライチを買いたいので果物屋に寄って貰ったが、まだ時期が早いと言われた。一時間を少しオーバーして旗津輪渡站に戻ったが、楽しい一時だった。

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DSC_4617.jpg 雨も止んだのでその辺をブラブラ歩いてみる。この細長い半島は幅が200m程しかない。片側は大海原の台湾海峡、反対側は船の往来の激しい高雄港に面し、変化の有る景観が楽しめる。高雄港の先には高雄市で一番高い東帝士85ビルも遠望できる。半島の高台に登って行くと旗后砲台跡に出た。

 清時代に高雄港の防衛のために築かれた軍事的な施設の跡だ。お天気が良ければ絶景となるのだが。旗津半島の観光地は旗后灯台、海岸公園や風車公園など、まだまだ沢山あるが、歩き疲れたし蒸し暑いので帰ることにした。今旅行中、天気の良い時、もう一度訪れたいものだ。

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 西子灣站からMRT(地下鉄)で高雄站へ。台北と同じで、ここ高雄もMRTは何処に行くにも便利な乗り物だ。料金は20元~60元と安い。日本の半値以下だ。開通して間もないこともあるが、ホームは綺麗で安全。安全ゲートも設置され、電光掲示板や地上への出口案内なども申し分ない。ただ、将来の人口増に備えてかホームが長い。使用されているのはホーム全長の半分だから歩く距離が長くなる。また、車内は飲食禁止でチュウインガムでも駄目。罰金は日本円で約5000円と厳しい。

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DSC_4832.jpg お昼前に、イカの丸焼き一本食べただけなのでお腹が空いた。高尾駅の真正面に牛丼の吉野家があったので入った。牛丼なんて何十年ぶりだろう。まさか高雄で食べようとはね。旨かった。御飯は日本の米だろうと思う。アイス紅茶がセットで付いていて125元だった。日本円で440円ほどだから、たかぁ~い 太贵了。

 日本より高いのだ。そういえば今年の始め、台北で食べた豚骨ラーメンも高かった。日本食は高級なのだろうか。街中ではやたらに日式〇〇〇と書かれた看板が多い。台湾人は中国人ほどメンツにこだわらないのかもしれない。中国本土で日式〇〇〇と看板を出すとスグ壊されそうだ。桑原・クワバラ・・・。

 あたしも、なにも台湾まで来て牛丼や豚骨ラーメンを食べなくてもと言われそうだ。でもその時の状況で旨いものを食べれば良いので全くこだわりは無い。台湾料理、中華、和食、洋食なんでもこざれだ。口に合わ無くても旨いものも有る。ただ不味いものは食べたくないだけだ。

 晩御飯はホテル近くの持ち帰り専門の快餐厅(ファーストフード店)で排骨饭(骨付き肉飯)を買った。野菜のおかずを2点トッピングしても70元だった。日本でお弁当屋でお弁当を買うようなものだ。

 果物屋が近くにあったので寄ってみた。なあぁ~んと、荔枝(ライチ)があったのだ。少し古そうだったが安い買い物と思い一山50元でゲット。あと、パパイヤの生ジュースを買ってホテルに戻った。貧しいのか豪華なのか微妙な晚餐だが、ボリュムタップリでそれなりに旨かった。ただ、排骨饭(骨付き肉飯)の油が強かったせいか夜中に胸焼けがしてマイッタね。(へ_へ;)


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