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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

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THAILAND ④ (7/14,15) [海外旅行2008年]


2008-7-14,15(日、月)晴れ 5,6日目

 今日は観光の最終日だ。今日もエエ天気。
アバウトだが、タイの季節は10月~2月が乾季で爽やかな気候。3月~5月が暑期で猛烈な暑さ。6月~9月が雨期で雨が多い。熱帯地方だし摂氏30℃以下は涼しいということだ。我々が来る前日までは毎日一度は降っていたとのことだ。といってもスコールのような雨とのこと。日本の梅雨のように朝から晩まで降ることはないらしい。雨に降られないのもむエエが、少しはスコールも期待していたのに・・・。
本日の観光は水上マーケット、郊外の散策だがフライトが深夜なので時間つぶしにショッビングや免税店などブラブラということになりそう。

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P1060330.jpg バンコクから南へ約2時間程、バスから小舟に乗り換え狭い水路を疾走する。川風が気持ちエエ。水の色は泥色だね。この国に清流なぁーんてあるのきゃ? ジャングルもあり楽しい。バナナ、ココナツヤシ、マンゴーなどがたわわに実を付けている。熱帯らしくてエエもんだ。この水路の名前はダムヌン・サドゥアク運河という。今から150年ほど前に作られたとのこと。

 両側に普通の民家が建っていてなかなか風情がある。全て高床式だね。萱葺きやトタン屋根の住居が大半だ。

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 ジャングルには蛇もウヨウヨいそうだし、ところどころに蛇のマンガが描かれた看板があった。よくこういうところに住めるものだと感心する。
途中、何艘もの小舟とすれ違う。野菜や果物を積んでる小舟もあった。ようやく水上マーケットに到着。このマーケットは伝統的文化の保護と観光客誘致のため政府が設けたとのこと。

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P1060348.jpg 果物や乾物を満載にした小舟が一杯だ。また、大きなおみやげ店もあり大層賑やかなことだ。
売っている人は殆どおばちゃんだね。大きな声でまくし立てている。
しかし、ニコニコしていて愛きょうがある。



 果物はバナナ、ドラゴンフルーツ、ザボン、パイナップル、スイカ、ドリアン、スターフルーツ、ココナッツ、マンゴー、パパイヤ、マンゴースチン、ランブータン、その他いろいろあるが名前は不明。ドリアンは今が旬だとか。臭わない品種が出来ているとかで食してみたがやはり臭わなかった。クルーミーで甘く濃厚な味だ。ケーキ好きの人には堪えられないだろう。あたしはマンゴースチンが気にいった。バナナは小さいが非常に甘くて旨い。暑いのでジューシーな果物がおいしい。

 不思議に思ったのだが、この辺りは運河の真ん中なのに蚊や虫がいない。入国してから一度も蚊に刺されていない。熱帯だからといって特に警戒する必要はないようだ。ジャングルは別だろうけれど・・・。

 午後、バンコクに戻りランチを食べた。深夜のフライトのため時間がタップリ。大きな免税店、ショッピングモール、デパート、スーパをウロウロする。賑やかな繁華街の歩道で物乞いの人をところどころで見かける。足の無い人が上体だけでお鉢を持って這いずっている。誰も見向きもしない。迷惑そうに避けて通りすぎる。同じ人間なのにと思うと何とも言われぬ気持ちを感じた。日本では絶対に見かけない光景だ。

P1060389.jpg 夕食後早めに空港へ。空港内にタイの伝統的なダンスを踊っている像があった。精霊や悪霊、妖怪などを表現しているようだ。これもタイの仏教なのだろう。

 時間があるので空港内を動物園の檻の熊よろしく、あっちをウロウロ、こっちを行きつ戻りつれした。


 疲れてコーヒータイム。バーツが足らなくて一部、ドルで支払う。
なんだかんだでようやく出国。翌朝、無事成田着。

 バンコクの街は楽しかった。来年は是非一人で散策してみたい。地下鉄、トゥクトゥク等にも乗りたいし、タイ、マレーシャ、シンガポールの国際列車にも乗ってみたい。オリエント・エクスプレスはあたしには不釣り合い。普通の国際急行がエエ。料金安いしネ。うまく乗り継いでもシンガポールまで60時間以上と言われているが・・・。中級ホテルなら安く泊まれる。英語力も試されるし、面白そうだ。タイからシンガポールが来年の目標だ。
さぁー、資料を取り寄せて計画してみょう。



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THAILAND ③ (7/13) [海外旅行2008年]

2008-7-13(日)晴れ 4日目

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P1060217.jpg 今日もエエ天気だ。本日の観光はアユタヤーの遺跡だ。バンコクから北へ約80Kmの郊外にある。途中、山田長政で有名な日本人町跡観光後、象に乗せてくれる公園のようなところに寄った。日本人ツアー向けだろうけれど、象に乗れるとは貴重な体験である。15分ほど背中に乗っけてくれたが乗り心地はゴツゴツして良いとはいえない。

 でも、フントに賢い動物だなぁーと感心させられた。また象使いのおじさんも見事だ。心が通い合っているようだね。でも、このシチュエーションってスゴク哀れを感じた。観光客のためにご機嫌をとってくれる象と象使いのおじさん・・・。
生活のためといえばそれまでだが哀しい。アユタヤーの遺跡に到着。

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 500~600年前の王国の跡。たびたびのビルマとの戦いで滅びた。歴史はホンニャラフニャラだけれども王宮や仏塔や寺院の跡だね。自然崩壊ではなくビルマ軍により徹底的に破壊されたようだ。顔のない仏像が多い。また木の根に取り込まれた仏像の頭は有名だ。

 人間の愚かさ、おぞましさ、侵略された者の無念さ、その繰り返しが歴史そのものといえる。今は静かに観光客の前に立ち並んでいる。

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 タイは人工の95%が仏教徒といわれている。同じ仏教でもインド、日本、東南アジアでは違うようだ。お寺の形も全く違う。色もカラフル。タイでは王宮と寺院が同じ場所に建造されている。このアユタヤもそうだ。王様が敬われるのも当然なことなのだ。しかし、いろんな形の仏塔があるものだ。この辺り、当時はスゲー光景だったと想像できる。今は昔の物語れすが。

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P1060303.jpg アユタヤの街からバンコクに戻った。遠くから見ると、バンコクは高層ビルが林立する大都会なのだ。中部や北部には熱帯ジャングルが生い茂り豊かな自然が一杯。少数民族が住み着き独自の文化を育んでいるということだ。バンコクの街は楽しい。交通事情も悪い。でも片側3車線片側1車線の道路もあり、いろいろと対策は練っているようだ。

 歩いていてもゴミやタバコの吸い殻を見かけない。日本と違いポイ捨てには厳しい罰金が科せられているからだろう。また、禁煙令があり、エアコンが効いて密閉されている公共の場所は全て禁煙となっている。当然普通のレストランやカフェでも冷房が効いている限り禁煙となる。禁煙場所も法律で決まっていて違反すれば罰金2000バーツとなる。約7500円だから厳しい。
エアコンがなくても電話ボックスや宗教場所等も当然禁煙だ。
日頃タバコを吸わないあたしにはありがたい。

 今夜の夕食はタイスキだ。タイ式しゃぶしゃぶで具の内容により味も値段も違う。我々ツアーの場合は当然ながら高級な具など見当たらない。魚のつみれ状のようなもの、野菜、少しの肉(種類はわかりましぇん)、なんとも質素なものだ。ダシは効いてはいるがナンプラー(魚醤)やトウガラシ入りの酢など入れて食べる。それでも鶏ガラスープがベースのせいか雑炊は旨かった。タイのビールで有名なシンハを頂き今宵も満足れ~~す。
この暑さにも慣れてはきたがやはり疲れる。ホテルに帰って爆睡。

④に続く
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THAILAND ② (7/12) [海外旅行2008年]


2008-7-12(土)晴れ 3日目

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 ← 今回の宿泊 HOTELだ。タイで一番の高層ビル(84階建て)だネ。50階で4連泊した。高級感は無いが部屋は広い。日頃、ウサギ小屋暮らしの身には落ち着かない。眺めは最高。バンコクが一望出来る。 欠点も色々ある。高層ビルのためか窓が一切開かない。

 従って、自然の空気が入らない。エアコンの音がうるさい。排水の音などもすごく響く。日本的に言えば安普請なのだろう。
地震がきたら真ん中からポッキリ・・・(へ_へ;)。
レストラン等での接客はなかなか良いし、タオル、シーツなども清潔で好感が持てた。まぁー、ツアー客用の中級HOTELといつたところだが、料金比較では素晴らしい。

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 ↑ 今日もエエ天気だ。気候は日本の真夏とウナジくらいだ。ただ、湿度が雨期のせいか少し高い。予想していた範囲内で No problem. 朝の通勤ラッシュだ。すざましい光景だ。スモッグも少し出ている。でもこの国は都会の真ん中でも緑が目立つ。質はともかく水は豊富なのだろう。飲み水はミネラルウォーターだが慣れれば水道水も飲めるのかなぁー。今日はカンチャナプリの観光だ。
往復で300 Kmほどになるとのこと。ホギャー。

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 ↑ 国王とその親族の写真が目に付く。それだけ崇拝されているのだろう。車、バイク社会だが電車も走っている。バンコクだけなら生活レベルも相当高そう。インフラも整備されているし、道端にもゴミが墜ちてない。また、レストラン等の公共の場所は全て禁煙だ。入り口に申し訳ない程度に灰皿が置かれている。

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 ↑ バンコクの交通機関だ。タクシーはほとんどがメーター制で安心だそうだが、中には悪いのもいるとのこと。バイクタクシーなるものもある。運転手が番号付きのベストを着用している。料金は交渉だ。左上画像。車の側をスピード出してスリ抜けるため膝を開いて乗ってると非常に危険。でも、安くて早いので便利とのこと。

 右上画像はバンコク名物トゥクトゥクだ。タクシーと同じだが料金は交渉制。何故トゥクトゥクなのかというとエンジン音からきているらしい。三輪バイクの上に車体を乗っけただけで基本はオードバイだ。ドアーも無いし、排気ガスが臭そうだ。タイは車検制度がないため車体は何でもありとなる。車体の色もカラフルでセンスのかけらもないがそれでも周りのシーンに調和している。
建物や看板もど派手だからなぁー。

 路線バスは車体の色によって車内設備や料金が変わってくるのでオモシロイ。赤バス、白バス、ミニバスは料金は均一でドアーは常に開きっぱなし、オイ・オイ・・・。勿論クーラーなし。その他、青バス、オレンジバスなどあるが、建前はクーラー付きだが実際は作動してない場合も多々あるとのこと。

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 ↑ カンチャナプリの町に到着。戦争博物館などを見学した。観光客目当ての果物屋だろう。兎に角、果物は種類が豊富。博物館に掲示されている写真等は旧日本軍の残虐行為を強調していて見ててあまり気分の良いものではなかった。外国の観光地でこのような歴史の史実を見せられてもピンとこない。
歴史が風化しているのではなくあたしの頭が風化しているのだけれど。

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P1060192.jpg ↑ かの有名なクワエ川とクワエ川鉄橋だ。映画『戦場に架ける橋』のモデルとなった場所だ。何十年前かに映画で見たことがある。日本軍、連合国の捕虜、タイの現地人・・・遠い、遠い昔のことだ。
今現在この歴史の痕跡に佇んでいることは感激だが、だからどうしたとなってしまう。


 川の水は真っ茶色、汚れている訳ではなく泥色だ。雨が多いため常に茶色なのだろう。橋の周りは自然が一杯。ヤシやバナナの木が多い。

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 ↑ 当時、泰緬鉄道で走っていた汽車だ。日本軍のビルマ方面への軍需物資輸送に使われていた。連合国の捕虜が造った橋は爆撃で破壊されているので、この鉄橋は戦後造られたものだろう。今は観光地化され平和そのものだ。遊覧トロッコに乗り橋の向こうへ結構走る。

 周りはジャングルだし楽しかった。往復運賃20バーツ、約70円だ。クワエ川マーチなども流れていて当時の悲惨さは欠片も残っていない。この辺りはバンコクから離れているため空気も良くのどかなものだ。タイの国土は日本の1.4倍。山地も少なくジャクグルが多い。開発すれば沢山の作物が出来そうだが、このようなジャングルは大事にして欲しいものだネ。

P1060218.jpg ← お昼ご飯だ。バスに長時間乗っているとお腹が空く。レストランでのバイキング形式のランチ。刺身や寿司などの日本食も置いてあり少々興ざめだ。日本人のツアー客専用なのだろう。夜はカラオケクラブに変身し、タイ美女が勢揃い。
お相手はどんくさい日本のメタボのおっさん達・・・?


 この図式は今はもう昔??? あたしはとうの昔に卒業したからにぃー。
お皿にはタイ風チャーハンと野菜炒め。タイ米は水分が吸収しないのかパラパラだが癖になる。旨いというわけでは無いが食感がエエ。野菜も果物と同様種類が多くていずれも旨い。タイ料理は辛いけれど日本人の口にあう。とびきり旨いわけではないけれど・・・。

 観光地ではココナツヤシのジュースが売られている。1ヶの実を割ってストローで飲ませてくれる。1ヶ20バーツ、約70円ほどだが味が薄くて今ひとつだ。水よりエエかも。

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 ↑ 夕暮れが迫ってくると屋台や夜店が開店し出す。日中は暑いので日が陰ってから行動開始となるようだ。バンコクでデパートに入った。電化製品などは日本の価格と同じだネ。日本製品だからあったりメーなのか。
衣料などは70%,80%引きと掲示してあるのでまずは日本円に換算し値引率を掛ける。それから店員との交渉が始まるから大変めんどうなのだ。

 スーパーでは日本製品と中国製品が多い。特にインスタントラーメンは中国製が大半だ。肉類、魚類は少ない。多分、市塲で売られているのだろうが?。日本では市塲が少なくなりスーパーでは綺麗にカットされ一切れづつ包装されて売られている。外国のスーパーや市塲を見ると日本の包装は異常に感ずる。

P1060321.jpg ← 今日は遠出のせいもあり疲れた。バンコクに戻ってからもデパートやスーパーの散策などあり歩き疲れた。ホテルの部屋からの夜景が綺麗だ。灯は多いが東京のようにカラフルではない。
この辺りにも国力の差というかムダというか日本のアホさ加減が感じられる。食べ物もまぁーまぁーだし、天気もエエし、体調も問題なし。

 山登もスキーも楽しいが、海外でのんびりしているのもエエもんだ。バスタブでユッタリしていると日本の事も遠くに霞んでいく。人間色々、生活も色々。今夜も爆睡モード間違いなし。

③に続く
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THAILAND ① (7/10,7/11) [海外旅行2008年]

2008-7-10,11 1,2日目

map.gif 東南アジアに行きたくなった。ツアー料金も安いし最も東南アジアらしい国と先入観を持っていたタイ国にした。いつの日かツアーでなく、航空券だけ買ってフリーで訪れたい国のひとつでもあり、偵察の意味を兼ねての選択であった。

 正式には Kingdom of thailand と呼ばれている。立憲君主制であり、王様は国民から大変尊敬されているのだ。国土は日本の約1.4倍で人工は約半分の6,300万人。


 首都はバンコクで敬虔な仏教徒が大半を占めている。為替レートは100円=32バーツ?。予備知識はこの程度で出発。
高速道路が事故で通行止めのため成田への直行バスが遅れた。車中では冷や汗ターラタラれしたネ。出足から嫌な雰囲気だ。

a20.gif 集合時間より30分遅れで空港に到着したが、無事手続き完了し機上の人となった。
往復とも全日空だが少し残念。
タイ航空のほうが楽しめるのだが・・・。

 上の国旗の青は王様、白は仏教、赤は国民を表しているとのことだ。タイまで約6時間の飛行、到着は深夜だね。時差はマイナス2時間のため楽だ。バンコク・スワナプーム空港に夜11時頃着。新しくて綺麗な空港だ。
ホテル到着は深夜12時半。疲れなぁ~~し。

 睡眠時間4時間と少々だが爆睡。ホテルの朝食は旨い。これが楽しみで海外に行くのかも。
タイ風のラーメン(ソバ)、これが絶品なのだ。麺はお米から作られているようだが、スープは鶏ガラ。具は魚の練り物、もやし、ネギ等。これにナンプラー、唐辛子、ライム等を入れていただく。何杯もいただきたいが他にもおいしいものが沢山あるので毎朝一杯とした。今、思い出しても涎がダラリーダラリー。
他にも果物が豊富。嬉しい限りだ。幸せ一杯。

 まずは王宮見学だ。タイの歴代の王様たちが建造したたくさんの宮殿やお寺(ワット)が築かれている。

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↓左は黄金に輝くプラ・スィー・ラタナ・チェディ。秀吉も真っ青だろう。右は仏塔プラ・モントップ。ラマ一世が建立した。

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P1060046.jpg 象、半人半鳥等独特の豪華絢爛たる色彩美と細密な彫刻で彩られた立像がたくさんある。

↓ワット・プラ・ケオ
歴代の王様が造った宮殿とお寺が華麗だ。本堂に安置されている本尊がエメラルド色の翡翠で作られているためエメラルド寺院とも呼ばれている。兎に角、ここの敷地は広大だ。現チャクリー王朝の最初の王様ラマ一世が宮殿とお寺を建てたのが始めで本堂は1785年に建立された。以降、歴代の王様が挙って宮殿とお寺を建てた。タイの歴史と文化の象徴であり、王様と仏教を敬う国民の真摯な心がひしひしと感じられる。

 またこの場所は“天使の都”とも呼ばれている。王宮内は観光客とお参りの人々で一杯。建物と立像の色彩は日本人には考えられない素晴らしいバランス感覚だ。金箔や宝石、陶器で飾られているがタイ独特の文化なのだろう。

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P1060103.jpg←ワット・アルン(暁の寺)
渡し船から撮ったが上手く撮れなかった。本当は絵になるシーンなんだがネー。次回の課題としょう。チャオプラヤー川の西岸に聳えている美しい塔だ。日本では三島由紀夫の小説「暁の寺」で知られていて高さ75メートル。見事な建築だ。圧巻というか絶景というか感動モノだ。いつまでも見てて飽かない。

 タイのお寺はタイ独特の様式、西洋や中国の様式等を取り入れている。建物の形が色々とあり見てて楽しい。形は色々だが見事に調和している。

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P1060135.jpg ↑ たくさんの神話の神様が建物を持ち上げている。色とりどりの陶器がちりばめられていて綺麗だネ。

 ← 仏塔の上に登った。非常に急な階段で高所恐怖の人は厳禁。上に登るほど塔は細くなり傾斜も強くなる。

P1060128.jpg ← 塔の上から撮った。チャオプラヤー川を挟んでバンコクの市街が広がっている。川風が気持ちエエ。
宮殿やワット(お寺)を沢山見物した。想像していたより遙かに見事でびっくりれ~す。これだけでもタイに来た甲斐がありまひた。見物はあっちをうろうろ、こっちを行きつ戻りつれしたので疲れまぁ~す。


 夕方、パッポンナイトバザールへ行った。まだ明るいせいか今ひとつ活気がない。Tシャツ、雑貨、コピー商品等いろいろ売られている。ブランドのコピー商品が取り締まられているのは日本だけのようだ。ここでは堂々と売られている。Tシャツ2枚300バーツ(約1000円)、完全な観光客価格だ。タイ人の国民性なのか、値段交渉のひっっこさが無い。これは何処でも感じた。高いと言えばある値段まで下がるがそれまで。もお、いいよの態度となる。実にアッサリしている。勿論、中にはひっつこく喰らいついてくるのもいるが・・・。
暗くなって屋台も出始めると活気がでてきたようだ。

P1060151.jpg ← 夕食れ~す。左上から野菜炒め、春巻き、豚肉の炒め物とデカキュウリ、魚の練り物の入った鶏ガラスープ、タイ飯、ココナツカレ。デザートはスイカ、パパイヤ、コーヒー、紅茶等。勿論、お酒は別途注文すればいただけます。ツアーの平均的な夕食でしょう。タイの食材は安いので日本円にして500円程度だろうなぁ~。


 カミチャンの料理の方がよっぽどエエし旨い。
やはり食のターゲットはホテルの朝食に絞ろう。夕食をいただきながらタイ舞踊観賞をした。伝統的な仮面と衣装、また楽器も独特のものだった。ショーと食事を楽しみホテルへ。本日も猛爆睡。

②に続く
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マルタ共和国 ④ (2/2~2/4) [海外旅行2008年]

2008-2-2(土)晴れ 4日目


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 昨夜は夕食後一人でセントジュリアンの町に出掛けた。カジノやディスコもあるということだが、良く解りましぇん。海岸通りの薄暗い処を一人で歩いていても不安感はなかった。治安が非常によいという先入観のためか路地裏でも恐くは無かった。
もっとも、こちらも髭ぼうぼうで観光客的な服装ではなかったけれど。
何処かで一杯・・・と考えたが疲れているため早々に引き上げた。

  今日はゴゾ島の観光だ。天気晴朗、波低しだ。風が穏やかで気持ちが良い。
このフェリーでゴゾ島まで約30分程。
小さな島だが人口は約3万人程とのこと。
今日はカーニバルでしかも土曜日だからフェリーは満員だ。
マルタ本島より更に海が綺麗という。

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  ジュガンティーヤ神殿。巨石神殿なのだ。紀元前40世紀に建造が始まったと云うから考古学者も良く解らんということだ。ただ、伝説だけはいろいろとあるようだ。

 ↓ カリプソの洞窟から俯瞰した海。カリプソの洞窟はホメロスの「オデッセイ」で歌われたナンジャラホンジャラ~~~。
洞窟は入ってみたが真っ暗で何もない。
ただ、洞窟を抜けたところで見た海は絶景!圧巻!コメントなしれした。

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 観光船に乗った。この洞窟をくぐり抜け外海に出た。光の加減により海の色が変化する。実に見事なもんだ。

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  四角い窓が空いている景観がアズール・ウインドーと呼ばれているポイントなのだ。
太古から風と波で浸食されてできた自然のアーチだね。
ここも絶景!圧巻!コメントなしれーす。

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 ↓ ゴゾの街。マルタ本島と同じバロック建築ばっかり。ちょっと食傷気味になってきたぞ。

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 ↑ ヴィクトリアの町の高台チッタデルから俯瞰した景観だ。360度の眺望だ。どうもこれはイスラムの寺院のように見えるが・・・ムムム。

 ↓ チッタデッラの大要塞だ。島の中央部に位置する。城壁は中世に造られている。あまり飾り気のない要塞らしい要塞だ。ゴゾ島はマルタ本島の縮図のようだが、緑はゴゾ島の方が断然多い。

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 ↓ 大聖堂。堂々としたバロック様式の建築だ。内部のドームは騙し絵と呼ばれている。この天井画は遠近法を駆使してあたかもそこがドームのように見えるような錯覚を与えている。

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P1040319.jpg ホテルに戻った。潮風に当たったためか少々チカレタ。二人で昨日と同じレストランで食事して早めにホテルに戻った。スーツケースのパッキングも終えペランダでタバコを吸った。

 日頃、吸わないのに海外ではタバコを吸う時がある。と言っても一日2~3本程度だけれど。

 吸いながらボンヤリト物思いに耽る。至福の一時ともいえる。帰国すればまたいつもの生活が待っている。まあまあ気に入っている生活だけれど逼迫したモノがない。この歳で大きく変化するにはリスクが高すぎる。

 海外に行ったところで帰ったら同じ生活だ。と考えると海外旅行も大きな刺激は感じられない。贅沢な悩みかも。帰れば山もスキーもあるのにネー。疲れと、明日は帰国だと考えると少し感傷的な気持ちになる。


2008-2-3,4(日)(月)晴れ 5,6日目


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 今朝はメタクチャに早い。ホテル発が5時半だった。隣の部屋の友人がスーツケースを部屋の外に出した時ドアーがバッタン・・・。本人は悔しがっていたが、あたしはクックックと含み笑い。自慢じゃないけれど何度も経験済みじゃ。今回も一度やっているし・・・。レセプションに行って、時間がないからカードの再発行 NO、マスターカードで開けて欲しいと交渉。

 スグに来て開けてくれた。エかった。朝食の時間がないので朝はホテルのボックスランチだ。リンゴ、ヨーグルト、ケーキ等いろいろと入っていてそれなりに美味しかった。ロビーにコーヒーとティーが置かれていてありがたかった。

 上の画像はマルタの国際空港。といっても国内空港はない。国内は端から端まででもバスで小一時間だ。離れている島でも船で30分。ヘリも必要なし。でも軍隊が300人いるとはオロロキだ。海軍だけだとさ。

 いよいよ帰国だ。マルタからロンドンまで3時間半。トランジットで2時間半。ロンドンから日本まで12時間。計18時間だ。往きの20時間超えより少し短いのが救い。機内食が計3食。マルタ航空の機内食は何故か旨かった。
ヴァージンアトランティック航空ではJapanese food,please.松花堂弁当だ。やはり、日本食はエエ。とても外国には住めそうにない。往きの機内食は3食とも不味かったが、帰りは全部美味かった。
何故だろうか? 。 気分、はたまた感覚の問題でもなさそうだし・・・


 機内でマルタを想った。こんなちっちゃな国でも人々は幸せに暮らせる。今年からユーロー圏に入り経済、政治も変わってきているらしい。通貨が変わったため少しモノの値段が上がってきているとのことだ。でも治安は良いし、日本のようにモノが溢れていない。静かに旧いモノを大事にしている。
日本と違い、良い意味で島国なのだろう。贅沢を好まず自分たちの生活を大事にしているように感じる。今の日本人が捨ててしまったモノを大切に守っている。
歴史、建物、海、空とシャイなマルタ人との見事なハーモニー。

The Republic of MALTA !



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マルタ共和国 ③ (2/1) [海外旅行2008年]

2008-2-1(金)晴れ 3日目

 今日はヴァレッタの観光だ。当ツアーのメインだね。
歴史・・ムニャムニャ・・いろいろあるが、まぁーそれは置いといて、1600年頃に築かれた城塞都市だ。半島の先端にあり城壁と堡塁に囲まれ攻めるに難しい町といえる。旧い建物も約300以上も遺っていて現在もマルタの政治、経済の中心である。マルタストーンにより町全体が薄い飴色で統一されている。

 ↓ シティゲート前にあるバスターミナルだ。年代モノだけれど愛きょうのある楽しいバスだ。市民の大事な足となっている。

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P1040149.jpg 今日からカーニバル(謝肉祭)だ。直訳は肉を断つ日だが、現在は何かを自制する日ということらしい。でも、お祭りにかわりは無い。

この城門がヴァレッタの町に入るシティ・ゲートである。リパブリックストーリートの起点となる。町の中はマス目状に道路が真っ直ぐ通っていて解りやすい。

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 ↑ ここは首相官邸で内部の見学は不可。1600年頃に騎士団の宿泊所として建てられたそうだ。なんと、日本でいえば戦国時代の建物が首相官邸として現在も使われているということになる。

 ↓ 子供は何時の時代も何処の国でも無邪気で可愛いものだ。子供と飴色をしたマルタ・ストーンで造られたバロック様式の建物が見事にマッチしている。ヴァレッタの町にはこのような小さな車が走っている。電気自動車なのか?。
旧市街では一般車両は制限されているのかもしれない。フント、建造物と空の色がこの町にエエ雰囲気を醸し出しているようだ。

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 ↓ これは聖ヨハネ大聖堂だ。この教会はマルタ騎士団のオエライさんであったヨハネさんに捧げるために建てられた。

 そもそもマルタ騎士団って何なのだ?。
世界史は苦手だが、十字軍遠征のためマルタにヨーロッパの騎士が集まった??? ホンニャラ・フニャラ・・・中はスゲー、豪華絢爛そのものれす。
中央祭壇とは別にヨーロッパ各国の祭壇が両側に並び、絢爛さを競っている。美術館も併設されていて宗教画が一杯飾られていた。

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 カーニバルだ。子供も大人も楽しんでいる。日本では見られない色彩感覚だ。隣のゴゾ島ではもっと盛り上がっているらしい。小さな国なので楽しみが少なそうだ。日本では何でも手にはいるし楽しみも千差万別だ。この国のように、楽しみもほどほどしか手に入らない方がエエ。何でも手に入るのは良くないことだと思う。

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P1040201.jpg ←大人もブラスバンドで楽しんでいる。良い時期に観光に来たと感謝する。カトリック、感謝祭、気候もGoo。マルタの人々もエエ。誠実さを感じる。小さい国だが紀元前5000年以上の歴史を持っている。英国統治が長かったせいか人々は誇り高い。



 pillow tip を置いておくと housekeeper の手書きの感謝メツセージが置かれている。なかなか気持ちのエエ人々なのだ。

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P1040199.jpg  騎士団長の宮殿だ。
ここも歴史がホンニュラ・フニャラとありガイドの説明は聞かなかった。
聞いても聞かなくってもスグ忘れるから聞かないでジックリ自分の眼で見て何かを感じ取るほうが好きなのだ。
まぁー、世界史が苦手の言い訳れすがね。

 この甲冑の重さは約30Kg らしい。
鉄なのか銅なのか解らんけれど何処を突かれても切られてもOKかも。
日本でもそうだが、こんな重いモノ着けて戦場を走り回っていたなんて現代人には想像しがたいことれす。


 この建物の階段は重い甲冑を着けていても動き易いように段差が低くなっている。そういえば砦の階段も段差が低かった。
日本のお城の階段はどうなんだろう???

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  午後からはスリーシティーに移動した。3つの町の総称だ。3つの町が何かは聞いて無かった。左がヴァレッタの旧市街で、右が聖アンジェロ砦だ。なかなかの絶景だ。これぞマルタ・・・その感じは否めましぇーん。

 聖アンジェロ砦にマルタ国旗と騎士団のフラグが誇らしげに翻っている。
↓ヴァレッタの町

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P1040218.gif  スリー・シテイのうちの一つ、セングレアにある監視塔。
ガルディオーラというんだと。町の突端で海に突き出ている。目や耳が装飾されていてオモシロイ。

 マルタは全て絵になる。16~17世紀の家が沢山残っていて今でも人々が住んでいるという驚き。ここじゃ珍しくもないことだろうが・・・。

 全て石のためか、町のなかでは緑が少ない。でも何故かポイント毎に上手く緑が点在している。
いいではあ~~りましぇぬか。
それはそれで絵になることかも。

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セングレアの街並み。

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  セングレアの町のゲートか?。 城塞都市そのものだ。

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 ↓ 港だ。ヨットで埋まっている。ヨーロッパの富裕層のものということだそうだ。意外と漁船は見当たらない。昼食の魚のスープも生臭く、海に囲まれている割には魚が現れない。釣りをしている人も見かけない。何故だろうか?市塲に行けば魚がズラーリかもね。

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 ↑ 教会だ。立派なもんだ。有名な教会なのだろうか?歴史に圧倒されると疲れるものだなぁー。

 ホテルに戻った。部屋は豪華さはないが清潔で整っている。
寝具もパリッとしているし、バスタオル等もくたびれてはいない。
ベランダもあり海が見える。

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 水道の水は主に雨水と海水を利用していて少しショッパイ。でも殺菌されているため飲んでも大丈夫とのことだ。少し飲んでみたがショッパクて不味いのでミネラルウォーターにした。歯磨きは No problem.

 食事に二人で出掛けた。三人で行く予定だったが一人体調が良くないとのこと。近くのホテルにある小さなカフェのようなところで食事した。シーフードパスタを注文したが昨日のようには美味しくなかった。量はは日本での倍はありそうだが。コーヒーもインスタントのようだし、チェックも結構高かった。期待ハズレでクッシュンれす。

 今朝、カードキーを残したまま部屋を出たため慌ててレセプションで再発行を依頼した。三回再発行して貰ったが全てNG。最後にマスターカードを使ってドアーを開けてくれた。最初からそうせいちゅうんじゃー。
(怒り)でも、自分が悪いのだし、一生懸命対応している誠意は伝わってくる。
これがマルタなのだろう。
明日はゴゾ島の観光だ。最終日でもある。いい天気になぁーれ。


④に続く



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マルタ共和国 ② (1/31) [海外旅行2008年]

2008-1-31(木)晴れ 2日目


P1040140.jpg 3時間ほどグッスリ寝た。爽快な気分だが、まだ日本でのモヤモヤとした憂鬱な気分が完全には晴れない。ここは地中海のド真ん中だと思い直し、電光石化で頭をチェンジ。ホテルはコリンシャ・サンジョージ・ホテルという名前だ。
The hotel has a lot of nice view.
計4連泊となる。五つ星だが四つ星半というレベルかもね。

 こぢんまりとしていて落ち着いた景観の良いホテルだ。部屋のベランダからは地中海も望め感激れーす。

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P1040018.jpg 朝食は美味しかった。いつも感じるのだが、海外ツアーの朝食だけはフント、いっっも旨ぁい~~。かのエジプトだって旨かった。何故かと考えてみたが、まずパンが美味しい。ハム、ソーセージの肉類も良い味だ。チーズ、バターの乳製品も Gooなのだ。それに当地の野菜や果物が一杯だ。日本では毎朝??? ムムム・・・
貧しい食事だなぁー。

 カミチャンに聞かれるとクワバラ、桑原、ゴメンチャイ。コーヒーは何杯も飲めるし、またこれが美味しい。早飯、早クソ三文の徳ではないのだ。ゆったりとした食事、ハッピーれ~~す。
天気もエエし、暖かい。半袖とはいかないが、4月の下旬の陽気に近い。今年のヨーロッパは例年より暖かいらしい。それにしても気持ちのエエ天気れす。

 昨夜? が遅かったので今朝の出発は9時半だ。
まずは世界遺産のタルシール神殿へ。

 マルタ本島やコゾ島には巨石神殿跡が沢山残っている。
まとめてThe UNESUCO World Heritageに登録されている。
このタルシーン神殿は紀元前3000年に建設されたというがオロロキだ。
なぁーんと、かのヒラミッドより古いのか?太古の不思議さを感ずる。

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P1040028.jpg  巨石を縦横に積み上げているだけで相当風化している。スカートをはいた太ったふくよかな女神の下半身像が鎮座している。古今東西、太っていることは冨、豊かさの象徴だったのだろう。日本でもふくよかな女性像は崇拝の対象とされている。
まぁー痩せてギスギスよりポッチャリのほうがエエか。
カミチャンが聞いたら喜ぶぞ。

P1040031.jpg ← この渦巻き模様が所々にある。
外側の開始点が『誕生』、中心の終了点が『死』を表していて死に至っても逆に渦を辿って戻れば誕生に戻れる。
渦は復活、再生を表しているとのことだが、日本の唐草模様もウナジかも。





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  生け贄の血を溜めたものとか手水鉢とかいろいろなものがある。全て石をくり貫いて作った物だ。ただ、ここにある発掘品は全てコピーで本物はヴァレッタの考古学博物館に展示されているとのこと。

P1040050.jpg これは、ごく普通の民家だが石で作られている。屋根は全て平らである。
雪が降らないので傾斜の必要が無いのだろう。
マルタの建造物は全て石が主である。地面を少し掘ればゴロゴロとした石が一杯ありそうだ。畑の区界やガードレールのようなものまで大小の石を積み上げて作られている。石に色彩を施して居るわけではないのでなんだか単一色の灰色でアラブっぽい印象である。
また現地のマルタ語もアラブ語のように聞こえる。



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P1040076.jpg ↑ 青の洞窟だ。海岸の岬の突端にある。石灰岩質の岩棚が永年の風化で削られたというだけだが・・・それにしてもなかなか綺麗なブルーだ。透明度も高い。地中海を見渡せばちぃちゃな島も見える。花もあっちこっちで咲いていてのどかなことこの上なし。このあたりは道も石畳だしあっこっちに無造作に積まれた石垣がある。一時の昼寝でも楽しみたいようなスポットだ。

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P1040089.jpg イムディーナの街だ。マルタ本島の中央部にあり見晴らしも良い。中世には首都であったので城塞となっている。イムディーナとはアラビア語で「城壁の町」だそうだ。「オールド・シティ」とも「静寂の町」とも云われている。城壁の町イムディーナの外から町を望見する。高い塔は見張り台とのこと。現在は警察署だ。昔はここからのろしが上げられた。 

←ここがメインゲートになる。空堀と城壁に囲まれていて中世の城塞都市そのものだ。約200年以上前のまま残っていて今も沢山の人々が暮らしている。


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P1040134.jpg 観光用の馬車が沢山闊歩している。
乗っているのは白人が多いようだ。このマルタ島は人口40万人に対し、観光客も40万人とも云われている。
まぁー夏の海水浴シーズンだけだと思うが。でもやたら観光客が多い。大半は欧米人と見受ける。

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 建造物は全てバロック様式の造りであり、壁、バルコニー、窓・・・全てが優美に彫刻され、絵やキリストの像などで飾られている。全てマルタ・ストーンで造られている。また画像のような細い小道が一杯あり、小さな自動車も通行できる。

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 ↓ 下の画像は大聖堂だ。セントポール広場の一角に建っている。17世紀の建造物である。日本の古い建造物は木造のため火災・地震に弱いがマルタの建造物は全てが石。今後、何百年も遺るのであろう。バロック様式の見事な建物だ。

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P1040114.jpg  町のいたるところに猫がいる。殆どが野良猫のようだ。しかもみな太っているので動きが鈍い。細い路地は注意しないとウンチを踏んづける。
高台から見ると明日観光するヴァレッタ市街が俯瞰できる。
遠くには海が見え、大地の緑、空の青、建物や雲の白と見事に調和している。


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 昨夜、遅かったため本日の観光はこれでお終い。午後3時前にホテルに戻った。お昼は何を食べたか思い出せないが、ビールはうまかった。
グラスで持ってきたためブランドは不明。料理は印象に残ってないのだから味は今ひとつということだろう。

 ホテルの前の入り江を挟み、対岸がセント・ジュリアンの町だ。マルタ一番の繁華街でショッピングエリアになっている。ホテルから歩いて約10分と少し。
スーパーに入ってみたが日本より高いのには驚いた。肉は何の肉か解らんが少ない。野菜も大半が輸入だ。イスラエル、イタリア、フランス等、記述されている。黒づんだイチゴのパックが5ユーロー。約800円だ。魚などなかった。ただ、ハム、ソーセージ、乳製品は日本より相当安い。ミネラルウォーターを買う。1本 0.35ユーローだった。約55円となる。高いか安いか???

 3人でレストランに入った。シーフードパスタを食べたがムール貝が沢山入っていて誠に旨かった。前菜とコーヒー付けて一人約12ユーロー。約2000円ということになるが、日本でもそんなものだろう。ただチップは10%ほど含めて払った。マルタのレストランは大体が午後7時からでないと開かない。結局ホテルに戻ったのが午後9時近くになった。
ヘタクソな英語でもなんとかなったのが嬉しい。



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マルタ共和国 ① (1/30) [海外旅行2008年]

2008-1-30(水)晴れ 1日目


map.gif マルタ島、ン・何処?・・何、マ・ル・タ・・・とかなんとか考えているうちに出発することになった。予備知識はイタリアの近くだということだけ。人口約40万人の共和国なのだ。当然知ってる訳ありましぇん。ツアーは便利なもんだ。添乗員さんに付いて行くだけでエエから何も考える必要あらへん。左の画像は外務省から拝借した。長靴のイタリヤ半島の下にシチリア島があり、そのちょっと下にある淡路島の半分ほどのちっこい島だ。


 旅程は6日間だが、うち2日間は飛行機の中だから恐ろしい。まあー、間違っても2度と行くことはあるまいと断言できる国なのだ。

d30.gif しかし40万人で国家が形成されていることには興味津々モード全開となる。マルタ共和国の国旗だ。騎士団、カトリック、中世を想像させるに充分なフラッグなのだ。この画像も外務省からの無断拝借だ。約3ヶ月ぶりの海外旅行となる。

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P1040002.jpg 成田発、ヴァージン・アトランティック航空に搭乗。お昼の12時に離陸。キャビンは超ながぁ~~い。明るくて綺麗だ。
エジプト航空と雲泥の差じゃ。空いているし、なかなか快適な飛行機だ。座席ごとにモニターが付いていて映画見放題、日本語に吹き替えてある。ゲームやり放題。
上の画像はモニターに表示された当機の現在位置だ。

 只今、スカンジナビヤ半島上空、オスローの手前れぇーす。Google Earth と同じで拡大も縮小もでき面白いスグレモノなのだ。ロンドンのヒースロー空港までの所要時間は約12時間半。お陰で退屈しないで済んだ。機内食は2回だが美味しくはない。エコノミーで美味しい機内食ってあるのかなぁー。
ロンドン着は現地時間で午後3時半。この間、夜がなかった事になる。
時差マイナス9時間。キツーィィィ。

P1040004.jpg ロンドン・ヒースロー空港の第3ターミナルに到着。トランジットのため第4ターミナルに連絡バスで移動する。10分以上は走ったようだ。かなり巨大な空港だ。一応、イギリスのロンドンに足を降ろしたということになる。入国はしていないが・・・



 マルタへの出発は午後8時過ぎとのこと。待ち時間約5時間・・・ホゲー。
さすがロンドンだ。一流ブランドの免税店がズラー。といってもおいらには全く接点がない。待合室で人間ウオッチングならお金がかからない。そのうち疲れと睡魔で思考力ゼロ状態となる。

 ようやく出発したが機内は満席でアイルランドのサッカー選手やらが乗っていてウルサイのなんのって・・・
サッカーでは、じぇったいアイルランドは応援しないど。不味い機内食を一回食して、ようやくマルタ到着。深夜12時過ぎだ。

 入国手続きをしてバスでホテルへ。シャワーを浴びて寝たのが深夜4時頃だった。チカレタービー。その上、時差マイナス8時間だから、フント。


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