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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

マルタ共和国 ④ (2/2~2/4) [海外旅行2008年]

2008-2-2(土)晴れ 4日目


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 昨夜は夕食後一人でセントジュリアンの町に出掛けた。カジノやディスコもあるということだが、良く解りましぇん。海岸通りの薄暗い処を一人で歩いていても不安感はなかった。治安が非常によいという先入観のためか路地裏でも恐くは無かった。
もっとも、こちらも髭ぼうぼうで観光客的な服装ではなかったけれど。
何処かで一杯・・・と考えたが疲れているため早々に引き上げた。

  今日はゴゾ島の観光だ。天気晴朗、波低しだ。風が穏やかで気持ちが良い。
このフェリーでゴゾ島まで約30分程。
小さな島だが人口は約3万人程とのこと。
今日はカーニバルでしかも土曜日だからフェリーは満員だ。
マルタ本島より更に海が綺麗という。

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  ジュガンティーヤ神殿。巨石神殿なのだ。紀元前40世紀に建造が始まったと云うから考古学者も良く解らんということだ。ただ、伝説だけはいろいろとあるようだ。

 ↓ カリプソの洞窟から俯瞰した海。カリプソの洞窟はホメロスの「オデッセイ」で歌われたナンジャラホンジャラ~~~。
洞窟は入ってみたが真っ暗で何もない。
ただ、洞窟を抜けたところで見た海は絶景!圧巻!コメントなしれした。

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 観光船に乗った。この洞窟をくぐり抜け外海に出た。光の加減により海の色が変化する。実に見事なもんだ。

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  四角い窓が空いている景観がアズール・ウインドーと呼ばれているポイントなのだ。
太古から風と波で浸食されてできた自然のアーチだね。
ここも絶景!圧巻!コメントなしれーす。

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 ↓ ゴゾの街。マルタ本島と同じバロック建築ばっかり。ちょっと食傷気味になってきたぞ。

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 ↑ ヴィクトリアの町の高台チッタデルから俯瞰した景観だ。360度の眺望だ。どうもこれはイスラムの寺院のように見えるが・・・ムムム。

 ↓ チッタデッラの大要塞だ。島の中央部に位置する。城壁は中世に造られている。あまり飾り気のない要塞らしい要塞だ。ゴゾ島はマルタ本島の縮図のようだが、緑はゴゾ島の方が断然多い。

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 ↓ 大聖堂。堂々としたバロック様式の建築だ。内部のドームは騙し絵と呼ばれている。この天井画は遠近法を駆使してあたかもそこがドームのように見えるような錯覚を与えている。

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P1040319.jpg ホテルに戻った。潮風に当たったためか少々チカレタ。二人で昨日と同じレストランで食事して早めにホテルに戻った。スーツケースのパッキングも終えペランダでタバコを吸った。

 日頃、吸わないのに海外ではタバコを吸う時がある。と言っても一日2~3本程度だけれど。

 吸いながらボンヤリト物思いに耽る。至福の一時ともいえる。帰国すればまたいつもの生活が待っている。まあまあ気に入っている生活だけれど逼迫したモノがない。この歳で大きく変化するにはリスクが高すぎる。

 海外に行ったところで帰ったら同じ生活だ。と考えると海外旅行も大きな刺激は感じられない。贅沢な悩みかも。帰れば山もスキーもあるのにネー。疲れと、明日は帰国だと考えると少し感傷的な気持ちになる。


2008-2-3,4(日)(月)晴れ 5,6日目


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 今朝はメタクチャに早い。ホテル発が5時半だった。隣の部屋の友人がスーツケースを部屋の外に出した時ドアーがバッタン・・・。本人は悔しがっていたが、あたしはクックックと含み笑い。自慢じゃないけれど何度も経験済みじゃ。今回も一度やっているし・・・。レセプションに行って、時間がないからカードの再発行 NO、マスターカードで開けて欲しいと交渉。

 スグに来て開けてくれた。エかった。朝食の時間がないので朝はホテルのボックスランチだ。リンゴ、ヨーグルト、ケーキ等いろいろと入っていてそれなりに美味しかった。ロビーにコーヒーとティーが置かれていてありがたかった。

 上の画像はマルタの国際空港。といっても国内空港はない。国内は端から端まででもバスで小一時間だ。離れている島でも船で30分。ヘリも必要なし。でも軍隊が300人いるとはオロロキだ。海軍だけだとさ。

 いよいよ帰国だ。マルタからロンドンまで3時間半。トランジットで2時間半。ロンドンから日本まで12時間。計18時間だ。往きの20時間超えより少し短いのが救い。機内食が計3食。マルタ航空の機内食は何故か旨かった。
ヴァージンアトランティック航空ではJapanese food,please.松花堂弁当だ。やはり、日本食はエエ。とても外国には住めそうにない。往きの機内食は3食とも不味かったが、帰りは全部美味かった。
何故だろうか? 。 気分、はたまた感覚の問題でもなさそうだし・・・


 機内でマルタを想った。こんなちっちゃな国でも人々は幸せに暮らせる。今年からユーロー圏に入り経済、政治も変わってきているらしい。通貨が変わったため少しモノの値段が上がってきているとのことだ。でも治安は良いし、日本のようにモノが溢れていない。静かに旧いモノを大事にしている。
日本と違い、良い意味で島国なのだろう。贅沢を好まず自分たちの生活を大事にしているように感じる。今の日本人が捨ててしまったモノを大切に守っている。
歴史、建物、海、空とシャイなマルタ人との見事なハーモニー。

The Republic of MALTA !



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