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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

山行記録2013年 ブログトップ

矢倉岳 2013-12-21 (土) 晴れ [山行記録2013年]


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DSC_6678.jpg 今年も、大して山に行かないうちに終わりそうだ。今日は、所属しているハイキング会の忘年山行。午前中は箱根で富士山を眺めてハイキング。午後は露天風呂から富士山を眺め、その後、忘年会。
あたしにとっては至福の一日になりそう。



 年一回の、この忘年山行のためにハイキング会に入っていると言うと差し障りがあるかもしれないが、心の奥底では過言では無いと囁いている。

 チャーターバスは一路、箱根へ。
今日から三連休となるが渋滞も無く足柄峠駐車場に到着。万葉公園内に登山口があり、良く整備されたハイキング道を歩き出す。

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 お天気は風も穏やかで雲ひとつ無く、これ以上望めない快晴。最近降った雪が登山道に少し残っている。凍っていて滑りやすい所もあり要注意。

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 途中、ドーム型の矢倉岳が間近に見える。富士山も時々見え楽しく歩ける。
2時間も歩いただろうか、前方が明るくなり草原状の台地に着いた。矢倉岳(870m)の山頂だ。

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 矢倉岳・・・山容自体は何の特徴も無い平凡な山。ただ、富士山の展望だけは圧巻・絶景・コメントなぁ~~し。
左から大沢崩れ、正面が富士宮口登山コース。宝栄山を挟み右に御殿場口登山コース。双子山も冠雪している。その右上に須走口登山コースの砂走り。右側に燕沢、吉田口登山コース、吉田大沢と続く。

 矢倉岳山頂は富士山の南面から東面が全て見渡せる絶好のポイントだ。富士山はお中道を除き全ての絶景ポイントや登山道が東面、南面に集中している。北面や西面からの富士はあまり紹介されてないが、あたしは大好きだ。山頂が少し尖っていて富士らしくないがそれなりに素晴らしい。まぁ~、表富士と裏富士の違いだが一望に値する。

 先月、富士山に登る積もりだったが、秋頃から体調を崩していたので断念。
10月に北岳、11月に富士山・・・と計画していたのだが。

 富士山には二十歳代に三回挑戦し一回登頂している。最初は山岳会の仲間と一緒だった。11月の下旬、冬山トレーニングのため、燕沢からの登頂予定だった。九合目辺りで数メータ横を滑落していった登山者を見て足がすくんだ。当日は吉田大沢でも数件の滑落事故があり計数名が亡くなった。それでも九合五勺まで登った。仲間も一人突風でバランスを崩し倒れたがスグ下にリーダーがいて滑落する前に止めた。滑落を止めようとすると衝撃で巻き添えを食らうことになる。

 今月の始めにも御殿場口コースで滑落事故が発生。凍っているのでザイルに繋がりコンテで登っていたようだ。富士山の氷の斜面では危険極まりないことだ。一人が滑落したら一蓮托生。ザイルを使うなら支点をとり確保が必要。もっともトレーニングならそれでも良いが、登頂は不可能。ノーザイルで自己責任が正解。氷の富士山は非情な世界。魅力は大だけれどリスクも大。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/fujisannnoyousei/62680018.html

 二回目は八合目辺りで強風のため敗退。三回目に単独で登頂成功。12月の初めだったと記憶している。暖冬のせいかクラストした雪面にアイゼンが快適だった。もっとも滑落すれば、距離にもよるがピッケルで止められるかどうかは解らないがね。条件に恵まれれば今のあたしでも・・・。三回とも吉田口からだった。

 一回目の時は新人だったので、リーダーの仰せで木綿のオーバーヤッケとズボンを着用。当時、ナイロン仕様もあったが滑るので着せて貰えなかった。滑落停止訓練の後で登頂だから堪らない。ヤッケが濡れた後、ゴワゴワに凍り裃を着けているようだった。今で思えば、楽しくもあり切なくもあり貴重は想い出だ。ただ、その時の滑落事故は今でも目に焼き付いていてあたしの登山の教訓になっている。

 長い空白はあったが六十歳台になり三回トライした。いずれも11月で富士宮口から単独だ。富士宮口からは距離も短く雪も少ない。年寄りにはピッタリのコースなのだ。結果は下記をご覧あれ。↓

http://yamanoroujin.blog.so-net.ne.jp/2008-11-23
http://yamanoroujin.blog.so-net.ne.jp/2009-11-21
http://yamanoroujin.blog.so-net.ne.jp/2010-11-20

 話は脱線しましたが、元に戻り、今日は忘年山行。矢倉岳山頂を後にして一路、富士八景の湯へ。露天風呂から富士山を眺め大満足。続いて忘年会で大大満足。その後、いつものチャーターバスで気持ち良く眠りながら帰路に就く。
素晴らしいお天気、絶景の富士山、楽しい仲間・・・最高の一日でした。

 年々、体力の衰えを感ずる今日この頃です。今年は釼岳に登れただけでも幸せです。来年も、色々登りたい山は多々ありますが、敢えて列記するのは止めます。条件と運が良ければ、その内の一つでも登りたいものです。毎日の健康があっての登山ですから。  「不服老不行!」

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日向山 2013-10-19 (土) 曇り [山行記録2013年]


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DSC_6256.jpg 今日は月例ハイキング。山梨県の北杜市にある日向山(1660m)だ。雨予想のためか参加者は14名と少ない。今日一日、持つかどうかの、どんよ~~りとしたお天気。チャーターバスは中央道須玉ICで降りて竹宇駒ケ岳神社に到着。大きな駐車場があり尾白川渓谷の観光地となっている。


 本格的な紅葉シーズン前なのか、まだ車もハイカーも少ない。ここは南アルプス甲斐駒ケ岳へ黒戸尾根経由(健脚コース)で登る起点でもある。ラジオ体操後出発。

 日向山方向の道標から登山道に入る。ここから本来の登山口である矢立石まで約小一時間。普通乗用車なら矢立石登山口まで車で入れるが、我々のチャーターバスは大き過ぎて入れない。毎回、チャーターバスを利用するが、林道が狭いと1時間ほどの徒歩アクセスとなりツライ。
でも登山開始地点と下山終了地点が違ってもバスを回送してくれるので変化に富んだ山歩きが出来る。まぁ~、一長一短ありと言うことだ。

 結構キツイ登りがあり、おまけに樹林帯なので展望もなし。普通乗用車で来る登山者には無縁の登山道なのですれ違う人も居ない。
大汗掻いてようやく矢立石登山口に到着。林道を少し広げただけの簡素な駐車場だが数台の車が駐車していた。林道の奥に登山道があり登り始めた。人気の山なのか、登山道も立派で良く整備されている。展望の無い樹林帯に飽きた頃、急に前方が開け登山道も白い砂になった。三角点がどこにあるのか気が付かなかったが、日向山(1660m)山頂到着だ。

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 山頂から西に少し下った辺りが雁ヶ原(かんがはら)と呼ばれている。白い花崗岩が風化して露出し、広範囲にザレ場を形成している。白い花崗岩の砂の斜面が広がり、大小色々な形の岩塔が乱立し、特異な景観を醸し出している。天気の良い日には白い砂が、ひと際白く見えるそうだが、今日はガスっているせいか少し灰色がかっている。山頂から雁ヶ原に続く一帯は広くて緩やかな斜面のため、昼食を摂る場所には困らない。景観も良く人気の山と聞いていたが、納得。

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 甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳連峰の展望も素晴らしいようだが、生憎、甲斐駒ヶ岳はガスの中。八ヶ岳がガスの晴れ間に見えたのが幸いだった。

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 ↑ 視界が良ければ左奥に甲斐駒ヶ岳の大きな山容が展望できるのだが。ガスが晴れてくれればと、暫く待ったが無駄そうなので下山開始。今日は山頂往復ルートで来た道を戻るだけ。

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DSC_6297.jpg 帰路、木々の間から富士山が垣間見えた。薄っすらと雪が付いている。帰宅して知ったが、昨日が富士山の初冠雪のようだ。例年より相当遅い。

 紅葉も、まだ盛りではないが始まっている。紅葉が特にあたしの好みと言う訳ではないが赤と黄色と緑の組み合わせは楽しい。穂高涸沢のように赤と黄色の絵の具を塗りたくった絵画的な華やかさは無いが、緑の木々の合間に赤と黄色が点在するこの初秋を過ぎた端境期も捨てたものではない。それでも本能的に秋の色づきの鮮明な場所を探しながら歩いている。

 木の葉は、褐色になり落ちる前に感動的な美しい色を見せる。あたしの人生もこのようにありたいものだが・・・。

 画像の都合で行が余った。駄文で失礼ですが最近の心境を書いてみょう。
あたしもまだ麓から山を眺めるだけしか出来ない歳でもないと思うが(希望的観測)、その近附きを感じ始めてはいる。今年もまだ、北岳や富士山にも登りたいが、今夏、釼岳を登った頃の体調ではない。歳を取るとお天気の良い日に時間を調整するのは簡単だが、その日に自分の体調を合わせるのが難しい。「腰が痛い」「膝が痛い」「風邪引いたぁ~」 なぁ~~んてね。

 岩山や雪山等と山の好みがハッキリとしているだけに、登りたい気持ちだけで登れるものではない。また、この歳で遭難騒ぎはみっともないので絶対に起こしたくは無い。不安無く足を向けられるという点ではハイキングとなる。
嫌いと云う訳ではないが刺激が少ないし、好みに対し異質的なものになる。好みのものに強く牽かれるという点ではあたしもかなり単純で偏屈な老人のようだ。(へ_へ;)



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杓子山 2013-09-21 (土) 晴れ時々曇り [山行記録2013年]


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DSC_6212.jpg 久し振りのハイキング。総勢19名の大人数。お天気も良いし、楽しい一日になりそう。今日は杓子山(1598m)。
山梨県南東部に広がる道志山塊(どうしさんかい)に属する。最初は「しゃもじ」か「ひしゃく」に似た山容かと想像していたが、山用語で『しゃくし』はガレ場を指すようだ。そう言えば北アルプスの杓子岳もガラ場が多かった記憶がある。40数年前の記憶だけれど・・(へ_へ;)

 中央自動車道の河口湖 ICから鳥居地トンネルに向かうが、運転手も場所が良く解らないようだ。あたしと云えば寝ていたので何処で降りたのかも不明。忍野中学校の辺りで降りて林道を歩いた記憶があるが・・・。悲しいことだが、加齢とともに記憶力が薄れていく。

 いつもの様に体操をして8時半ごろ出発。未舗装の林道を少し歩き、登山道に入る。高座山(たかざすやま)を目指すが、振り返ると富士山が素晴らしい。でも、雪の無い富士山は絵にならない。あたしの拙い撮影テクのせいだがね。
高座山(たかざすやま)山頂(1304m)は樹林も多い。ただ富士山方面だけが開けているが長居は無用。

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 高座山(たかざすやま)から鉄塔の下をくぐり、大権首峠(おおざすとうげ)に向かう。峠を下るとハンググライダーの離陸場所があり富士山の眺望も良い。登山道が崩壊しているのか土が剥きだしの登山道が続く。ガレ場のような様相だが、これが杓子山の山名の由来かも。

 11時半頃、杓子山山頂着。登山口から約3時間。暑かったので少し疲れた。山頂は開けていて広く快適だ。朽ち欠けたテーブルとベンチもあり昼食には最適の場所となっている。空気が澄んでいれば南アルプスや相模湾も望めるのだが、この季節は霞んでいて圧巻・絶景とはいかない。それでも富士山は近いのでそれなりに絶景と言えますが・・・。

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DSC_6208.jpg 山頂からは子の神(ねのかみ)方向に下る。子ノ神分岐からは鹿留山(1632m)を往復約30分でピストン出来るが、展望は全く期待できないということで割愛。
子ノ神分岐からは一転して急な下りとなり膝にキツイ。ウンザリした頃に立ノ塚峠(たちんづかとうげ)に到着。左方向が二十曲峠から石割山方向。我々は右へダートの林道を内野部落方面に下る。平坦な道だが50分の林道歩きは嫌になる。回送してもらったバスに乗り帰途へ。

 チャーターバスは便利だね。登山開始地点と終了地点が離れていても回送してくれるのでありがたい。帰途、忍野八海に立ち寄る。富士山からの湧き水により出来た透明度の高い池だが観光客で一杯。富士山人気のせいか中国人の観光客が多いのに驚く。観光バスが成田から直行で、この忍野八海を観光し宿泊が山中湖という訳だ。

 今日の山行は下りも約2時間半掛かったので計5時間半の歩きとなった。少しハードなハイキングだがお天気も良く楽しく気持ち良く歩けた。感謝・感謝。

 暑かった夏も終わり、新緑でも紅葉でもないこの季節。夏山でも秋山でもないせいか登山者も殆ど見かけなかった。マイナーな山なのかもしれなが、この時期、山は一番空いている。静かな山を歩いていると、いつのまにか小さな秋の色づきを探しながら歩いている自分を発見し可笑しくなった。もうすぐ赤や黄色できらびやかに賑わう山がやってくる。



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剣岳 (3/3 ) 2013-08-09 (金 ) 晴れ [山行記録2013年]


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 昨夜の小屋は何故か空いていた。8人部屋の上階定員4人スペースに2人だから、布団2枚に一人。大の字になって寝ても、まだお釣りが来る。シャワーも使えるし食事も美味い。予約制が徹底されているせいかも。定員オーバーになると予約してない登山者は断られるようだ。溢れた登山者が向かう釼山荘はこの時期いつもすし詰め状態かもしれない。勿論、緊急時は別だと思うが・・・。

 従業員の人達も良く気が付くし親切だ。小屋番さんが、到着する登山者に明日の予定を聞きコースの情報を提供する。特に釼岳が始めての登山者には注意事項を含め丁寧に説明している。是非、もう一度泊まりたい山小屋だ。来年まだ元気なら、平蔵雪渓から本峯、三ノ窓へと歩きたいものだ。誰か、同伴者がいればいいのだが・・・。

DSC_5799.jpg 今朝、寝ていたら「5時半から朝食ですよ~」と起こされた。山小屋の朝は早い。7時頃、出発。ガスが濃いけれど晴れそうだ。テント場で昨日のMさんが撤収していた。重そうなザックだ。少し同行したが、疲れが残っているのでのんびり行くことにし、先に行ってもらった。さすが、テント泊で独りでバリエーションやる人は違う。

 途中、ガスのためか、少し左に行ってしまった。傾斜が強くなるので、おかしいとは思ったが、登山道が明瞭なのでどんどん登った。前後に誰もいない。独り登山は気分がいい。登り詰めたところ、分岐に出た。立山方向に出てしまった。一瞬、立山経由で下山も考えたがプラス2~3時間は年寄りにはツライ。諦めて別山乗越方面へ下降する。ガスの中1時間弱のアルバイトだった。

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 別山乗越からはガスも晴れ、素晴らしいお天気になった。雷鳥沢沿いにのんびり下るが気分爽快。雷鳥平から室堂ターミナルまでの観光道路の登りはキツかった。舗装された道と階段は雪山用の硬い靴には適してない。本当は前日の疲れが残っていただけだがね。歳は取りたくないネェ~。11時頃、室堂ターミナルに到着。ヤレヤレだ。
 
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 三日間、お天気も良く恵まれていた。特に長次郎のコル直下からはガスも晴れ、ルートファンティングが容易だった。無事に帰れて感謝・感謝。秋には北岳、初冬は富士山、再度、挑戦してみようかなぁ~。 别得意忘形啊!

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剣岳 (2/3 ) 2013-08-08 (木 ) 晴れ [山行記録2013年]


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 3時半頃、周りが騒々しくなってきたので起きた。大半が別山尾根経由で釼岳登頂を目指すようだ。あたしも起きたけれど身体がだるいし眠い。周りのいびきも気になったし、疲れ過ぎのためか良く眠れなかった。これも歳のせいかも。結局、4時半過ぎに出発する。

 ヘッドランプを照らし剣沢方向に踏み跡を辿る。この時間、剣沢を下降するのはあたし一人だけのようだ。暫く、沢沿いに下降する。雪渓が現れたのでここで休憩。夜も明けてきたのでアイゼンを付ける。早朝の雪渓は固い。日中に解けて固まったところは氷の板になっている。明るくなってきたので快調に下降。両岸の岩壁から落ちてくるのか、大小の岩が雪渓上に転がっている。ヘルメットは被っているが気休めだね。時々、左右と後ろを確認しながら下降する。

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 平蔵谷雪渓の出合いだ。手前に大きな岩があるので分かり易い。出合いから見れば大した傾斜ではないが上部は40度以上はあるはずだ。帰路の下降ルートに予定しているが状態は良さそうだ。

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 平蔵谷雪渓出合いから15分ほどで今日のルートとなる長次郎谷雪渓の出合いに到着。八ツ峯主稜側からの落石に要注意。安全上、一気に通過したい所だね。

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 長次郎谷雪渓出合いから剣沢雪渓を仰ぎ見る。明るくて幅が広く壮大なスケールだ。

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 長次郎谷雪渓を少し登ると、はるか彼方に右股のコルが見えた。登山者を見かけるが殆どは八ツ峯六峯のクライマーだろう。
落石の危険地帯を抜けたところで大休憩。小屋で作ってもらった朝の弁当を食べる。塩サケ、塩コブなど入った簡単な弁当だが大変旨かった。周りのアルパイン的な景観も影響しているかもしれない。

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 熊ノ岩(右正面)が眼前に迫ってきた。左股はクレバスも無く通過可能と思われるが、ラントクルフト(雪渓と岩との隙間)が大きいので崩落の危険がありそう。セオリー通り右股から熊ノ岩に登り左股上部に下降することにした。長次郎谷の上部はガスに覆われ少し嫌な感じ。

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 六峯のA、B、C、Dフェイスだが看る方向により形が違う。Dフェイスの後ろにEフェイスが隠れている。やはり、熊ノ岩の上から眺めるのが一番。
8時頃、熊ノ岩到着。ここでも大休憩。熊ノ岩の台地にはテントが一つ。後続のパーティが今、テントを設営し始めた。三、四張りは設営出来そうな広さは有る。雪上を含めるともっと張れそうだ。
ここは六峯フェイス、八ツ峯主稜上半縦走等の登攀基地として最適だね。六峯の眺めが素晴らしい。ガスの切れ間に写真をパチパチ。

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 右から五・六のキレット、A、B、Cフェイス。

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 右からC、D、Eフェイス、六・七峯間のルンゼ。

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 Aフェイス基部を登っているクライマーだがBかCのフェイスに向かっているようだ。六峯のフェイス群に近づくと圧倒的なスケールに驚く。クライマーがけし粒のようだ。このあたりのスケール感は国内山岳でも屈指のものだろう。

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 Aフェイスの中央大ルートと魚津高ルートを登っている。昔、T君と登ったが、易しいけれどホールドが細かくて緊張したものだ。Cフェイスの剣陵会ルートにも取り付いている。途中で話を交わしたTN大山岳部の若者たちだ。

 この界隈で一番快適なクライミングを感じるのは、やっぱりCフェイスだろうと思う。傾斜が緩い割りに高度感が得られハングも無く易しい。多分、今のあたしでも一人で登攀できると思うが、完登したところで年寄りの冷や水と笑われるだけ。CフェイスはDフェイスと比べると難易度が格段に落ちるので新人の訓練に最適。

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 六・七峯間のルンゼだが、あまり利用されてないはずだ。また七峯もスケールが小さいため、昔はクライミングの対象にはなってなかったはずだ。

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 あまりにも懐かしかったのでつい時間を費やしてしまった。熊ノ岩の台地から長次郎谷左股に入る。途中、幅30cm程の亀裂が縦方向に走っていた。隙間がブルーアイスになっていて不気味だった。写真を撮ろうと思ったが、すぐ真下に、両側が大きなラントクルフトになっている左股の漏斗部分があるので断念して早々に通過。でも不思議な亀裂だったなぁ~。

 この辺りは傾斜も強く下がスッパリと切れ落ちているので気持ちが良い。熊ノ岩まではストック2本使っていたが、ここからはピッケルだ。雪が柔らかいのでピッケルさえあればアイゼンは不要かも。
あたしは12本爪仕様だがね。(へ_へ;) 

 ここからは完全に独りだ。皆、八ツ峯主稜か六峯に行った。左股を詰める物好きはあたしだけ。物音一つ聞こえない。ガスが流れて不気味な静寂が漂う。

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 右岸の本峯北壁寄りに多数のクレバスあり。出来るだけ左岸寄りを登るが、時々、ガスで視界を奪われる。

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 ようやくコル直下だ。ガスも晴れて素晴らしい景観だ。あちらこちらにクレバスが走っている。雪渓も大きく波打っているように見える。八月末頃には雪渓がズタズタになり通過困難となる。ラントクルフトの中を登ることになるが、それなりの危険はある。

 右岸は本峯北壁になるが、この時期、クレバスやラントクルフトで取り付き困難だろう。もっとも、最近、本峯北壁や南壁は登攀対象になってないのかも知れない。あたしは浦島太郎だもんね。

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 クレバスを避けながら右側急斜面を登って行くと、あっけなくコルに飛び出た。長次郎谷左股のコルだ。9時50分到着。熊ノ岩から約80分だ。途中、ザックを降ろして休めるような場所が無かったのでチカレタァ~~。

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 源次郎尾根Ⅱ峯だ。主稜縦走で唯一のザイル使用地点だ。懸垂下降約30メーター。このアップザイレンさえなければ独りで行けるバリエーションルートに加えるのだが。ザイル持って登れる体力無いし、独りでの懸垂下降は怖ろしい・・・。今も、上に一名、下に二名のクライマーが見える。拍手喝采だ。

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 池ノ谷側を覗く。怖ろしいほどスッパリと切れ落ちている。
クワバラ・桑原だ。

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 右に長次郎の頭。三ノ窓に行くには長次郎谷側を巻く。

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 左が釼岳本峯へのルート。さて、どこから登るかだが・・・。まずは大休憩。アイゼンを外し、ピッケルもザックに固定し岩登り体勢に変身。出だし、少し強引に登ったところもあったが踏み跡らしきものも出てきた。ただ、岩場は何処でも登れそうなので要注意だ。このような岩稜は大好きだ。もっとも、嫌いな人はこのような素晴らしいところには来られないのでお気の毒。

 ここは北方稜線の一部なので標識も岩のペイントマークも鎖、ロープ等、人工物は一切無い。自然のままなのだ。大昔、三ノ窓と釼岳本峯間は二度往復しているが、全て忘却の彼方なので新鮮な気持ちで登れる。

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 頂上直下の雪田だ。もうすぐ頂上なので急ぐことは無い。
また、また、大休憩。

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 長次郎谷雪渓の右股だ。上部に大きなクレバスが走っているがまだ大丈夫、登れる。ただ、左股より傾斜が強いので慎重に登ることだ。頭の記憶では左股40度、右股45度となっている。スキーの上級斜面より少し手強いかも。八ツ峰の頭周辺の地形は複雑だ。 この辺りは釼岳山頂からの景色と違い迫力満点。

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 雪田の基部から立山方面を遠望。

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 ↑ クリックで画像拡大できます。
雪田を過ぎ、適当にどんどん登ると頂上直下の台地に出た。ここからの景色も圧巻・絶景・コメントなぁ~~し。頂上直下の雪田、長次郎の頭、池ノ谷乗越、八ツ峯の頭、、長次郎谷の右股左股、六峯フェイス群、八ツ峯主稜、熊ノ岩、源次郎尾根Ⅱ峯・・・しっかりとコメントしてしまった。 (^o^)

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 見上げると釼岳の頂上だ、登山者の姿も見える。適当に登って行くと、途中の岩陰に立派な新しいアックスが2本隠されていた。クライマー達が残したものだろうが、もう少し上手く隠せよと言いたくなる。まぁ~~、持ち去るような不届き者はいないと思うが・・・。

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 釼岳山頂 11時10分。熊ノ岩から山頂まで誰にも会わなかった。静かな登山を楽しめ幸せ一杯。多少の不安はあるが独りでのバリエーションは最高だ。

 昨日、剣澤小屋の小屋番さんから山頂に着いたら安全確認の為、電話を入れてくれと言われていた。無事に着いたと報告。ヨタヨタの年寄りだから気懸りなのかも・・・クシュン・ありがとう。剣澤小屋はドコモの衛星携帯だからドコモなら、どこからでも連絡出来て便利だ。圏外が多い地域だけにありがたい。事故っても携帯で連絡できるとなれば心強い。
まぁ~、意識があればの話だけれど・・・。(・_・;)

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DSC_5778.jpg 長次郎谷雪渓の上空をヘリが旋回している。先ほど、雪渓上部を登っていたときにも頭上を旋回していた。迂闊にピッケルでも振ろうものなら救援要請と間違えられる。クライマーが入る領域なのでパトロールかも。



 山頂でザイルを肩に担いだ方がいたので「何処からですか?」と聞いたら、「源次郎尾根です」 思った通りだった。独りでザイル担いで登ったり、降りたり・・・スゴイ人もいるものだ。久し振りに共感できる人と会ったので嬉しかった。剣沢のテント泊というので一緒に下山したが、色々と参考になるお話を聞けて楽しかった。あたしより六つ若いがタフだねぇ~。テント担いで独りで入山するんだからスゴイ。

 お名前はMさん。愛知県の方だ。独りでのバリエーションは止めたほうが良いなどと下手な説法をしてしまったが、ゴメンナサイ。

 久し振りの自分の写真をアップ。
あたしもMさんだが、くたびれた爺だねぇ~。
不服老不行。哎呀 没办法!

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 登山者が少ないので20分ほどで平蔵谷のコルまで降りて来た。Mさんと相談の結果、このまま別山尾根一般ルートを下ることにした。平蔵雪渓の状態は長次郎よりよさそうだが、剣沢出合いから小屋まで1時間半以上の登りを考えると二の足を踏んでしまう。時間的には同じようなものだけれど、楽な雪渓下りの後の登りはキツイ。勿論、グリセードや尻セードの魅力は捨てがたいのだが、一般ルートで気楽な下山も良いものだ。Mさんも同じ考えのようだ。

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 東大谷への降り口だ。昔、先輩の古参部員達がせっせと通っていた。谷筋が複雑で雪渓もクレバスだらけ、落石も頻繁。駒草ルンゼでハーケンが抜けて墜落し、県警の救助隊のお世話になった先輩もいた。その先輩も数年後、アラスカ遠征で死んだ。ちょっと感傷的になる場所だ。

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 ライチョウだ。傍に寄っても逃げない。癒される。三時半頃、剣澤小屋に到着。山頂から約3時間掛かった。Mさんと色々と喋りながら下ったので退屈しなかった。のんびりしていたとは言え、12時間の行動だからキツイ。少しバテた。やはり釼はデカイ。久し振りの達成感・・・充実した一日だった。お天気も良かったし、良い出会いもあり、感謝・感謝の一日でもあった。



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剣岳 (1/3 ) 2013-08-07(水) 晴れ [山行記録2013年]


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 昨夜は北陸道の有磯海SAで車中泊。車中とはいえ、布団、枕で寝るのは気持ちが良い。寒いときはシュラフだが、この時期は夏用の布団が最高。熟睡には程遠かったけれど運転疲れは取れたようだ。

 早朝、立山駅の無料駐車場に到着。平日でもケーブルカーの待ち時間は40分。臨時便が多発しているため意外と早くバスに乗り継ぎ、9時前に室堂に到着。今日は釼澤小屋泊まりなので時間はタップリとある。お天気も最高で、ここ数日は好転が続きそう。午後の夕立だけを警戒するだけ。

 40数年振りの釼岳なのだ。あたしの山の原点だろう。当時、毎年、夏の合宿は釼岳か黒部別山だった。黒部別山は岩場のルート開拓としての魅力はあったが、釼岳の人気ルートを登るほうがやぶさかではない。古参部員は黒部別山、若手は釼岳となる。あたしはバリバリの若手(今は見る影も無いが・・・)だから釼岳。

 今回の目的は長次郎谷雪渓熊ノ岩から八ツ峯6峯のフェイスを眺めることで、釼岳の頂上ではない。天候が悪ければ熊ノ岩からすぐに引き返す予定。と言っても、やっぱり頂上には登りたいがね(^〆^;)。本来は三ノ窓コルからのチンネや小窓南壁なども眺めたいが、日程の都合上、今回は諦める。

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 雷鳥沢を登る。眼下には雷鳥沢のテント場。これぞ夏山・・・

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 奥大日岳(2611m ) が近くに見える。

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 別山乗越の稜線ももうすぐだが、兎に角暑い。しかし好天に感謝・感謝。

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 別山乗越に到着。懐かしい釼岳。久し振りの再会だ。ちょうどお昼の12時だ。室堂から3時間。標準コースタイムだ。12Kgの荷、睡眠不足、古希近い年齢を鑑みて自分を賞賛する。まぁ~、独り登山だから気楽なものだ。休みたい時に休み、写真を撮りたい時に撮り・・・独りは最高。

 釼御前小屋の日陰で昼食。コンビニのおにぎりとサンドイッチ等・・・。
途中、一服するたびに食べてたので、あまり残ってなかったがね。

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 30分程休憩したが、さすが高山、寒くなってきたので出発。
高山植物・・・花の名は知らない・・・

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 別山乗越に建つ釼御前小屋。

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 剣沢のカールをどんどん下る。正面に八ツ峯主稜の末端。右奥に見えるのは白馬辺りか・・・

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 別山から派生する小雪渓で滑落停止訓練をしているが、もっと上部の傾斜の強い所でないと効果は期待できないと思う。切れ落ちた所で、ザイルで確保して行う。緊張感がないと訓練にならない。
まぁ~、どうでもええことだけど・・・。 m(..)m

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 釼澤のテント場が見えてきた。釼澤小屋までもうすぐだ。

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 小屋到着13:20。今夜の宿だ。小屋番さんの情報によると、長次郎谷雪渓左股の上部は右岸にクラック多数あるが左岸沿いには通過可との事。一安心だ。夕食まで時間が有り余っているので小屋の前の広場で釼岳の刻々と変わっていく姿を楽しんだ。

 夕食後、シャワーを浴びサッパリした。雪渓が多いので水が豊富なのだ。ここならではのサービスとも言える。宿泊者もほぼ定員なのか、布団一枚分の幅は充分確保できた。久し振りの山小屋のせいか、なかなか寝付かれなかったので外に出てみると、満天の星空が明日の好天を保証していた。

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夜叉神峠 2013-07-20 (土) 曇り [山行記録2013年]


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 久し振りのハイキング。半年振りの顔・顔・顔・・・懐かしい。我々のチャーターバスは中部横断道路白根ICで降り、南アルプス街道を走る。夜叉神の森の駐車場は車で一杯。さすが南アルプス鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳の3山でいずれも標高2800 m前後)の登山口だね。勿論、我々は南アルプスを登る訳ではない。南アルプスの絶景ポイントに登るだけ。


 7~8月に剣岳に行く予定なので、今日はトレーニングだ。50Lのザックに不要なものを少し詰めて重くし、靴は雪山用を履き、剣岳の雪渓を想定する。ストックも2本使用。山歩きは実に久し振り。たまにスポーツジムで歩行器を使い歩いてはいるが単なる気休めだ。

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 登山口から夜叉神峠まで約1時間。峠は広い台地になっていて営業小屋も建っている。ここからは大崖頭山(おおがれあたまやま 2177m)と高谷山(1824m )に分かれて行動することになった。大崖頭山往復は約2.5時間。高谷山往復は1時間。あたしは勿論、高谷山往復とする。トレーニングより体力温存だね。 (^^)/

 高谷山ではガスの切れ間から運良く間ノ岳と北岳が見えた。北岳は秋になったら登りたいなぁ~と思っているが・・・。その前にまずは剣岳だ。


 夜叉神峠で大崖頭山往復組が戻るのを待つ。標高が1800m 近いためか寒くも無く暑くもない。気持ちよく待たせてもらった。山の中で何もしないで2時間もホゲェーとしているのは最高の贅沢だ。たまにはこういうのもいいもんだ。今日の歩行時間は約3時間。トレーニングには程遠かったが楽しい一日でした。

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倉戸山 2013-02-16 (土) 晴れ [山行記録2013年]


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 今日は奥多摩だ。当初の計画は奥多摩周遊道路の月夜見第二駐車場から小河内峠を経て御前山(1405m)に登り、下山は反対側の境バス停に下りる予定だったが、前夜の雪で山のふるさと村手前で通行止め。下山予定地点の境バス停まで戻って登るのも、時間的に難しいので近くの山を地図で探して登ることにした。地図で奥多摩湖を挟み、対岸を探すと倉戸山(1169m) があり、手頃そうなので登ることになった。

 青梅街道に戻り奥多摩湖を右に見て走る。トンネルを抜け、小河内荘入り口に登山口があった。地図上では上り下り正味2時間半ほど。山頂で昼食を摂っても約3時間半。登り口に警告の看板が立っていた。登山口でよく見かける看板だが、今日は雪道の上、この山の予備知識も一切ないので慎重に登り始める。参加者は前日の雪のせいか、11名と少ない。

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 途中、沢筋の傾斜の強いところでアイゼンを付けてもらった。尾根に出ると日当たりも良く雪も少ない。暖かくて気持ちの良いハイキング日和だ。

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 山頂は広くて野球でも出来そうだ。風も無く暖かい。のんびりと昼食を摂る。周りの樹林に遮られて展望は殆ど無し。夏に登る山ではないようだ。

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 これと言って何の特徴も無い山だったが、積雪のお陰で楽しめた。低山と云えど2月の厳冬期の山だ。今はもう・・・遠い昔を思い起こす。こんな暖かさじゃなかったはず。極寒の北アルプスなぁ~~んてね。心の中に持っているあたしの大切な回想、想いだす時、今でも悦びに包まれる。

 低山の冬枯れの木立の多い斜面を歩き、日溜りを楽しんでいる・・・
歳のせいかなぁ~。あと少しで生命に溢れた緑の季節がやってくる。
待ち遠しいものだ。

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