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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

杓子山 2013-09-21 (土) 晴れ時々曇り [山行記録2013年]


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DSC_6212.jpg 久し振りのハイキング。総勢19名の大人数。お天気も良いし、楽しい一日になりそう。今日は杓子山(1598m)。
山梨県南東部に広がる道志山塊(どうしさんかい)に属する。最初は「しゃもじ」か「ひしゃく」に似た山容かと想像していたが、山用語で『しゃくし』はガレ場を指すようだ。そう言えば北アルプスの杓子岳もガラ場が多かった記憶がある。40数年前の記憶だけれど・・(へ_へ;)

 中央自動車道の河口湖 ICから鳥居地トンネルに向かうが、運転手も場所が良く解らないようだ。あたしと云えば寝ていたので何処で降りたのかも不明。忍野中学校の辺りで降りて林道を歩いた記憶があるが・・・。悲しいことだが、加齢とともに記憶力が薄れていく。

 いつもの様に体操をして8時半ごろ出発。未舗装の林道を少し歩き、登山道に入る。高座山(たかざすやま)を目指すが、振り返ると富士山が素晴らしい。でも、雪の無い富士山は絵にならない。あたしの拙い撮影テクのせいだがね。
高座山(たかざすやま)山頂(1304m)は樹林も多い。ただ富士山方面だけが開けているが長居は無用。

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 高座山(たかざすやま)から鉄塔の下をくぐり、大権首峠(おおざすとうげ)に向かう。峠を下るとハンググライダーの離陸場所があり富士山の眺望も良い。登山道が崩壊しているのか土が剥きだしの登山道が続く。ガレ場のような様相だが、これが杓子山の山名の由来かも。

 11時半頃、杓子山山頂着。登山口から約3時間。暑かったので少し疲れた。山頂は開けていて広く快適だ。朽ち欠けたテーブルとベンチもあり昼食には最適の場所となっている。空気が澄んでいれば南アルプスや相模湾も望めるのだが、この季節は霞んでいて圧巻・絶景とはいかない。それでも富士山は近いのでそれなりに絶景と言えますが・・・。

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DSC_6208.jpg 山頂からは子の神(ねのかみ)方向に下る。子ノ神分岐からは鹿留山(1632m)を往復約30分でピストン出来るが、展望は全く期待できないということで割愛。
子ノ神分岐からは一転して急な下りとなり膝にキツイ。ウンザリした頃に立ノ塚峠(たちんづかとうげ)に到着。左方向が二十曲峠から石割山方向。我々は右へダートの林道を内野部落方面に下る。平坦な道だが50分の林道歩きは嫌になる。回送してもらったバスに乗り帰途へ。

 チャーターバスは便利だね。登山開始地点と終了地点が離れていても回送してくれるのでありがたい。帰途、忍野八海に立ち寄る。富士山からの湧き水により出来た透明度の高い池だが観光客で一杯。富士山人気のせいか中国人の観光客が多いのに驚く。観光バスが成田から直行で、この忍野八海を観光し宿泊が山中湖という訳だ。

 今日の山行は下りも約2時間半掛かったので計5時間半の歩きとなった。少しハードなハイキングだがお天気も良く楽しく気持ち良く歩けた。感謝・感謝。

 暑かった夏も終わり、新緑でも紅葉でもないこの季節。夏山でも秋山でもないせいか登山者も殆ど見かけなかった。マイナーな山なのかもしれなが、この時期、山は一番空いている。静かな山を歩いていると、いつのまにか小さな秋の色づきを探しながら歩いている自分を発見し可笑しくなった。もうすぐ赤や黄色できらびやかに賑わう山がやってくる。



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コメント 2

山子路爺

確かに白馬の杓子もガレていますねぇ。
そう云う意味なんですね……一つ物知りになりました。

富士山に笠が……崩れるのかな。

by 山子路爺 (2013-11-12 01:24) 

官兵衛

初冬の富士に登りたい
今年は無理かも、来年も・・・
by 官兵衛 (2013-11-14 14:43) 

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