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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

中国 北京、瀋陽、鞍山、他 (4/4 )  2013/08/26 ~ 09/07 [海外旅行2013年]


9月2日(月 )晴れ

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 朝、ホテルの窓から俯瞰すると、眼下に先日訪れた沈阳故宮が広がっていた。高層ビルも林立し、さすが東北一の大都会だ。

 今日は夜の列車で北京に戻る。北京行きの列車は沈阳駅発ではなく沈阳北駅発だ。 ホテルでの早餐そこそこ美味かったが、このような都会の四つ星ホテルでもコーヒーはインスタントだった。中国人向けのホテルなので没有办法。西洋人が多く泊まるホテルなら美味いコーヒーが飲めるのだが。チェックアウトして地下鉄2号線で沈阳北駅へ向かう。通勤時間帯が過ぎたせいか車内は空いていた。

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 ↑  沈阳北駅は先月改修が終わったばかりで、沈阳駅と並び、東北地方での最大の駅です。駅の周りも新しく開発され高層ビルが林立している。広々としていて気持ちの良い駅です。
 沈阳駅サイトです。 ↓
http://www.chiseioh.com/japan/modules/chineselife/?p=2709

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DSC_6056.jpg 沈阳北駅で荷物を預かって貰ったが1個500円ほどだった。中国の一般物価と比べると異常に高い。外人は別価格となるのかも。日本より安いという先入観をいつも持っているので、日本の価格と同じようだと驚いてしまう。



 夕方の列車出発までタップリと時間もあるので昭陵に行くことにした。
地下鉄2号線で北陵公園駅下車。広大な公園のエリアの中に昭陵があり世界遺産にも登録されている。お天気も良く、暑くも寒くもなく最高の散策日和だ。平日のせいか観光客も少ない。

 数年前に訪れた時、入り口から最奥のお墓のあるところまで相当遠かった記憶があるので有料電動カーに乗る。
この石碑のある場所で降ろされた。昭陵は公園の最奥にありのでここから歩く事になる。

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 樹木も多く人工だが大きな湖もあり実に気持ちの良い場所だ。何百年前に作られたものだろうか、面白い石像があちらこちらにあり楽しい。少し漫画っぽいけれど愛嬌のある石像だ。

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 昭陵は沈阳の北郊外にあるので北陵とも呼ばれている。清朝の時代の皇帝のお墓だ。詳しく言えば清の初代皇帝である太宗皇太極(ホンタイジ)とその妻の孝文端皇后のお墓です。大きな墳墓があり、周りを自然に囲まれている。中国の皇帝のお墓は広大だ。古い建物も多く、見応えがある。歴史の苦手なあたしでも、中国の壮大な歴史が感じられ感動した。帰りは歩いて戻ったので疲れたが、お墓参りのせいか清々しい気持ちになった。ここもお薦めの観光地です。

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 地下鉄で沈阳北駅に戻り駅ビル内の小吃街で午饭兼晚饭を食べる。麺類と羊の串焼きを食べた。どうも小吃はいつも同じものを食べている。北京行き17:46発の动车(新幹線)に乗車。今回は一等車のチケットが取れなかったので二等車だ。約3300円だから安い。東京~広島間ほどの距離になるので、いかに日本が高いかと驚く。一等車だと約4000円になるが、それにしても安い。中国では一等、二等の料金差が小さいので一等チケットが取り難い。

 出発してスグ、車窓から虹が見えた。中国で初めて見た虹なので少し感動した。北京に10時半過ぎに到着。北京駅前のいつものホテルにチエックイン。

 最近の中国の列車は時間通りに発車し到着する。これはスゴイことだ。日本では当たり前のことだが・・・。
別に中国をバカにしている訳ではない。中国を列車で旅行すると感ずることだが、兎に角乗降客が多い。特に大都市になると、時期にもよるがすざましい混雑だ。改札、待合室、駅のホーム等、人、人で溢れかえっている。車両の連結が長いのでホームも長い。慣れないせいもあるが、列車に乗って座席に座るとホーットする。日本と違い列車毎に改札時間が違う。改札が始まり、発車までの時間が短いので慌しい。発車が遅れる要素が沢山あるのに、意外と正確に運行されているので驚く。

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<9月3日(火 )~5日(木)

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 今日は朝からスモッグがすごい。太陽が黄色く見える。直視しても眩しくない。日食時にはフィルターが不要かも。あの有名なPM2.5だが、この季節にこれだから、冬になればオットロシー。ホテルの窓から見る北京駅も霞んでいる。根源は車の排気ガス、石炭暖房、一説には中華料理(関連が解らん・・) などと言われている。特に石炭暖房が始まると、地方都市でも大気汚染が深刻になる。何らかの手を打たないと中国は滅びるね。日本も隣国だから影響を受けるだろう。

 両国とも尖閣諸島がホンニャラ・フニャラなぁ~んて言ってる場合じゃないぞぉ~。両国のオエライサン達はもっと世のため、シトの為を考えろ。フント!ヽ(`⌒´#)ノ

 大気汚染のせいか何か解らんが、あたしは風邪を引いてしまった。熱もあるので帰国日まで北京周辺でブラブラしていることにした。王府井、天安門、少し足を延ばし天津あたりを散策。何度も行っているところなので改めて書くことも無い。

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 今回の旅行では、普通の新幹線(动车,D列車)以外に高速新幹線にも乗った。高速动车,G列車と呼ばれていて路線は急速に拡大している。主に北京~上海間及び北京、上海から地方都市に放射状に展開し始めている。在来線を使用してないためか、車両の幅が広い。軟座と硬座があり、どちらも快適だが軟座は日本のグリーン車に相当し特に快適。座席の幅が広いうえ、前のスペースも充分ある。飲み物とクッキーがサービスなのも嬉しい。

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 軟座にも一等軟座、二等軟座があり一等軟座はトイレも専用になり航空機のファーストクラスを連想させる。今回初めて見物できた。一等軟座は通路を挟んで2+1の座席、二等軟座は2+2、硬座は3+2となる。一等軟座には幸か不幸か乗ったことはないので料金は解らない。日本のグリーン車なみの料金のようだが、一度は乗ってみたいものだ。スピードは最高速で350Km/h だが、2年前の大事故以後は少しスピードを落としているようだ。

 新路線が開通しても、日本のように徐々にスピードを上げてテストを繰り返すようなことはしない。汚職による手抜き工事や全てぶっつけ本番のお国柄だからオッソロシー。近い将来、大事故が起こっても何ら不思議は無いと思うが、あたしもバカだから怖いもの見たさで中国に来るたびに、つい乗ってしまう。乗っていると静かで、振動もなく、日本のように冷房の効きすぎも無いので快適そのものだ。一度乗ると、怖くても止められんとなる。

中国の列車と座席の種類
       ↓
http://beibaoke.info/tielu/tielu01.php


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 車窓からの北京西駅周辺

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9月6日(金 )~7日(土)

 二日間ほど、熱が出て寝込んだが帰る頃には全快。窓から北京駅を見ていると、明日はもう帰国かと少し感傷的になる。駅前は夜になっても、相変わらず人、人、人で一杯。中国の都会は人で溢れかえっている。

 良くも悪くもこれが中国。わが両親も一度はこの中国に骨を埋めようと決心したこともあったし、あたしも残留孤児になっていたかもしれない。他にも中国への思い入れがあり、あたしにとっては単なる外国ではない。元気な限り、また来年も来ることになりそうだ。

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