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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

矢倉岳 2013-12-21 (土) 晴れ [山行記録2013年]


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DSC_6678.jpg 今年も、大して山に行かないうちに終わりそうだ。今日は、所属しているハイキング会の忘年山行。午前中は箱根で富士山を眺めてハイキング。午後は露天風呂から富士山を眺め、その後、忘年会。
あたしにとっては至福の一日になりそう。



 年一回の、この忘年山行のためにハイキング会に入っていると言うと差し障りがあるかもしれないが、心の奥底では過言では無いと囁いている。

 チャーターバスは一路、箱根へ。
今日から三連休となるが渋滞も無く足柄峠駐車場に到着。万葉公園内に登山口があり、良く整備されたハイキング道を歩き出す。

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 お天気は風も穏やかで雲ひとつ無く、これ以上望めない快晴。最近降った雪が登山道に少し残っている。凍っていて滑りやすい所もあり要注意。

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 途中、ドーム型の矢倉岳が間近に見える。富士山も時々見え楽しく歩ける。
2時間も歩いただろうか、前方が明るくなり草原状の台地に着いた。矢倉岳(870m)の山頂だ。

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 矢倉岳・・・山容自体は何の特徴も無い平凡な山。ただ、富士山の展望だけは圧巻・絶景・コメントなぁ~~し。
左から大沢崩れ、正面が富士宮口登山コース。宝栄山を挟み右に御殿場口登山コース。双子山も冠雪している。その右上に須走口登山コースの砂走り。右側に燕沢、吉田口登山コース、吉田大沢と続く。

 矢倉岳山頂は富士山の南面から東面が全て見渡せる絶好のポイントだ。富士山はお中道を除き全ての絶景ポイントや登山道が東面、南面に集中している。北面や西面からの富士はあまり紹介されてないが、あたしは大好きだ。山頂が少し尖っていて富士らしくないがそれなりに素晴らしい。まぁ~、表富士と裏富士の違いだが一望に値する。

 先月、富士山に登る積もりだったが、秋頃から体調を崩していたので断念。
10月に北岳、11月に富士山・・・と計画していたのだが。

 富士山には二十歳代に三回挑戦し一回登頂している。最初は山岳会の仲間と一緒だった。11月の下旬、冬山トレーニングのため、燕沢からの登頂予定だった。九合目辺りで数メータ横を滑落していった登山者を見て足がすくんだ。当日は吉田大沢でも数件の滑落事故があり計数名が亡くなった。それでも九合五勺まで登った。仲間も一人突風でバランスを崩し倒れたがスグ下にリーダーがいて滑落する前に止めた。滑落を止めようとすると衝撃で巻き添えを食らうことになる。

 今月の始めにも御殿場口コースで滑落事故が発生。凍っているのでザイルに繋がりコンテで登っていたようだ。富士山の氷の斜面では危険極まりないことだ。一人が滑落したら一蓮托生。ザイルを使うなら支点をとり確保が必要。もっともトレーニングならそれでも良いが、登頂は不可能。ノーザイルで自己責任が正解。氷の富士山は非情な世界。魅力は大だけれどリスクも大。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/fujisannnoyousei/62680018.html

 二回目は八合目辺りで強風のため敗退。三回目に単独で登頂成功。12月の初めだったと記憶している。暖冬のせいかクラストした雪面にアイゼンが快適だった。もっとも滑落すれば、距離にもよるがピッケルで止められるかどうかは解らないがね。条件に恵まれれば今のあたしでも・・・。三回とも吉田口からだった。

 一回目の時は新人だったので、リーダーの仰せで木綿のオーバーヤッケとズボンを着用。当時、ナイロン仕様もあったが滑るので着せて貰えなかった。滑落停止訓練の後で登頂だから堪らない。ヤッケが濡れた後、ゴワゴワに凍り裃を着けているようだった。今で思えば、楽しくもあり切なくもあり貴重は想い出だ。ただ、その時の滑落事故は今でも目に焼き付いていてあたしの登山の教訓になっている。

 長い空白はあったが六十歳台になり三回トライした。いずれも11月で富士宮口から単独だ。富士宮口からは距離も短く雪も少ない。年寄りにはピッタリのコースなのだ。結果は下記をご覧あれ。↓

http://yamanoroujin.blog.so-net.ne.jp/2008-11-23
http://yamanoroujin.blog.so-net.ne.jp/2009-11-21
http://yamanoroujin.blog.so-net.ne.jp/2010-11-20

 話は脱線しましたが、元に戻り、今日は忘年山行。矢倉岳山頂を後にして一路、富士八景の湯へ。露天風呂から富士山を眺め大満足。続いて忘年会で大大満足。その後、いつものチャーターバスで気持ち良く眠りながら帰路に就く。
素晴らしいお天気、絶景の富士山、楽しい仲間・・・最高の一日でした。

 年々、体力の衰えを感ずる今日この頃です。今年は釼岳に登れただけでも幸せです。来年も、色々登りたい山は多々ありますが、敢えて列記するのは止めます。条件と運が良ければ、その内の一つでも登りたいものです。毎日の健康があっての登山ですから。  「不服老不行!」

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