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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

マルタ共和国 ② (1/31) [海外旅行2008年]

2008-1-31(木)晴れ 2日目


P1040140.jpg 3時間ほどグッスリ寝た。爽快な気分だが、まだ日本でのモヤモヤとした憂鬱な気分が完全には晴れない。ここは地中海のド真ん中だと思い直し、電光石化で頭をチェンジ。ホテルはコリンシャ・サンジョージ・ホテルという名前だ。
The hotel has a lot of nice view.
計4連泊となる。五つ星だが四つ星半というレベルかもね。

 こぢんまりとしていて落ち着いた景観の良いホテルだ。部屋のベランダからは地中海も望め感激れーす。

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P1040018.jpg 朝食は美味しかった。いつも感じるのだが、海外ツアーの朝食だけはフント、いっっも旨ぁい~~。かのエジプトだって旨かった。何故かと考えてみたが、まずパンが美味しい。ハム、ソーセージの肉類も良い味だ。チーズ、バターの乳製品も Gooなのだ。それに当地の野菜や果物が一杯だ。日本では毎朝??? ムムム・・・
貧しい食事だなぁー。

 カミチャンに聞かれるとクワバラ、桑原、ゴメンチャイ。コーヒーは何杯も飲めるし、またこれが美味しい。早飯、早クソ三文の徳ではないのだ。ゆったりとした食事、ハッピーれ~~す。
天気もエエし、暖かい。半袖とはいかないが、4月の下旬の陽気に近い。今年のヨーロッパは例年より暖かいらしい。それにしても気持ちのエエ天気れす。

 昨夜? が遅かったので今朝の出発は9時半だ。
まずは世界遺産のタルシール神殿へ。

 マルタ本島やコゾ島には巨石神殿跡が沢山残っている。
まとめてThe UNESUCO World Heritageに登録されている。
このタルシーン神殿は紀元前3000年に建設されたというがオロロキだ。
なぁーんと、かのヒラミッドより古いのか?太古の不思議さを感ずる。

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P1040028.jpg  巨石を縦横に積み上げているだけで相当風化している。スカートをはいた太ったふくよかな女神の下半身像が鎮座している。古今東西、太っていることは冨、豊かさの象徴だったのだろう。日本でもふくよかな女性像は崇拝の対象とされている。
まぁー痩せてギスギスよりポッチャリのほうがエエか。
カミチャンが聞いたら喜ぶぞ。

P1040031.jpg ← この渦巻き模様が所々にある。
外側の開始点が『誕生』、中心の終了点が『死』を表していて死に至っても逆に渦を辿って戻れば誕生に戻れる。
渦は復活、再生を表しているとのことだが、日本の唐草模様もウナジかも。





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  生け贄の血を溜めたものとか手水鉢とかいろいろなものがある。全て石をくり貫いて作った物だ。ただ、ここにある発掘品は全てコピーで本物はヴァレッタの考古学博物館に展示されているとのこと。

P1040050.jpg これは、ごく普通の民家だが石で作られている。屋根は全て平らである。
雪が降らないので傾斜の必要が無いのだろう。
マルタの建造物は全て石が主である。地面を少し掘ればゴロゴロとした石が一杯ありそうだ。畑の区界やガードレールのようなものまで大小の石を積み上げて作られている。石に色彩を施して居るわけではないのでなんだか単一色の灰色でアラブっぽい印象である。
また現地のマルタ語もアラブ語のように聞こえる。



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P1040076.jpg ↑ 青の洞窟だ。海岸の岬の突端にある。石灰岩質の岩棚が永年の風化で削られたというだけだが・・・それにしてもなかなか綺麗なブルーだ。透明度も高い。地中海を見渡せばちぃちゃな島も見える。花もあっちこっちで咲いていてのどかなことこの上なし。このあたりは道も石畳だしあっこっちに無造作に積まれた石垣がある。一時の昼寝でも楽しみたいようなスポットだ。

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P1040089.jpg イムディーナの街だ。マルタ本島の中央部にあり見晴らしも良い。中世には首都であったので城塞となっている。イムディーナとはアラビア語で「城壁の町」だそうだ。「オールド・シティ」とも「静寂の町」とも云われている。城壁の町イムディーナの外から町を望見する。高い塔は見張り台とのこと。現在は警察署だ。昔はここからのろしが上げられた。 

←ここがメインゲートになる。空堀と城壁に囲まれていて中世の城塞都市そのものだ。約200年以上前のまま残っていて今も沢山の人々が暮らしている。


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P1040134.jpg 観光用の馬車が沢山闊歩している。
乗っているのは白人が多いようだ。このマルタ島は人口40万人に対し、観光客も40万人とも云われている。
まぁー夏の海水浴シーズンだけだと思うが。でもやたら観光客が多い。大半は欧米人と見受ける。

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 建造物は全てバロック様式の造りであり、壁、バルコニー、窓・・・全てが優美に彫刻され、絵やキリストの像などで飾られている。全てマルタ・ストーンで造られている。また画像のような細い小道が一杯あり、小さな自動車も通行できる。

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 ↓ 下の画像は大聖堂だ。セントポール広場の一角に建っている。17世紀の建造物である。日本の古い建造物は木造のため火災・地震に弱いがマルタの建造物は全てが石。今後、何百年も遺るのであろう。バロック様式の見事な建物だ。

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P1040114.jpg  町のいたるところに猫がいる。殆どが野良猫のようだ。しかもみな太っているので動きが鈍い。細い路地は注意しないとウンチを踏んづける。
高台から見ると明日観光するヴァレッタ市街が俯瞰できる。
遠くには海が見え、大地の緑、空の青、建物や雲の白と見事に調和している。


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 昨夜、遅かったため本日の観光はこれでお終い。午後3時前にホテルに戻った。お昼は何を食べたか思い出せないが、ビールはうまかった。
グラスで持ってきたためブランドは不明。料理は印象に残ってないのだから味は今ひとつということだろう。

 ホテルの前の入り江を挟み、対岸がセント・ジュリアンの町だ。マルタ一番の繁華街でショッピングエリアになっている。ホテルから歩いて約10分と少し。
スーパーに入ってみたが日本より高いのには驚いた。肉は何の肉か解らんが少ない。野菜も大半が輸入だ。イスラエル、イタリア、フランス等、記述されている。黒づんだイチゴのパックが5ユーロー。約800円だ。魚などなかった。ただ、ハム、ソーセージ、乳製品は日本より相当安い。ミネラルウォーターを買う。1本 0.35ユーローだった。約55円となる。高いか安いか???

 3人でレストランに入った。シーフードパスタを食べたがムール貝が沢山入っていて誠に旨かった。前菜とコーヒー付けて一人約12ユーロー。約2000円ということになるが、日本でもそんなものだろう。ただチップは10%ほど含めて払った。マルタのレストランは大体が午後7時からでないと開かない。結局ホテルに戻ったのが午後9時近くになった。
ヘタクソな英語でもなんとかなったのが嬉しい。



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コメント 1

はじめまして。と~っても素敵な写真だったものですからコメントさせていただきます。青い空が街並みとマッチしていて本当に美しいところですね。青の洞窟の写真を拝見して、船越 英一郎さんが「早まったことろしてはいけない」と現れそうな良くあるサスペンスの終わりに出てきそうな洞窟ですね。海の青さにうっとりです。
シーフードが美味しいというのは高得点ですね★
by (2008-02-10 19:25) 

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