台湾周遊(4/8 ) 2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]
4月28日(日)晴れ
今日は朝から良いお天気だ。久々の青空なので嬉しい。高雄駅前から高雄市で一番高い東帝士85ビルが良く見えた。今日は高雄で一番の観光地と言っても過言ではない、左营蓮池潭(liianchitan)に行くことにした。過去二十数年前に二度訪れたことがあるが、殆ど記憶には残ってない。
MRTで生態園區站まで行き市内バス(紅51路)に乗る。バスの料金は全票(普通料金)で12元、半票(老人、障害者等)で6元だ。あたしの前の若いカップルが小銭が無いと言って本来二人で24元のところを30元料金箱に入れて乗り込んだ。原則的に路線バスではお釣りは出さない。中国でも同じだ。
大きな紙幣しか無い場合は乗客同士で両替したりするが、今回のように6元多く払うくらいは乗客も気にしないようだ。
次にあたしが運転手に65歳以上(優待料金)だと話し、料金箱に6元を入れようとすると”不要、不要”と言う。何故と聞くと、前の人と一緒でいいと言う。なるほど、12+12+6=30だ。謝謝と言って乗り込んだ。こんな時だけは中国語で話せるし聞き取りも出来るから不思議だね。運転手があたしのことを前のカップルの連れと思った(そんなことは無いか)のかもしれないが、どうやら年寄りへの哀れみか労わりのようだ。トホホ・・・で嬉しいやら悲しいやられす。お陰でバスのタダ乗りが出来たよ。
蓮池潭(liianchitan)でバスを降りると大きな湖が広がり、すぐ前に龍虎塔が見える。二つの塔の前に龍と虎の大きな像があり塔を守っているが、工事中のためシートで覆われている。龍の口から入り虎の口から出ると縁起が良いと言われているが、今日は近寄れない。虎の口から入ると厄災を招くとも言われている。
台湾では十二支の動物の中で龍が一番良くて、虎が一番悪いそうだ。トンネルになっている龍と虎の内部には仏教の壁画が書かれているようだ。この湖は人造湖だが湖畔には柳が植えられ雄大な自然の風情が楽しめる。周りには寺や廟が点在し、なかなかの絶景だ。
春秋閣と言う楼閣だ。中国宮殿様式の八角形の建築スタイルを有している。春閣と秋閣、二つの楼閣は九曲橋で繋がっていて、背景には雄大な湖が眺められる。奥にはあずまやの楼閣があり観光客が橋を渡り行き来できる。また、龍の口から入って尻尾から出たりしたが、楽しめる趣向があり面白い楼閣だ。
遠くに北極玄天上帝の像が見える。高さ72mの巨大な神像だ。歩き疲れたので引き返すことにした。湖畔は見所が多く、一日ではとても廻りきれないだろう。
途中のお寺で参拝しバス停の近くに戻った。有名な観光地なので食べ物屋さんも多い。牛肉麵を食べ小豆、タピオカがトッピングされた紅茶牛乳のドリンクを飲み大休憩。台湾名物のマンゴーに練乳をかけたカキ氷も売っていたが、お腹を壊したくないので残念だがパス。
お土産店も多いのでウロウロと見物しているうちにバス停が解らなくなった。通りがかりの年配の夫婦に「バス停は何処?」と聞くが「No,No!」と返事が返ってくるだけ。なんと、日本人だった。日本人に中国語で道を尋ねるあたしもバカだネェ~。帰りのバス代はきちんと6元払った。
暑いのでMRT生態園區站の前にある公園で大休憩。
トイレに入ると小便器の上に張り紙があるが、解釈が難しい。文明は道徳やマナーを意味すると思うが・・・?。
トイレは綺麗だし、園内にもゴミが落ちてない。台湾も中国も同じ民族なのに何故こうも違うのか不思議な気がする。近くのドリンク店でパパイヤと牛乳のミックスジュースを買い、公園の木陰のベンチで飲む。日の当たる所は30数度ありそうで、歩いていると熱中症になりそうだが、日陰は涼しくて快適だ。
台湾はドリンク屋さんが多い。歩いていても、飲みたいなぁ~と感じたところにある。チェーン店も多い。果物の生ジュース、紅茶や牛乳をベースにしたトッピング、また台湾茶をベースにしたドリンク等色々あり、これぞ台湾だ。
一服後、MRTで三多商圏站に向かう。目的は高雄で378mと、一番高い東帝士85ビルの展望台から高雄市を眺望することだ。
駅から10分程歩くと到着。ビルは高さもあるが容積もデカイ。 台湾で一番高い台北101ビルに次いで二番目に高いビルだ。1階はデパート、中間部はオフィス、上階はホテルになっている。デパートの奥に展望台へのエレベーターがあった。近くにフロントがあり入場券を買わされた。130元で年寄りの優待はないという。高いねぇ~といったら、小姐が笑顔でエレベーターに案内してくれた。周りに観光客は誰もいない。
エレベーターは75階の展望台まで直通だ。世界で三番目に速いエレベーターで分速600m。43秒で展望台まで運んでくれる。途中、エレベーターの中の照明が消えて真っ暗になった。「ウッソー!故障?」広いエレベーター内に一人で乗っているのだから、びっくり~で~す。
そのうち天井に小さな灯りが点灯し天井全面が星座に変わった。音楽も流れ宇宙空間を旅するような幻想的な雰囲気だ。
エレベーターを降りると眼下には高雄港も見え市街地が箱庭のように広がっている。絶景・圧巻・コメントなぁ~し。この広い展望台に観光客がパラパラ。日曜日なのにだよ。台北101ビルの展望台の時はエレベータの待ち時間が往復で2時間だったのに・・・。訳解らんけれど、まぁ~、いいではありませんか。
晚餐はホテルの近くの日式シャブシャブ店で食べた。カウンター席があるので一人でも気軽に入れる。羊肉は脂が少なく旨い。台湾、中国の牛肉は日本の和牛肉とは比較にならない。和牛肉が旨すぎるのだ。でも羊肉は中国・台湾のほうが旨い。
最近、中国の羊肉に他の動物の肉が混入されているというニュースが流れた。
台湾では大丈夫かと思うが・・・。もっとも、旨けりゃ、いいではあ~りませぬか・・・とはいかないけれど。
240元でお腹も一杯になった。味、価格、サービスを評価すれば、台湾的にも安い。今日で2回目だがお気に入りのお店になりそうだ。シャブシャブは日本と違い野菜が山盛りなのが魅力だね。
一度、ホテルに戻り六合観光夜市に出掛けた。ホテルから歩いて10分と近い。高雄で一番賑やかな夜市だ。日曜日のせいか人、人で大混雑。あたしのような観光客が多い。食べる目的ならばMRT中央公園駅近くの忠孝二路夜市や三多商圏駅近くの文横二路夜市がお奨めかも。今年の初め、台北の夜市で買った食べ物でお腹を壊したので夜市では見物だけと決め込んでいる。
夜市の入り口に蛇料理屋さんがある。何十年ぶりかで食べてみようかと一瞬考えたが躊躇してしまった。先ほど、羊のシャブシャブ食べて、今度は生炒蛇肉麵かよぉ~。食い合わせが悪そうなので次回に挑戦することにした。でも夜市は見ているだけでも楽しい。
お寺の雰囲気も日本とはだいぶ異なりますねぇ。
by 山子路爺 (2013-06-11 21:31)
日本と較べると、色彩が鮮やかなせいか圧倒的に明るいです
日本のあの暗くて重い雰囲気が全くありませんねぇ~
by 官兵衛 (2013-06-18 15:40)