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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

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台湾周遊(2/8 )  2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]


4月25日(木)曇り

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DSC_4468.jpg 今日は花蓮までの移動だ。日本と似ていて南北に長い台湾だが、中央に北回帰線が通っていて北が亜熱帯、南が熱帯となる。この時期の台北は暑くも寒くも無く過ごし易い。今日も雲が多いが時々晴れ間が見える。中国ほどではないが台北市内は空気が悪い。車やバイクの排気ガスのせいだろう。曇っていると特にそう感じる。

 今日から、南に下るので暑くなりそうだ。切符は一昨日に買ってあるのですぐホームに入る。中国と違い、あの混雑した候车室(列車毎の待合室)がない。乗車手順は日本と全く同じだから戸惑うことも無い。
 
 台北駅10:00発の自強号に乗る。花蓮駅は12:35到着予定。2時間半の乗車だ。過去に高鉄(新幹線)には乗ったが、台鉄(在来線)の長距離は初めてなのでワクワクする。

 台北を離れると車窓からの景色は一変し長閑な田園風景が展開する。時々太平洋も眺められ楽しい。車内はほぼ満席だが静かなものだ。花蓮駅に定刻通り到着。台東行きの列車だが大半の乗客が降りた。

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DSC_4750.jpg 花蓮駅は町の外れにあるので、周りは閑散としている。花蓮は有名な景勝地、太魯閣峡谷のベースとなる観光の町だが、今回は宿泊だけにして、また機会があれば滞在することにしょう。

 駅前の小さな食堂で牛肉麵を食べた。角切りした牛肉が入っているラーメンのような小吃だが、日本円で250円ほどと安い。スープは甘ったるいが癖になりそうな味でそれなりに旨い。台湾名物なので来るたびに食べるが、これを食べると、まさに台湾を実感する。でも、本音を言えば日本のラーメン、うどん、蕎麦のほうが美味しいけれど・・・。牛肉麵は口に合わないが美味しいということになる。

 駅前からタクシーで、昨夜ネットで予約しておいたホテルに向かう。今回の台湾滞在で一番の豪華ホテルになる。一泊だけど、たまには贅沢もいいものだ。普段は分相応で三ツ星ホテルばかりだけれど (^口^;)。 

 フロントに予約が通ってないようで確認に少し手間取る。指定された部屋は4人用のバカッ広い部屋だ。バスローブ、アメニティー全て4人分揃ってる。窓も大きく眼下にゴルフ場、屋外プールも見え絶景だ。敷地が1万坪あるので夕食まで周りを散策する。歩き疲れたので室内のジムで軽くストレッチ。なんだかんだとホテルライフを楽しむ。

 晚餐はホテルのレストランで食べた。一人1400円程で、それなりの値段だが中華の食べ放題だ。と言ってもバイキング形式ではない。メニューに載っている料理なら何を何点注文しても良いのだから驚きだ。一皿は一人前程度の量だから色々と食べれる。貧乏人の根性丸出しで値段の高そうな料理ばかり注文した。日本では日頃、手が出せないアワビの料理をターゲットとした。真に浅ましい限りで恥ずかしいが、旅の恥の掛け捨てで、いいじゃありませぬかと相成りました。デザート、フルーツ、飲み物(アルコールは有料)も頂き大満足。ご馳走さまざまれ~す。時間が有るのでコインランドリーで洗濯した。

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4月26日(金)曇り

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DSC_4476.jpg 朝、ホテルの送迎バスで花蓮駅へ。11:37発の新左营行き自强号に乗車。電光掲示板の文字標示ランプが一部消えているので見難い。日本では考えられないことだか・・・。
定刻通り花蓮駅を発車。高雄駅到着予定16:51だから5時間以上乗ることになる。料金は約2400円。

 車内はガラガラに空いている。沿線の景色を見ながら列車の旅を楽しむ。線路が単線なので大きな駅で対向列車とのすれ違いがあり楽しい。また、ローカル線独特の旅情もタップリ味わえ感激れ~す。すれ違い駅でホームに降りて写真を撮ったりするが、長閑なものだ。

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 日本でお馴染みだが、弁当や飲み物、新聞の車内販売が有る。先頭車両に乗っていたためか、販売のワゴン車が来たときには売り切れだった。でも、停車駅で駅弁売りのおばさん達が列車に寄って来る。窓からではなく、出入り口のドアー近辺で買うのが台湾流だ。

 池上駅で停車したので買ってみた。1個80元だ。20元のお釣りは小さなビニール袋に入っていた。用意周到だ。270円ほどだから安い。味はあまり期待してなかったが、びっくり~でぇ~す。旨い。フント!

 この池上駅周辺は台湾の米どころと言われているのでご飯が美味しい(日本ほどではないがネ)。揚げた豚肉をメインに、おかずが一杯乗っている。包装もローカル的だし嬉しいネェ~。日本の高級な駅弁と違い庶民感覚が感じられる。ボリゥムも結構あったが旨いのでペロッと食べてしまった。南国の海、山の景色を楽しみながら食べるお弁当・・・至福のひと時かも。ご馳走様れした。

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DSC_4524.jpg ついでに台鉄のトイレの紹介です。台湾は何処に行ってもトイレが清潔できれいです。この台鉄の車内のトイレも広くて綺麗なものだ。全てステンレスだし臭いも無い。トイレの清潔さ、綺麗さはその国の精神的な豊かさのバロメーターかもしれない。列車は台東駅を過ぎると左側に太平洋が広がる。

 曇っているため海の青さが今一つだ。1時間ほど太平洋を眺めながら走ると大武駅だ。ここから台湾本島の南端部を東から西へ横切ることになる。山間部を暫く走ると左手に台湾海峡が広がり高雄駅も近い。定刻通り高雄駅に到着。

 台鉄の高雄駅は台湾で二番目に大きな駅だが台北駅と比べると小さくて貧弱だ。MRT(地下鉄)は開通しているが地下街が無い。高雄駅からMRTで五つ目の駅、左营(zuoying)駅が高鉄(新幹線)の起点駅となる。台鉄の新左营駅も隣接している。ちなみに台鉄の左营(zuoying)駅は高雄駅寄りの別の駅だからややこしい。日本で言うならJRの大阪駅と新幹線の新大阪駅のような関係だね。あまり適切な比喩ではないが・・・。でも新幹線が乗り入れて無くても高雄駅の周辺は賑やかだ。

 前日ネットで予約しておいたホテルに向かう。徒歩でも10分程度だが、列車での座り疲れのためタクシーに乗った。若い女性の運転手だったが、夕方のラッシュ時のうえ、短い距離にも関わらず親切に対応してくれた。これで、高雄の街の第一印象は Very good れ~す。やはりこうこなくっちやね。

 晚餐は日式の羊肉のシャブシャブを食べたが旨くて安い。暗くなってから有名な六合国際観光夜市に出掛けた。ホテルから歩いて約2分だった。近すぎてゲラゲラのアッハッハァ~れした。今夜は下見という事で早目にホテルに戻り就寝。


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台湾周遊(1/8 )  2013/04/23 ~ 05/07 [海外旅行2013年]


4月23日(火)曇り

DSC_4326.jpg 三ヶ月前にも訪れた台湾だが、中国本土と違い、居心地が良いため再度行くことになった。今回は南の方面で滞在し、熱帯の気候を存分に楽しむことにした。ついでに台湾本島を一周することも目的の一つに加える。また、時期的には少し早いかもしれないが荔枝(ライチ)も食べたい。


 最近の円安のせいか、格安航空券も少し高くなってきたようだ。昼間の便は夜間便に比べて割高だが、時間を有効に使えるし身体が楽だ。年寄り向きだね。いつもの旅行仲間と一緒だが、日程の都合で独りで行動の日も多くなりそうだ。期間は15日間。長いようで短い気もする。


 成田空港をEVA航空で定刻通り出発。台湾桃园国際空港に午後1時過ぎ到着。空港から台北市内行きのバス会社は4社あるがルートが違うので注意。料金は90元(約300円)。大有巴士のバスでMRT中山駅の近くで降りた。勿論、運転手さんには中山駅近くで降りたいと話しておいた。先日、ネットで予約しておいたホテルにチェックイン後、歩いて台北駅に向かった。10分程で到着。前回から3ヶ月しか経ってないけれど懐かしい。

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DSC_4339.jpg 時間が充分有るので駅構内を散策してみた。アヒルの像がある。子供のアヒルのようだ。頭が大きく眼もデカイ。手には鉛筆を持っている。今時の台湾の子供を皮肉っているのかもしれない。昔のSL等も展示されていて、鉄道フアンならずとも楽しませてくれる。


 この重厚で巨大な台北駅には在来線の台湾鉄道、台湾高速鉄度(新幹線)、捷运鉄道(MRT いわゆる地下鉄)が入っていて、ホームは全て地下に潜っている。地上六階、地下四階で、出入り口は地上に線路が無いため東西南北に設けられている。中央コンコースは六階までの吹き抜けになっているので圧巻な限りだ。

 建物自体は30年程前に建築されたものだそうだが、中国の宮殿のような雰囲気が漂う外観だ。日本の統治時代から何度も立て替えられた台北駅だが、台湾の歴史そのものでもある。歴史は苦手なのでホンンャラ・フニャラ~となるが、兎に角、立派な建物だ。

 明後日は台湾南部に移動したいので台北駅の窓口で切符を買う。台鉄(在来線)の高雄まで、東部周りでと言ったつもりだったが、切符を良く見ると西部周りだった。西部周りだと台北~高雄間は台中経由となり約5時間、東部周りだと花蓮経由で約8時間半となる。高鉄(新幹線)だと2時間だ。わざわざ遠回りして行く人はよほどの物好きか鉄道フアンとなる。鉄道フアン(多少は・・・)と言う訳ではないが、

 台湾一周となると台北から太平洋側を南下し、台湾南端から台湾海峡側を北上して台北に戻るとなる。東回りの直通列車は一日一本なので、明後日は花蓮までとし、その翌日に高雄到着と考えた。一日9時間近く列車に乗るのもツライので花蓮泊まりは正解なのかも。

 窓口で買い直したが変更手数料別途13元取られた。45円程だけれど。料金は台北~花蓮が453元(1585円)、花蓮~高雄が707元(2470円)となる。

 台鉄には日本のグリーン車に相当する車両は無い。高鉄(新幹線)には商务(shangwu ビジネス)と呼ばれるグリーン車があり料金も安い。初めての方は是非乗ってみれば良い。飲み物やお絞りがサービスされて快適で大満足する。

 台鉄にも敬老料金があるはずだが適用されなかった。外人は対象外なのかも。新幹線は敬老料金が適用されるのにネ~。昨今の円安のため、三ヶ月前に訪れた時より二割以上全ての価格が上がったことになる。それでも距離対比では日本の約1/3程度の感じがする。日本のバス、電車が高すぎるのだ。

 台北駅を出てブラブラと散策しながらホテルに戻る。途中、小吃店で食事を摂る。野菜のおかず二品と蝦ワンタンを食べたが旨かった。日本円換算約300円で美味しくて満腹。小吃店が多いのでありがたい。

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4月24日(水)曇り時々雨

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 台北市内の観光地は今年一月に散策したばかりなので郊外に出てみることにした。台北駅まで歩いて行くのだが、通勤時間帯なのでバイクが夥しい。圧倒的なバイクの集団を見ると、今まさに台湾にいるのだなぁ~と実感する。台北駅への途中、銀行で両替する。台湾の銀行は手続きも早く親切なのでありがたい。

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 在来線の台鉄で莺歌(yingge)に向かう。約30分ほどだが電車に乗るのは楽しい。この歳になっても乗り物に乗るのは楽しいものだ。台鉄の長距離列車(特急)は自强号(ziqiang)、急行や普通列車が莒光号、复兴号などと名付けられている。ちなみに自强号は莺歌駅には停車しない。列車は台北駅を出ると15分ほど地下を走行している。台北市内は台鉄、高鉄、MRTの全てのホームと線路が地下になっている。日本より進んでいるネェ~。

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 莺歌は台北の南西に位置する小さな町だが台湾最大の陶磁器の生産地だ。茶具、皿、壷、オカリナ・・・その他陶磁器なら何でも売っている。駅の構内にも大きな茶釜や皿、壷などが展示されている。

 ブラブラと歩き出したが暑くなってきたのでジュースを買う。台湾では町のあちらこちらに飲み物を売っているお店があり便利だ。フルーツの生ジュースなど色々な飲み物があり楽しめる。一杯30元~70元ほどだが独りでは飲みきれないボリゥムだ。注文したのは小豆とタピオカの牛乳と紅茶割りジュースだが最高に美味しい。氷は入ってないが冷たい。袋に入れてくれるので持ち歩きながら飲める。台湾ではこの手のお店があちらこちらに有るので水やお茶のペットボトルを持ち歩く必要がない。観光客にとってはありがたい。

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 果物屋を覗くと美味しそうな果物が一杯だ。お目当ての荔枝(lizhi ライチ)を探したがまだ時期的には早すぎるようで置いて無かった。

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DSC_4380.jpg 道端で荔枝(lizhi ライチ)を売っていたので買った。台湾に約半月滞在予定だが、これが最初で最後の荔枝(lizhi ライチ)となるのかも。2Kgほどで約500円だが、生の荔枝(lizhi ライチ)だから嬉しい。近くの公園で一生懸命に食べた。久し振りに枝からもいで食べる荔枝(lizhi ライチ)の味は格別だ。

 さすが、かの楊貴妃が好んだだけのことはある。甘酸っぱい味と香り・・・最高。虫が付いているものもあるがお構いなし。まだ若い果実で完熟してない。少し渋みが有るが新鮮だ。虫が付き出荷出来そうに無いものを間引いたものかもしれない。しかし、この時期、嫌と言うほど食べれたのだから奇跡だ。
大感激 ♪~♪ d(⌒o⌒)b ♪~♪

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 さすが陶磁器の町だ。沢山のお店があり品種も多い。観光客向けの陶磁器製作工房もあり陶磁器好きには堪えられないだろう。不思議な看板の食べ物屋さんがあった。読んでみると、さつまいも??豚の血のケーキ??・・・。後で、調べてみることにする。油で揚げたお菓子かもしれない。

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 晩餐を台北駅の近くで食べた。羊のシャブシャブなのだが、肉にも味が付いていて魚介類もタップリ入っている。日本の寄せ鍋と良く似ていた。それにしても安くて旨い。栄養タップリ。この調子で2週間食べまくると・・・。想像したくはないけれど、結果は歴然としています。クワバラ・桑原!


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台湾 台北 (2/2) 2013/01/06 ~ 01/10 [海外旅行2013年]


1月8日(火)雨

 朝から雨。天気予報では今週一杯、雨の予想。昨夜、遅かったので遅い朝食を摂る。ホテルの朝食だが、種類こそ少ないが、お粥、パン、コーヒー等もあり味も美味しい。今日は雨で肌寒いため、郊外の温泉でのんびりしょうということになった。

 ホテルを出てMRT(地下鉄)淡水線民権西路駅まで歩いて10分程。途中、色々なお店があるが、中でも食べ物屋さんが多い。日本と違い風景色が違うので歩くだけでも楽しい。この民権西路駅は従来の淡水線に新たに開通した盧州線が加わり至極便利な駅だ。

 まずは淡水線に乗り、終点の淡水まで行く。淡水は淡水河の河口にあり、昔は貿易港として発展したが、今は水辺のロケーションが良いので、夕陽の観賞スポットになっている。

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 駅近くの昔ながらの老街を歩いてみた。小吃店、魚屋さん、雑貨、果物、菓子などのレトロなお店、観光客向けのお土産屋さんなどもあり楽しめる。

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 淡水河河口を散歩するが、雨が降っているのでただ寒いだけ。お天気が良い夕方なら夕陽が沈む雄大な絶景が観賞できるようだ。

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 MRTの淡水駅から乗車。北投駅から支線に乗り換え、終点新北投駅で下車。乗換えを含め約30分、MRTは本当に便利な乗り物だ。プラットホームに「夜間婦女候車区」と標示された乗り場がある。想像するに、この辺りは夜間の乗降客が少ないので女性は出来るだけ同じ車両で乗降しましょうと云うことかも。真意は不明だが日本のラッシュ時の女性専用車両と似たようなものだろう。台湾でも痴漢が多いのかもしれない。

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 この新北投支線は温泉観光客向けのサービスのためか、面白い車両が投入されている。外観も面白いが車内も楽しい。額縁に収まった風景画が掛けられていると思ったが、よく観ると違う。液晶画面だった。風景の中で人や車が動いている。なかなか凝っていて面白い。

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 北投駅に到着。駅の出入り口は立派な門で造られている。駅から川沿いに登って行くと硫黄の臭いがし湯煙も立ち上がっている。日本の温泉街とよく似た光景だ。ブラブラ散策し、辿り付いたのが日本でも高級で有名な日勝生加賀屋。日本の老舗高級旅館のサービスがそのまま台湾にきた雰囲気だ。

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DSC_3678.jpg 雨も降っているので、ここで昼食を食べ温泉にのんびりと浸かる事になった。台湾で高級日本料理を食べることになるとは思ってなかったが、美味しかった。接客の責任者は日本人だが、他の接客係りの女性は全て若い台湾の女性だ。接客の方法も全くの日本式で良く教育されている。料理に出たステーキも和牛肉だし、皿や器も素晴らしい。
さぁ~すが、加賀屋さんだ。もっとも、それ相応の値段だったが・・・。

 食後、温泉三昧で時間を過ごす。露天風呂はないが、純日本式の大浴場だ。色々な浴槽もあり楽しませてくれる。まだ、開業して日が浅いためか、施設が全て新しく清潔に感じられ心地よい。

 身体も温まったので帰路に就く。ホテル近くの民権西路駅まで、MRT一本なので約30分。帰り道、市場を散策し果物などを買う。お昼御飯に贅沢をしたので夜は簡単に済ますことになった。

 ホテルに戻り各人、食べ物を持ち寄りあたしの部屋でパーティとなった。お酒は昨日のレストランで残った紹興酒もあり、楽しいひと時を過ごした。
解散のあとマッサージ店に行き1時間半ほど全身マッサージをして貰った。日本円で約3600円程だが、安くはない。



1月9日(水)雨

 朝から本格的な雨。寒い。暖房が恋しい。今日も郊外に出掛けることになった。目的地は九份(jiufen)。台北の東に位置し、山間部にある小さな町だ。


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 MRTで台北駅に出て、台鉄に乗る。日本のJRだ。 全席座席指定の急行か特急のような列車だった。瑞芳(ruifang)で下車、所要約40分。雨のためか列車が遅れているようだ。駅前から乗り合いバスに乗り約20分、九份(jiufen)で下車。小高い山の中腹にある小さな町だ。

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DSC_3707.jpg 九份(jiufen)は台湾映画のロケ地でも知られている。またスタジオジブリ、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルもある。
バス停から石畳の坂道を登って行く。道は狭く、両側にはレストラン、カフェ、お土産店が軒を並べている。最後の石段を登ると絶景が待っていた。
晴れていれば見晴らし最高で、青い海が見渡せるが、雨のため最悪。身体も濡れて寒い。

 標高もあるので平地よりかなり寒い。阿妹茶楼で昼食とする。コース料理を頼んだがなかなか美味しかった。毎日、旨いものを食べているが、そろそろ体重増加が気になりだした。食後、雨もますます酷くなってきたので早々に帰ることにする。

 バスで瑞芳(ruifang)駅まで行くが、乱暴な運転のため酔いそうになった。雨の山道、カーブの多い下りなのにスピードをガンガン出す。中国にしても、台湾にしても天気が悪いほどスピードを出す。あたしには理解できない・・・。

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 瑞芳(ruifang)駅に到着。雨が降ってなければ駅周辺を散策するのだが、身体も濡れて冷えているので帰ることにした。

 台湾の列車はカラフルで観ていて飽きない。帰りは普通車に乗ったため、台北駅まで一時間ほど掛かった。
台北駅は地下二階にあるせいか、地上の建物は小さいし綺麗ではない。勿論、地下の駅は立派で綺麗だけれど。

 地下街を散策し、新光三越百貨店に入る。ようやく濡れた衣服も乾いた。カフェでコーヒーを飲みホテルに戻る。
夜はダイエットのため日本食のサッポロラーメンで済ます。
帰路、夜市を散策し、おみやげのカラスミ等を買う。ちなみに帰国して食べたが美味しくなかった。お腹の調子も悪くなったので早目に就寝。

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1月10日(木)曇り

 お腹の調子が悪いので朝食抜き。午後の飛行機で帰国。
台湾は何度訪れても楽しい国だ。日本からも近いし、食べ物も美味しい。下手な中国語を話さなくても日本語もそこそこ通じる。

 中国本土と違い、どこかのんびりとしている。中国のあの喧騒さと雑踏さが無い。あいにく毎日雨模様で寒かったが、この時期仕方が無い。街も綺麗しマナーも良い。次回はライチの季節、6月、7月頃に台東辺りに行きたいものだ。



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台湾 台北 (1/2) 2013/01/06 ~ 01/10 [海外旅行2013年]


1月6日(日)曇り

 格安のパックを利用して四泊五日の台北旅行に出掛けた。中国通のグループなので、本来は冬の中国散策となるのだが・・・。今ひとつ、日中関係も芳しくないので、今回は気楽に行ける中華圏の台湾となった。目的も、これといってない。ただ、美味しいもの食べて、温泉に浸かり、マッサージで癒されようと云う魂胆だ。寒い日本を一時的にでも逃げ出せるのが嬉しい。

 台北の桃園国際空港に6時半、予定通りに到着。旅行社のバスで台北市内のホテルへ。今回はフリーの格安パックを利用した。明日一日だけは市内観光で、後はフリーの四泊五日となる。

 ホテル~空港間は旅行社が手配してくれるので楽だ。ホテルは中山区にあり、MRTの駅からも7~8分。食べ物屋、マッサージ店、コンビニ、市場、夜市などが密集している繁華街にあるので夜の散策には事欠かない。

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 とりあえずチェックインして、近くの夜市に繰り出した。夕方に機内食を食べたのでお腹は空いてない。今日は見物だけと決め込み雰囲気を楽しむことにした。食べ物や雑貨の屋台がひしめいている。

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 冬なのに夏の果物であるシャカトウが並んでいる。タイあたりから輸入したものかもしれない。日本ではお目にかかれなくなった湯掻いたヒシの実も売っていた。試食したが、子供の頃食べたあのほろ苦い味がして懐かしかった。

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 魚もチョイスすればその場で料理してくれるようだが、衛生上いささか抵抗がある。台北市内には数多くの夜市があり、毎日開かれている。観光客や地元の人で遅くまで賑わい、見学しているだけでも楽しい。

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 歩き疲れたのでホテルに戻る。途中、コンビにで肉まん買って食べた。甘過ぎてお菓子の感覚だったが美味しかった。

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1月7日(月)曇り時々晴れ

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 今日は一日台北市内の観光だ。旅行社の観光バスに乗ったが、定員の3分の1にも満たない。正月明けだからこんなものかも。この頃流行の一列三座席だから座り心地が大変良い。満足・満足。ただ、暖房装置が無いので寒い。おまけに換気のためということで、エアコンは停めてくれない。

 台湾は亜熱帯・熱帯の国なので暖房設備が無いのだ。車、列車、ホテルの部屋などエアコンはあるが冷房と換気だけだ。この季節、雨が多く湿気も多い。

 台北は北部に位置するので寒い時は温度も12~3度まで下がる。一年のうち僅かの期間のようだが、ちょうどその時期にあたっているようだ。慣れてない我々日本人には少しツライ。今日は曇りだが温度は20度以上ありそうで快適。バスは圆山大饭店の傍を通り国立故宮博物院に向かう。通勤時間帯なのでバイクが多い。

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 台湾を代表する観光スポットの国立故宮博物院に到着。台北は過去何度か訪れたが、この故宮は二十数年前に一度見学しただけなので楽しみだ。館内は冷房が入っていて寒い。ガイドに付いて約2時間の見学。昔の中国の皇帝が集めたコレクションの展示を見学したわけだが、総点数62万点のうち、ほんのほんのちょぴり観ただけだ。撮影禁止で小さな精密なお宝が多い。北京の故宮と同様、それほど面白い所ではない。中国の歴史に詳しい人なら興味あるかも。あたしにはホンニャラ・フニャラで 「何でも鑑定団に出せば幾らぐらいになるのだろう?」 なぁ~んて不埒なことを考えていた。

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 台北は何度来ても楽しい街だ。同じ中華圏でも中国本土とは少し違う。新しいものと古いものが混在して急速に経済が発展しているのは同じだが、歩道にゴミや吸殻が落ちてない。北京や上海のように掃除専門の人がいる訳でもない。街の匂いも何処か違う。空気のせいかも。バイクや車も多いが空気は綺麗なようだ。島国のせいかもしれない。

 台北は人口260万人ほどの小さな都会だが繁華街が多く食べ物も安い。MRT(地下鉄)も市内全域に網羅されていて至極便利な上に安い。市内は何処に行っても観光スポットがあり我々観光客を楽しませてくれる。少し郊外に足を延ばせば日帰りで温泉も楽しめる。

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 故宮見学後、忠烈祠を見学する。戦死者の霊を祀っている場所で、色彩鮮やかな宮殿のような廟が建つている。正時毎に正門の衛兵の交代式があり、一糸乱れぬ動きは素晴らしい。それにしてもカッコエエ~。

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 昼食だ。日本人観光客に有名な鼎泰豐(dingtaifeng ) で小籠包を頂く。独特のタレとタップリの刻み生姜でいただくが文句なしに旨い。餃子やスープなど色々食べて、全て旨い、大満足、お腹一杯。また、来たいものだ。

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 遠くにTAIPEI101の高層ビルが圧巻だ。

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 午後は中正紀念堂を見学する。紀念堂は広大な中正公園内にあるが工事中だった。階段を登り紀念堂の中に入ると蒋介石の大きな坐像があるが、今回は拝観できない。昔はここでも衛兵の交代式が行われていたと記憶している。

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 ↓ 中正公園内にある国家音楽庁。

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  ↑ 台湾総統府。日本統治時代に建てられた赤レンガの建物。今は内部が改造されて台湾総統府として使われている。台湾の政治の中心地で、周囲は官庁街になっている。

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 台北市内には一軒家が無い。殆どの人々がこのようなアパートかマンションのような建物で暮らしているようだ。

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 バイクやスクーターが多い。車を持っている人もバイクを使う。バイク専用道路もあり通勤には重宝されている。バイクの駐車違反も厳しく取り締まられているので驚くほど整然と駐輪されている。最近、バスや地下鉄の中での飲食に罰金が科せられたようだ。チューインガムでも取締りの対象となるようだ。日本も真似して欲しい。

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 行天宮を見学する。平日なのに沢山の人出だ。お供え品も買えるようになっている。何の神様か分からないが、台湾の人々の信仰心はスゴイものだ。ガイドさんがお祈りの仕方を教えてくれたのであたしもやってみる。長い線香を二本持って前後でお祈りを捧げる。その間にお願い事をする。欲張りだから沢山のお願いをした。台湾まで来てお祈りしたのだから、願い事の一つぐらいは叶えてくれるかもしれない。

 ウキウキとして廟の外に出たところで気が付いた。自分の名前、住所、生年月日を神様に話すのを忘れてしまった。この廟では、どこそこの誰々と話さなければ神様は処理できないとガイドさんが言っていた。なるほど、これだけ沢山の人々がお祈りを捧げ、願い事をするのだから神様も大変だと思う。それにしても迂闊だった。残念だったが、次回来た時は忘れないようにしょう。

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 行天宮の前の交差点地下道には占い横丁がある。たくさんのブースが並んでいるが日本語OKの看板も見受けられる。値段は日本円で1000円前後だ。また、この地下横丁には、うぶ毛とり屋さんの店も集まっていて面白いスポットだ。

DSC_3600.jpg 今日は旅行社の台北市内一日観光に参加した。一日ぐらいは観光バスに乗って、ガイドさんに案内してもらうのも良いものだ。お昼御飯の小籠包も大変美味しかった。お土産屋さんには午前と午後、一軒ずつ連れて行かれた。恒例のお茶屋さんと台湾名産品店だ。お茶を飲んだり、食べ物を試食したりでそれなりに楽しい。勿論、値段は相当に割高なので買わない。品定めをしておき、後日、地元の人々が利用するスーパーで安く購入するのがベターだ。トイレ休憩も兼ねているので、ガツガツした観光を好まないあたしにはありがたい。

 台北市内観光も終了したので、帰路、MRTの行天宮駅近くで降ろしてもらった。今晩は天気も良く視界が良好そうなので台北の夜景を楽しむことになった。

 最近完成したMRT蘆州線に乗り忠孝新生駅下車。板南線に乗り換え市政府駅で降りる。30分ほどでTAIPEI101の麓に到着。台北のMRTは安くて便利だ。夕方のラッシュ時なのにそれほど混雑してない。我々年寄りを見るとすぐ若者が座席を譲ってくれる。ありがたいけれど少し恥ずかしい。あの北京や上海の地下鉄の喧騒さがないしマナーも良い。単に人口密度の差かもしれないがね。

 市政府駅からTAIPEI101まで徒歩10分ほど。近くに見えているが大きな高層ビルなので、なかなか近づかない。さすが台北のシンボル。世界第二位で高さが508m。この辺り、以前は畑だったところだが、市政府が移転してからはビルが建ち並び台北の新都心になっている。

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 五階に展望台のチケット売り場が有るのでエスカレーターで昇る。低階層は高級ブランド店や有名なブティック、ショッピングモール、フードコートなどがあり賑わっている。89階の展望台に昇るエレベーターは二基あるが約一時間ほど並ぶ。時速60Kmの世界最速エレベーターで昇ると2~3分で89階に到着。360度の大パノラマで圧巻・絶景・コメントなぁ~し。高層ビルの耐震装置も見学したが、巨大で面白い形をしている。

 夜景を堪能後、エレベーター乗り場に行くと、ながぁ~~い行列だ。二台あるエレベーターのうち一基が点検中となっていたせいだ。一時間近く待ってようやく下に降りた。夜景は素晴らしかったが疲れた。

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 タクシーでホテルに戻る。渋滞のためかグルグル廻って走っていたようだ。あたし達の乗ったタクシーは後のタクシーに途中で抜かれたようだ。料金も40台湾ドルほど違う。どうも遠回りされた上にお釣りも誤魔化されたようだ。と言っても日本円に換算すれば120円ほどだが、正規で600円ほどだから2割も上乗せられたことになる。疲れていたのでその時は何とも思わなかったが、あとで腹が立ってきた。あたしも海外ではよく騙される。今後は注意しょう。

 ホテルに戻り少し一服後、食事に出掛けた。ホテルの近くに日本のガイドブックにも載っている丸林鲁肉飯というレストランがある。台湾の庶民料理で有名なお店だ。御飯の上に色々な料理を乗せて食べると実に美味しい。御飯を2杯も食べてしまい、大満足。

 ホテルに戻る途中、足裏マッサージ店に寄り、一時間ほど揉んでもらったが日本円で2000円以上だ。中国本土の3倍ほどで高く感じた。でも日本より安いので満足。明日からフリー日なので夜遅くても気にならない。
ホテルに戻り12時過ぎに就寝。
長い一日だったので疲れて爆睡 (-_-)°zzz・・・



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