中国 北戴河 (2/2) 2012-8-15~18 [海外旅行2012年]
8月15日(水) 晴れ
今日は朝から気温が高い。何年振りだろうか・・・海に入るのは。それにしても海水が冷たい。動かないと身体が強張ってくる。少し沖へ泳いだが戻るのが大変。潮の流れが沖に向かっているのかと思ったが、歳のせいかも。久し振りに息が切れた。水が冷たいので体力が消耗する。
午前中は殆ど、砂浜で日光浴と決め込んだ。気温は27度前後で涼しいが、日差しが強いので気持ちが良い。ピーチパラソルを借りた。一日100元だが半日なので半額にしてくれた。しょぼくれたピーチパラソルだが、しっかりと押金(保証金)を取られた。パラソルの下で寝そべっていると、日陰を求めて中国人が侵入してくる。まるで尖閣諸島の縮図だね。
ホテルと海水浴場は徒歩1~2分だから、着替えの必要はない。ホテル館内の入口に水道があり砂を流せる。
部屋に戻り、カップラーメンを作り食べる。容器の大きさは日本の倍ほどあるが中身はさほど変わらない。化学調味料の味が強いのでスープは飲みたくない。口に合わないし不味い。
日本の食べ慣れたカップラーメンが食べたい。中国人はカップラーメンが大好きのようだ。駅の待合室でも列車内でも食べている。駅構内にはお湯の供給設備があるし、列車内でも、設備がなければ、おばさん乗務員が大きなヤカンで供給してくれる。街の中でもカップラーメンを食べながら歩いている人を時々見かけた。所変われば品変わると云うことだろう。
午後、再度海に入る。午前中より気温は少し高そうだが、海水温は相変わらず低い。水が冷たく長く入れないので、もっぱら甲羅干しに徹する。人出は午前中より多くなり、ロシア人も目に付く。
日が傾き始めると寒くなり、早々に部屋に戻る。晚餐はホテルのレストランで食べる。口には合わないが、まぁーまぁーの味だ。外のレストランと比べても値段は大差ないし、少しは清潔な気もする。明日からの食事は全てホテルのレストランで食べることに決めた。
8月16日(木) 晴れ
今日も良いお天気なので、ホテルから少し遠いが联峰山公园(lianfeng)に行くことにした。ホテルの前にレンタルサイクル店がある。もっとも、この手のお店は全て道路脇で商売しているだけで店舗を構えている訳ではない。子供用の自転車を2時間30元ほどで借りる。マウンテンバイクだと100元もする。押金を払うと店主が人民元のお札のナンバーをメモしていた。自転車を戻した時点で同じお札を返すようだ。偽札の問題かなとも思うが、やっぱり不思議な国だね。
海岸通りは途中で進入禁止となる。公安が数人、バリケードの横で監視している。黒塗りの高級車が来るとバリケードをずらし通す。途中、白バイやパトカーに先導された黒塗りの乗用車も見かけた。
この北戴河の海岸通りには政府高官の保養地や別荘が点在しているようだ。海岸も政府関係者や軍専用の浜辺があり、誰も泳いでいないのに監視している。中には鉄条網で隔離されている浜辺もあり海の中は赤旗で区切られている。公安がいるところでは写真が取りにくい。カメラを没収でもされたら困る・・・。一般人は赤旗の近辺には近づかないようだ。隣の一般人用の浜辺は人・人・人で埋まっているのにネェ~。
公園は標高200メーターほどの高台にあるので大汗を掻く。入園は有料だが沢山の人がいた。中国の観光地は何処に行っても人が多い。もう慣れたがね。公園の一番高いところに登ると、少し錆が目立つ旧そうなマイクロ鉄塔があった。最上段からの展望は360度だが、霞んでいて遠くは見えない。勿論、海も見えないが、空だけは綺麗な青だった。
公園の入り口に借りた自転車を停めて置いたが、鍵が無いので少し心配だった。無事にあったので良かった。日本では、一時間も鍵無しで停めて置くと無くなる可能性が大だ。昔のあたしの経験からだがね。中国は、このような面では安心できる国なのかもしれない。帰りは坂道をどんどん下るのだから楽チンだ。午後は写真撮影や 昼寝、散歩で時間を費やしリゾートを楽しむ。
8月17日(金) 晴れ時々曇り
今日も、少し雲はあるが良いお天気だ。気温が高ければ海に入ろうと考えていたが、水が冷たいのでとてもそんな気にはならない。ホテル近辺は静かなので散歩したり、カメラ撮影で充分楽しめた。
8月18日(土) 曇り時々雨
毎日ブラブラしていたので運動不足になりそう。今日は少し遠出することにする。自転車を借りて街の中心部に向かう。広い大通りの歩道を自転車で走っていた時、目の前で小さな動物が動いていた。相当弱っているが、車道に出ようとしていたので捕まえて歩道の脇の草むらに返した。いたちのように大きくは無いのでテンかもしれない。車がどんどん走っている街の中で何故?・・・。
毛艶が良いのでペットとして飼われていたのかも。傷はないけれどヨロヨロとしていて弱っている。草むらの奥に戻っていったので一安心。可愛かったが触ると噛み付こうとしていた。変な経験をしたものだ。これも中国・・・。
二時間ほど走ったがこれといって珍しいものもなかった。道路標識を頼りに海岸に向かって走ると記憶のある場所に出た。雨が降ってきたので急いでホテルに戻ったがチカレタァ~~
午後はのんびりと休養。明日の夜は北京に戻り、翌日に帰国となる。日が経つのは早いものだ。中国に来て、もう一ヶ月が過ぎてしまった。
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