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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

中国 北戴河 (1/2) 2012-8-13~14 [海外旅行2012年]


8月13日(月) 晴れ

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 朝、起きると夏らしい綺麗な青空が広がっていた。今日は朝からホテルの移動だ。朝食をホテルのレストランで食べる。今日から宿泊するホテルは北戴河(beidaihe)の交通規制区域内にあるのでタクシーは入れない。勿論、歩いても行ける距離だが20分は掛かりそうだ。荷物をゴロゴロと汚い歩道を引っ張って歩くのも疲れる。仕方がないのでタクシーより少し割高になるが旅行社に車を依頼した。新しいホテルに到着し、チェックインと連泊の手続きを済ます。部屋の窓からは綺麗な海が見え大満足。

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DSC_2432.jpg ホテルに6日分の押金(yajin)を払ったので人民元が殆ど無くなってしまった。保証金なのでチェックアウト時に返金してくれるが、まとめてお金が出るので手持ちが無くなり困ってしまう。周辺の地図を見ると中国銀行の北戴河支店が近くにある。歩いて15分と、簡単に考え一人で出掛けた。

 汗が出るほどの暑さではないが、日差しが強烈で空気も乾燥している。脱水症の恐れがもあるので水を飲みながら歩く。ミネラルウォーターは何処でも売っていて、一本2~3元で安い。

 地図上のそれらしき地点まで来たが、建物に中国銀行の看板がない。建物の前に公安の白バイが停まっていた。傍におまわりさんがいたので、中国銀行はここで良いのかと聞こうとしたが、何とおまわりさんの方から声を掛けてきた。勿論、中国語だが・・・。

 不審者と思われたのかもしれない。サングラスを掛けた変なヒゲおやじがウロウロしているのだから当然だよなぁ~。何処に行くのか?と聞かれたので、中国銀行で円を人民元に換金したいと言うと、ここは確かに中国銀行だが民間人は入れないと言う。どうも政府関係者が利用する中国銀行のようだ。何処か換金できる銀行が近くにないのかと尋ねると、中国語と英語を混ぜながら丁寧に教えてくれた。この辺りで警備しているのだからエリート警官なのだろう。あたしのたどたどしい中国語を聞いて可哀相に思ったのかもしれない。顔に似合わず親切なおまわりさんだった。

 教えられたとおり10分程歩き中国工商銀行に行ったが、この辺りでは円の換金は中国銀行だけしか扱ってないと言う。でも親切に中国銀行の支店を教えてくれた。途中、警備のおまわりさんに道を尋ねたりして、小さな建物の中国銀行の??支店に着いた。20分ほど歩いただろうか疲れた。

 ようやく換金できると思ったのも束の間、ここでは日本円の換金はできないので別の支店に行けと言う。しかも、遠いので歩いて行けないからタクシーで行けと言う。住所と銀行名をコピーした紙をくれた。
仕方がないのでタクシーを拾って、運転手にコピーしてもらった紙を見せると、約15分で中国銀行北戴河支行と立派な看板が掲げてある建物に連れて行ってくれた。古い立派な建物で、まさに銀行と言える。受付で換金したいと言うと、女性行員が付きっ切りで書類の手続きを手伝ってくれた。無事に換金を済ませホーットする。

 大通りでタクシーを拾うが、ホテルカードを忘れた上、ホテル名もウロ覚え。運転手に方向は北戴河の海水浴場のある賑やかな場所と話す。でも運転手は地元の人に聞いてくれたりして、あたしのウロ覚えのホテル名を頼りにホテルの近くまで行ってくれた。交通規制のためこれ以上は入れないと親切に説明してくれた。結局、換金するのに三時間近く掛かってしまった。

 おまわりさん、銀行員、タクシーの運転手・・・あたしが日本人と知っていながら・・・彼等の親切さには正直嬉しかった。個人個人となると中国人は外国人に対し非常に好意的だと感じる。好好!ヽ(●^ o^●)ノ

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 夕方、老虎石(laohushi)の海岸景色を見に行く。ホテルから海岸沿いを20分程歩いた所にある風光明媚な景勝地だ。周辺には樹木も多く気持ちの良い場所だ。レストランの屋上で晚餐を食べる。食べ物の味は、まぁ~まぁ~だが夕暮れの海景色は素晴らしい。帰路、ぶどう、もも、メロン等の果物を買い、ホテルの隣のコンビニでも半パン、水、お菓子など色々と買い込む。今日は本当に歩き疲れた。

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8月14日(火) 曇り時々雨

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 朝から、どんよりと曇っている。ホテルのレストランで朝食。バイキングで一人20元。日本円で約250円だから高いと思えば高いし、安いと思えば安い。微妙な価格だネ。今日から5日間の休暇となる。全く何の用もないし、PCも使えない。海を見ながらホゲェ~として過ごすつもりだ。

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 浜辺を眺めていると楽しいものだ。今日は涼しいというより寒いので海に入っているのは子供だけだ。花嫁衣裳を着た撮影があちらこちらで行われている。業者が衣装を貸して撮影している。殆どが若いカップルだが、中には少々老けたカップルも見受けられて面白い。今の中国の流行かもしれない。この北戴河はロシア人の保養地でもあるので、カラフルな水着を着たロシア人女性達が砂浜を闊歩している。

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 レンタル自転車を1時間借りて海岸を走るが雨が降ってきたので早々にホテルに戻る。昼食は、昨日買ったお菓子と果物で済ます。午後は雨が降っているので窓から海を眺めブラブラと過ごす。今までの疲れがドオーッと出てきた感じだ。

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 夕方になり雨も止んだので食事に出掛ける。老虎石(laohushi)から海岸を離れて坂を登って行くと賑やかなレストラン街に出た。とある小奇麗なレストランに入り麺その他を食べるが不好吃!この北戴河は確かに気候も良く景色も良いが、食べ物は不味い。観光客相手の夏だけの商売にしても、もう少し考えて欲しいものだ。

 避暑に来ている北京の政府要人たちは有刺鉄線や高圧電流が流れているバリケードに囲まれた広大な敷地内で滞在している。各保養所の入り口は公安や武装警官で厳重に固められている。きっと保養所内では専属料理人が贅沢な美味しい料理を要人達に供していることと想像する。これはあたしの八つ当たりかも・・・。

 食後、散歩がてらに大回りして帰る。途中、ロシア風建築の別荘やホテルが建ち並ぶところを通る。歩いている人もロシア人が多く、小さなロシア人街となっているようだ。レストランもロシア料理専門のようだが値段も高そうだ。裕福なロシア人やロシアの政府要人が滞在しているのかもしれない。


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