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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

中国 北戴河~北京・帰国 2012-8-19~20 [海外旅行2012年]


8月19日(日) 晴れ

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 今日は北戴河滞在の最終日となる。渤海の辽东湾(liaodong)に位置するため波が穏やかだ。少し寒いぐらいに感じるが、北京の40度近い暑さを想像すると天国だ。今日は夕方の動車(新幹線)で北京に戻る。旅行社に荷物を運んでくれるよう依頼し、これといってすることも無いので近辺を歩く。もう二度と訪れることも無いと思うので、風景色をしっかりと目に焼き付ける。

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 お昼御飯はホテルのレストランで食べる。北戴河での最後の食事となる。美味しそうな料理を注文したいところだが、メニューの文字だけでは口に合うのか合わないのかも解らない。海老の料理を頼んだが半生で美味しくなかった。この北戴河では最後まで食べ物に苦しめられたが、贅沢な悩みだったのかもしれない。

 美味しい、不味い、口に合う、合わないは、何年も食べ慣れ親しんできた経験・慣習がベースとなる。最初、違和感があっても何度も食べ続けると変化していく。年齢が若いほど舌感覚が鋭敏なので、早く味感覚が変化し、新しい味に順応し易いものだ。

 異国などで食べ続けざるを得ない環境の中にいると脳の指令により、口に合い、美味しいと変化する。猿も学習すると同じことだね。個人の味感覚はいつも一定ではなく変化する。病気になっても変わるものだ。お茶やコーヒーの嗜好品にいたっては、個人の好みの違いが強く現れ、長年慣れ親しんできたものが最高と感じる。もっとも、その後の経験・学習により変化することも多い。

 国により味覚の文化・歴史はそれぞれ違う。あたしが表現した「口に合わない・不味い」は、あくまでも老人の個人的な感覚で感じたことであり御容赦願います。

 一週間ほど過ごした海辺のこのホテル。北戴河の端に有るので静かでのんびりと滞在できる。付属しているレストランの味も、この辺りの標準からすれば良いほうだろう。窓からの海の眺めも最高だ。ネットが出来ないが、これはこれで、時には良いものだ。ただ従業員の接客が最低。もっとも季節アルバイトのような十代の女の子が大半だから許せる。掃除も、ベッドメイキングも言はなきゃやらないし、手抜きが多い。教育・指導が出来てないのだから、これは経営者の資質が悪いのだろう。

 最近、中国でもサービス・お客第一が認識始められている。ただ、中国ではサービスが価格に直結する。サービスが良いのだから高くて当たり前となる。日本では、まずお客第一、次に価格となる。お客があってこその価格という考えは、まだ中国には根ついてない。もっとも、中国では価格以上にサービスが良いと裏になにかありそうで薄気味悪くなるがね。まぁ~、サービスも文化・習慣なので国により色々と違っても良いと思う。

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 迎えの車が来たので北戴河駅に出発する。駅まで30分ほどだが、チャーター料金が40元。タクシーより少し高いが、日本的感覚では充分安い。駅前の広場はバカッ広い。後楽園がスッポリ入りそう。写真を撮っていると若者が声を掛けてきた。ニコニコしながら早口でペラペラ喋るので聞き取れない。面倒なので「听不懂!我不是中国人」と言うと怪訝そうな表情をして去って行った。一ヶ月も滞在していると外観は中国人と変わらないようだ。満足・満足。

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 夜、北京に着いた。一週間前と同じホテルだが、窓から北京駅の正面が見える。相変わらずの雑踏だが、懐かしくもあり、好ましい気もする。駅の近くのレストランで羊肉のシャブシャブを食べた。久し振りに安くて美味しいものをお腹一杯食べて大満足。



8月20日(月) 曇り

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 朝の北京駅だ。スモッグが掛かっているが活気に溢れている。このホテルの朝食は美味しい。その上、交通の便は最高で部屋も清潔。北京でのお気に入りのホテルになったね。地下鉄を乗り継ぎ北京首都国際空港へ・・・。

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 33日間・・・長いようで短い一ヶ月だった。折りしも尖閣諸島がクローズアップされている。対日デモの前に帰国出来て良かったが、今後の日中関係は心配だ。共産党の独裁政治が続く限り良好な日中関係の構築は難しそうだ。共産党幹部への巨額な賄賂と汚職、意識改革を始めた労働者の人件費の高騰による経済の衰退、軍事力の巨大化と軍幹部の共産党への潜在的な不満・・・。いつ、革命やクーデターが起こっても不思議でない国だ。

 11月8日から五年ぶりの党大会が開かれ指導部が交代する。これからも露骨な権力闘争が続くのだろうか?いづれ美味しい権力構造に対する人民の感情が爆発する。行き着く先には何が待っているのだろうか?中国は、もう限界間近と感じる。この何とかバランスが取れている状態が長く続くとは思えない。指導者たちにも制御できない状態はすぐ傍まで来ているようにも思える。

 日本でも維新の会や石原新党が取り沙汰され、ドタバタしているが、平和だからこそ起こっている現象だろうネ。穏やかで、のどかな国・・・日本。この平和はいつまで続くのか?あたしが生きている間だけでも続いて欲しいものだ。
(自己中心ですいません<(._.)>)



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Kです

長ーい旅お疲れ様、、良い経験し都度人との触れ合い、又景色ナドナド。。
良かったですネ。。ウラヤマシイ、、、、
こちらも楽しまして貰いました一口では言いません。有難うございました。。
by Kです (2012-11-06 18:56) 

官兵衛

Kさん
拙いブログですが、いつも看ていただきありがとうございます。
長年書いている割には写真は上達しないし、文章も相変わらず幼稚。
下手なりに、これからも続けますのでよろしく <m(__)m>
by 官兵衛 (2012-11-07 22:27) 

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