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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

北海道 ドライブ 2014-07-17~23  ④ [観光]


7月20日(日 ) 晴れ 

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DSC_8234.jpg 朝、起きると小雨が降っていて霧も掛かっていました。お天気が良ければもう一度摩周湖に寄ってもと考えていたのですが諦めました。今日の予定は知床辺りを見物して、時間があれば野付半島も散策したいものです。お天気も少し回復してきました。窓を開けて走ると少し寒いですが爽快です。

 車のエアコンは不要ですね。一昔前、道内ではエアコン装着車は稀だったはずですが、近年は温暖化のせいで殆どがエアコン装着車のようです。途中、川湯温泉近くの硫黄山に寄りました。アイヌ語でアトサ(裸)ヌプリ(山)と呼ばれ、現在でも硫黄の噴煙がゴウゴウと音を立ててあちこちから立ち上がっています。標高512mで、硫黄の臭いが強烈な活火山です。

 近くの屈斜路湖(くっしゃろこ)にも寄りました。日本最大のカルデラ湖で世界第二位の大きさを持っています。中央には日本最大の湖中島の中島が浮かんでいて、スケールが大きい湖です。強い酸性湖のため魚類は少なく漁業権も無いようです。湖畔の砂を少し掘ると温泉が湧き出てきました。四十数度ありそうです。湖の水を少し混ぜると丁度良い湯加減になります。湖畔のキャンプ場ではキャンパーが砂を掘って温泉を楽しんでいました。

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 川湯温泉からJR釧網本線沿いに走り知床斜里に向う。知床斜里は今年の冬にも来たので懐かしかったですね。ここからオホーツク海を左に眺めながらR334(知床国道)を走ります。お天気は急回復し快晴です。でもこの周辺の天候は目まぐるしく変わりますから過度の期待は禁物です。ウトロの街に入る手前でオシンコシンの滝を見物しました。

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 オシンコシンの滝は海から歩いて5,6分登ったところにあります。日本の滝百選にも選ばれていますが、名前の由来はアイヌ語で「川下にエゾマツが群生するところ」を意味するようです。落差は大したこと無いですが、正面から見ると横に広がっていて迫力がありました。オホーツク海の海の色も綺麗ですね。

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 ウトロから知床連山を横断する知床横断道路を走ります。海から山に入ると天候は急変し、小雨と濃い霧です。本来なら知床横断道路の中間点である知床峠からは知床連山、羅臼岳、や国後島まで俯瞰できるようです。運が悪いのでしょうか、摩周湖に続き、深い霧のためライトを点灯して走ることになりました。摩周湖、とこの知床の羅臼岳は是非見たかったのですが・・・。次回、再度挑戦しなければとも考えました。

 オホーツク海側から知床半島を横断し、根室海峡沿いの羅臼町に到着。道の駅「知床・らうす」で昼食です。生うに、生カキ、ハモのカバ焼き丼、ホタテの味噌汁・・・『旨いぃぃ~~。』

 この辺りから近くに国後島が見えましたが、いざカメラでとなると雲がかかり良く見えません。オホーツク側は快晴だったのですが、この根室海峡側はどんよりと曇っています。

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 時間もタップリあるし、お天気も回復してきたので野付半島に向います。根室海峡の真ん中に突き出ている釣り針のような形の半島です。上空から俯瞰したこの不思議な形に魅せられ、学生時代から一度は行ってみたい場所の一つだったのですが、齢~~才にしてようやく実現と相成りました。延長28Kmの日本最大の砂嘴(さし)です。

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 道道R950に入ると荒涼とした景色が広がってきます。立ち枯れた木が目立ちます。トドマツやミズナラが海水で侵食され朽ちたもので「トドワラ」「ナラワラ」と呼ばれています。湿地帯もあり珍しい風景です。

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 半島の狭いところでは右も海、左も海です。道路が一直線に延びています。人工物が少なく、辺りには原生花園が広がっています。花の名前はハマナスしか知りませんがカラフルです。野付崎灯台の奥、16Kmに国後島が大きく見えるはずですが雲が掛かっていて見えません。

 オホーツク海の気候は変化が激しく気儘です。でも自然のままの北海道を楽しめて大満足でした。ただカメラの標準レンズが壊れてピントが合わないし露出も明るくなったり暗くなったりで散々でした。「壊れなくても同じことでしょう」と言われそうですが、そのとおりでしょうね・・・(へ_へ;)

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 半島の先端に近いネイチャーセンターで一服です。観光客も少ないのでのんびりできます。キタキツネもウロウロしています。人間への警戒心はあまり無いようです。

 野付半島は荒涼としたところですが、さいはての北海道を感じるところです。まさに「北海道の原風景ここにあり」。来てよかったし、もう一度訪れたいものです。

 荒涼とした風景も堪能したので今宵の宿がある野付郡別海町西春別に向います。ナビでは1時間45分、約60Kmですが実際は約1時間ほどで着きました。中標津空港の近くを通り過ぎると周りは牧草地ばかりです。時速80Km以上で走っていても違和感はありません。信号は無いし、車も走ってない。これもまさしく北海道。今日の走行距離は300Kmを越えていますが、時間的には余裕でした。

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コメント 3

kです

遠―くまで行ったもんだネ、それにしても広い、
ランチ旨そう、食ってみたい?
by kです (2014-08-22 09:59) 

山子路爺

キタキツネうろうろ……良いですねぇ、野付半島。
また行きたいなぁ〜。

by 山子路爺 (2014-08-23 12:14) 

官兵衛

Kさん
羅臼、ウトロ、知床・・・言葉の響きがいいですネェ~


山子路爺さん
寂寥とした光景、手つかずの原野・・・まさしく北海道です
by 官兵衛 (2014-08-27 09:22) 

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