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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

中国北京・山西省14日間 その① [海外旅行2011年]

7月18日(月 )

 昨年、上海世博会を見に行ったメンバーで中国の山西省を旅行した。自分の計画では旅行とは別に語学のプチ留学を兼ねて一ヶ月ほど中国に滞在したかった。ビザ不要の滞在期間は15日なので大使館に直接申請、又は業者に依頼となる。しかし留学・滞在手続きも面倒そうだし、この暑い季節になにも好き好んで語学勉強することもないだろうと断念した。結果、14日の滞在予定に変更となった。男性2名、女性5名のメンバーだ。全員が中国に何らかの縁があり、あたしを除いて全員中国語に堪能なので安心して付いていける。

 成田発 19:00 北京着 21:55 中国国際航空だ。格安航空券のため夜間便は致し方がない。時差を足すと約4時間のフライトとなる。

 今日の宿泊予定は北京西駅の近くにあるホテル。明日の新幹線(CRH) の切符も買わなければならない。丁度、北京首都空港から北京西駅行きのバスがあったので乗車した。バス代は一人16人民元で約201円だ。所用時間約一時間。北京西駅のバス停に着いたがここから駅構内の切符売り場までが大変だった。三輪タクシーの強引な勧誘を断り歩くことになった。雨が降った後なので蒸し暑く、水溜まりがあちらこちらにあるし、道路の段差もあり、たかが数百メーターに約30分も費やした。

 ようやく駅構内に入り明日の切符を買った。切符は24時間発売されているが、外国人はパスポートが必要。北京西駅はアジアでも最大級の駅と言われているが、中国式建築の巨大な建物だ。この巨大な建物を南から北に抜けて今晩のホテルに向かう。といってももう深夜だが・・・。

 構内は深夜のためかエスカレーターもエレベーター止まっている。翌早朝の列車待ちの人々、ホームレス、得体の知れない人々などで異様な光景だ。ちょっと日本ではみられない風景色なのだ。写真に撮りたかったが、こちらも汗だくで荷物を運ぶのが精一杯だった。20分以上歩いたようだが、ようやく今宵のホテルに到着する。フントに疲れたぁー。累得要死累死了!

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7月19日(火 )


 北京西駅発が12時38分なので午前中は北京首都博物館を見学することになった。開館は9時だし急ぐこともない。30分ほどの歩行予定なので荷物をホテルに預けてブラブラと歩いて行くことになった。朝の北京はスモックでお天気がよく解らない。地下鉄の木犀地駅を通り過ぎ朝の散歩だ。途中、屋台があったり物売りがいたり、久しぶりに喧噪とした北京の朝を感じた。

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 北京は道も広く高層建築も多い。そのうえ建物がバカデカイので見えていてもなかなか着かない。一時間ほど歩いてようやく北京首都博物館に着いた。日本の都会とはスケールが違うようだ。

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DSC_0045.jpg 開館時間前に着いた。入り口にはもう沢山の人がいる。兎に角、巨大な建造物だ。敷地もタップリとってあり日本では考えられない広さだ。

 ここはガイドブックにもあまり載ってないようだし、日本の旅行会社のツアーでもあまり訪れないとのこと。北京は元、明、清と歴代王朝の都であり今も中国の政治の中心だ。この北京首都博物館も北京の悠久の歴史を感じさせられるスポットとなっている。入り口には石に彫られた竜が置かれている。中国では竜はおめでたいので、あちこちで見受けられる。入場料はタダだが手荷物検査はあった。中国はどこに行っても手荷物検査が多い。


 館内はバカ広く、昔の北京の生活が偲ばれる展示物が多い。男女が抱き合っている金の仏像なんかもあり楽しめる。発掘された宝物も多く展示されていたがよく解らない。ガイドさんのいるグループの側で聞き耳を立てるが、中国語でペラペラと喋っているので、じぇんじぇん解りましぇん。午後には列車に乗るので残念だが早めに退館となった。

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 タクシーでホテルに戻り北京西駅へ徒歩で向かう。途中、桃とライチを買うが信じられない安さだ。中国の楽しみは食べ物と交通費のバカ安さだ。ライチは房ごと売っているし実に美味。

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 北京西駅に着いた。構内のエスカレーターが止まっているので大汗をかく。節電のためではなく単に故障とのこと。エスカレーターの上にタバコの吸い殻を捨てることも一因のようだ。

 改札後、荷物検査。いつもの手順だ。その後、列車ごとに指定された待合室で指示があるまで待機する。駅によっては一等と二等の待合室が違う。一等は日本のグリーン車で二等は普通車となる。座席も日本と同様で一等は2+2、二等は2+3だ。日本と比較するとリクライニングは少しお粗末だが大差はない。中国の一等と二等の運賃の差は日本ほどではない。しかし、待合室だけは格差がある。一等の待合室は椅子も革張りで専用トイレまで設けられていて広々としている。この北京西駅は一等も二等も同じ待合室のようだ。今回は経費節約のため二等にした。

 通路などお構いなしに座り込んでトランプをしているグループ、食事をしている人、寝てる人、何でもありで足の踏み場もない。蒸し暑く、騒々しいが中国では我慢できる。というより仕方がないのだ。乗車指示等はすべてが電光掲示板に表示されるので注意が必要。日本のようにホームに直行とはいかない。ホームに降りて乗車すればスグに発車となる。もたもたしていると置いていかれる。

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 ようやく乗車したが20分ほど遅れているようだ。北京西駅から終着太原駅まで約 510Km を3時間少々で走行する。東京・大阪間の新幹線と全く同じ感覚だ。料金は157人民元だから日本円では1978円だ。(1等は189人民元だから409日本円の差となる )もちろん運賃、特急券込み。日本の1/6というところか。中国に来ると確実に価値観が変わる。500Km以上の距離を400日本円の追加で一等に乗れるわけだが400日本円があれば街で豪華な食事が食べられるのだ。途中、二駅ほど停車したようだが、日本と違い大半が直線のためか揺れが非常に少ない。トンネル通過時の騒音も小さく感じる。ただ、昨年乗った北京・天津間ほどのスピード(時速320Km/時以上)は感じられない。日本の新幹線程度のスピードだった。

 車内で駅弁を買って食べたがお腹も空いていたのでおいしかった。315日本円だからこれはバカ高い。もう中国の価値観が身に付いたようだ。終着太原駅には予定時刻で到着した。和階号はスピートがでるので途中、スピードを上げて調整したのかもしれない。ちょっと怖いネェー。

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DSC_0089.jpg 明日から二日間チャーターしている車に乗ってとりあえずホテルへ。予約していたホテルだが日本人ということを知らせてなかったようだ。安全上の理由で宿泊拒否された。再度、Cさんの妹さんに手配していただいた少し高級なホテルに向かった。ホテルに到着したが雨がひどくて車内待機。


 ようやく雨が小降りになったのでフロントでチェックイン。中国の三つ星クラスのホテルは外国人を泊めないところが結構あるようだ。

 荷物を置いてからCさんの実家を訪問する。部屋が広くて立派なお宅だった。お父さん、妹さんとその子供達と一緒に食事に出かけた。羊肉と牛肉の火鍋をメインした豪華な食事だ。白酒はおいしいがあたしには強すぎる。食べるのに夢中で写真を撮るのを忘れてしまった。大勢で円卓を囲んでの食事は楽しい。野菜の種類の多さにも驚きだ。食べ物は全ておいしく大満足。
 タクシーでホテルに戻った。洗面用具のポーチを前夜泊まった北京のホテルに忘れたようだ。帰りに取りに行くので預かって貰いたいと連絡を入れて貰った。一日目から忘れものとはこの先思いやられる。
トホホホ・・・(へ_へ;)



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Kです

ブログ拝見、まずお疲れ様です、随分長い旅でしたね、まだ頭の中も中国に行って居るみたいでは?色々あったみたいで?日本とスケールが違うみたい、写真も多く撮ったことでしょう、後で又拝見、埼玉も先月の19日以降は天気も良くなかった、又ジムで12日以降に、Kは15日はジムには行けません、旧盆の為、まだまだ暑い日が続く。。。
by Kです (2011-08-07 18:19) 

官兵衛

本日(8/8)ジムに行ったら夏休みだった。(へ_へ;)
by 官兵衛 (2011-08-08 19:19) 

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