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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

中国西安・蘭州・敦煌 ② ( 5/28 ) [海外旅行2010年]


 西安観光、蘭州から敦煌へ 2010-5-28 (金 ) 曇りのち晴れ 3日目

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P1010211.jpg 今日も曇っている。ホテルを出て西安咸陽国際空港へ向かう途中、城壁を観光する。明の時代にレンガを積み重ねて造られた西安の街の中心部を囲んでいる。城壁の上に上がって市内を展望するが霧なのか黄砂なのかで視界不良だ。城壁は周囲長さ約14Kmの方形なので先が霞んでいる。レンタサイクルで一周できるようだが疲れそう・・・。

 城門では警備兵が訓練していた。女性も混じっていてキビキビとした動きが早朝の風景にぴったりだった。城壁観光後、西安空港に向かう。

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 西安から蘭州は列車で8時間以上だが飛行機では1時間。個人的には車窓を楽しみたいが西安から600Km・・・中国の広さを実感。蘭州の中川空港から市内までは75Kmほどあるのでバスの車窓から風景を楽しむ。風景といったって赤茶けた丘陵と黄土高原が広がっている単調な風景ばかり。市内に近づくとようやくレンガ工場などが現れた。昼食は名物の牛肉麺と中華だが期待していたほどの味ではない。当然、日本のラーメンが食べたくなった。黄河の鯉の煮物がデーンと出てきたがこれも今一つ。

 ボリュームタップリの昼食を終えて蘭州市内を観光する。蘭州は黄河を中心として発展してきた古い街だが人口300万人以上の都会でもある。2~3年前は市内の渋滞は無かったが最近は渋滞が多いという。中国のすざましいモータリゼーションの発展を感ずる。信号が少ないためか交差点ではおまわりさんが交通整理をしている。

 黄河を間近に見た。黄河が最初に通過する都市がこの蘭州だ。河幅は狭く荒々しい濁流だ。黄土高原を流れてくるため色は土色で、これぞ黄河と言われる由縁である。黄河第一橋の中山橋を観光後博物館見学。シルクロード文明に関する展示物やマンモスの化石などが展示されていたが興味なし。見学後、蘭州駅へ向かう。

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P1010311.jpg 蘭州駅の待合室だ。この待合室は寝台列車の軟臥座席専用の待合室で広くて豪華だ。トイレも一般の待合室とは違い綺麗で快適なのだ。フライトで例えるとファーストクラスかビジネスクラスとなる。乗車してみると日本の古いブルートレインのA寝台と同じで上下2段となっている。コンパートメントになっているのが違いか。

 ただ、ベット毎のカーテンは無いし、お世辞にも綺麗とは言えない。それでも横になって寝られるし広いので快適だ。外国の列車の旅は楽しいものだ。トルコでの個室コンパートメントを想い出す。冷えない冷蔵庫と水の出が悪い洗面所が付いていたが・・・。

 列車は1時間ほど遅れて18時過ぎに蘭州駅を発車した。終着駅の敦煌まで約14時間半とのこと。中国の列車は外国人に対し監視が厳しい。駅では当然の事ながら手荷物検査があったが、列車内でもパスポートの提示が求められた。市街地を出ると荒涼とした黄土高原や土漠が延々と続くだけ。無味乾燥の車窓だが中国の広大さを思い知らされる。

 外は午後9時頃までは明るいので同室の方と支給された弁当を魚に小宴会。飛び入りの女性も混じって23時頃まで楽しい一時を過ごした。ビールは乗車前に売店で買ったが日本円換算で一缶約40円。いつものことながら中国の物価の安さには感動する。中国の旅の醍醐味とも言える。列車には中国の方も沢山乗っているが何故か静かだ。コンパートメントのせいかもしれない。狭いベッドだが適度な揺れが心地良い眠りを誘ってくれた。



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山子路爺

グーグルマップを見ながら読みましたが、イマイチ位置関係が定かでありません。
青海湖のほうなのですか?
by 山子路爺 (2010-06-11 17:49) 

官兵衛

私もグーグルで調べましたが敦煌は見つかりませんでした。小さな街は地名の表示がないようだし、広いので探し難いですね。
青海湖を中心とすると右下に蘭州、西安があり左上に敦煌となります。
by 官兵衛 (2010-06-12 18:04) 

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