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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

中国西安・蘭州・敦煌 ① ( 5/26,27 ) [海外旅行2010年]


北京から西安へ 2010-5-26(水 ) 小雨のち曇り 1日目

 あたしの生誕地は中国の遼寧省鞍山だ。といっても中国での幼い頃の記憶はない。引き揚げ者なのだが死んだ両親の話に寄れば残留孤児になって中国で育ったか、もしくは死んだかもしれないとのことだ。生きているだけで儲けものという考え方が根幹にあるのはこのためかもしれない。戦後、なんとか日本に戻れたが途中何度か病気や栄養失調のため生きて帰ったのが不思議と言われたものだ。親しかった中国の方から食べ物をいただいたとも聞いたが、あまり多くは語りたくないようだった。そういう訳であたしのルーツは中国だ。国家としては好きにはなれないが中国人に親近感があるのは当然かも知れない。今回も観光にはあまり興味はないが、内陸部を列車で移動するのは魅力だ。

 先月、北京から戻って一ヶ月も経たないのにツアーに参加した。北京・西安・蘭州・敦煌を6日間で移動するツアーだが、添乗員が付かないので安い。
西安で現地ガイドと合流することになる。
飛行機だけでも5回、寝台列車にバス・・・結構、強硬なスケジュールだ。

 成田を15時過ぎに出発。中国国際航空だ。ANNやJALと違いサービスが悪い。楽しみにしていたワインのミニボトルも無かったし気のせいか機内食も貧弱だ。どうも食べることになると浅ましいものだ・・・恥ずかしいネ。

 北京首都国際空港に到着。まだ記憶に新しい空港なので気が楽だ。スーツケースを受け取り国内線乗り継ぎ手続きをする。
中継時間が2時間もあったので西安に着いたのが23時を過ぎていた。現地ガイドと合流しホテルに24時過ぎに到着。
お腹が空いていたが爆睡・・・(-_-)zzzZZZ


   
西安観光 2010-5-27(木 ) 小雨のち曇り 2日目

P1010002.jpg 西安は昔、長安と呼ばれシルクロードの起点とも言われている古い街だ。今は人口650万人の大都会だ。ホテルの窓から眺めると高層ビルが建ち並びクレーンも林立し建築ラッシュのようだ。あいにく朝から小雨が降っているし肌寒い。

 西安といえば秦始皇兵馬俑博物館となる。30数年前に農民によって偶然発見されたというから驚きだ。


 近くに秦始皇陵という中国初の皇帝である秦の始皇帝の陸墓がある。このお墓を守る陪葬物として造られたのがこの兵馬俑なのだ。紀元前200年以上前の陶製の兵士や馬の像だが当時は彩色されていて圧巻・絶景だったと想像できる。発掘時は鮮やかに彩色された状態のものもあるとのことだが、空気に触れると数日で色が失われるらしい。そのためかまだ発掘されていない区域も多数あり、発掘されてもスグに埋め戻されているようだ。

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 バカデカイ体育館のような建物の中に兵士や馬の像が整然とに並んでいる。兵士の像は身の丈180cmほどあるので圧倒される。布陣された秦軍の偉容を忠実に再現しているということだ。色彩が付いていた当時は想像を絶する光景だったことだろう。

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P1010028.jpg 修復中の像もあるし修復されて並べられている像もある。発掘してもバラバラで砕けているので修復に時間が掛かるとのこと。一体、一体表情も豊かだが、首の無い像もあり少し不気味でもある・・・。
発掘されただけでも2000 体以上あるという。皇帝の権力とはなんとすざましいものなんだろう。


 世界各地にある人工的な世界遺産には王や皇帝など当時の支配者が建造したものが多数あるが、それにしても費やされた莫大な時間と労力は我々現代人にとっては想像を絶するものである。

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P1010112.jpg 昼食後、山の麓の温泉地にある華清池というところに行った。楊貴妃のお気に入りであった温泉で昔の温泉の跡も残っている。楊貴妃の像もあり観光地となっている。足湯に浸かり暫し疲れを癒す。
郊外から西安市内に戻り、大雁塔を観光した。7階建てで最上階からは西安市内を一望できたが、歴史的なことは三蔵法師がホンニャラフニャラということだ。

 その後、鐘楼や鼓楼を観光し夕食会場へ・・・。西安名物の色々な種類の餃子を満喫しホテルに戻り爆睡。

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