SSブログ

傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

赤岳、阿弥陀岳 2/2 2008-6-2 (月) 曇り [山行記録2008年]

1/2より続き

 地蔵の頭から見た赤岳と展望荘。なかなか均整のとれたエエ姿だ。
八ヶ岳の主峰にふさわしい。なにより堂々としている。
2899メーター、立派なものだ。圧巻!絶景! ↓

P1050408.jpg


↓ 地蔵の頭から見た中岳と阿弥陀岳。2805メーター、赤岳にヒケをとらない。
コメント無し!

P1050420.jpg

P1050421.jpg 地蔵の頭を12時過ぎに出発。おにぎり3個とサンドウイッチ、コーヒー、お茶、オレンジ・・・。ウッソー、なんでこんなに食べたんだぁー。ウエイト逆戻りも当然れ~す。グルシィー。マジに赤岳の登りはきつかった。ハーハー、ゼーゼー、汗も出ます。
←北峰に建つ頂上小屋が見えてきた。


 下の画像は南峰から見た頂上小屋だが、よくぞこんなところに建てたものだネー。明日、天気がよければ今夜ここに泊まって星空を堪能したかったのだが、携帯の天気予報によると今夜から雨60 %だと。残念だが通過することに決定。

 頂上はなんだかんだと、いろんなモノが立っている。
何故かというと赤岳山神社が祀られているのだ。山岳信仰の対象だネ。日本の高山は殆ど山岳信仰の対象になっているんでないか?。
頂上からの眺めは圧巻!絶景!とはいかないが、阿弥陀岳、権現岳、横岳、硫黄岳の眺望は良い。南北中アルプスは見えないし蓼科山もガスに隠れている。
何となく空気も湿り気を帯びてきたようだ。

P1050426.jpgP1050427.jpg

 下降開始。ガスが出てきたため慌てたのだろう。途中の分岐を権現岳方面に入ってしまった。急下降しないのでスグ気が付いたが、ガスが出ると間違いやすい場所なのかもなぁー。視界が良ければ中岳、阿弥陀岳を真っ正面に見て下ればエエだけだが。文三郎分岐まで一気に駆け下りた。

 ↓ 赤岳の西面だ。頂上小屋の屋根がちょっぴり見える。

P1050466.jpg

 文三郎分岐から見る中岳、阿弥陀岳はいつ見てもエエねぇ~。

P1050442.jpg

P1050460.jpg ←権現岳だ。キレットもあり、面白そうな山だ。山容も立派だし、冬季は厳しそう。観音平に駐車場があるようだが、編笠山経由で登り約5時間半。
文三郎分岐からコルまで下り中岳に登る。見た目よりハードだ。お昼のオニギリがまだ効いているのか、そろそろ疲れが出てきたのか?。
中岳頂上からの眺めは絶景だ。

 頂上は広いので天気が良ければ昼寝に最適。遭難碑がいくつかあった。
阿弥陀北稜、北西稜など冬季のバリエーションで逝ったか、中岳沢の雪崩れか
・・・合掌。

 ↓ 下 左の画像は中岳頂上から見た赤岳。 ↓ 下右の画像は阿弥陀岳。

P1050468.jpgP1050472.jpg

P1050487.jpg 中岳を駆け下り阿弥陀のコルへ到着。帰路はここから中岳沢を下降予定のためザックをデポし空身で阿弥陀岳往復することにする。デジカメ以外、全てデポ。小屋泊まりを予定していたのでザックが重いのだ。空身はフント楽だネェー。
途中から見上げた阿弥陀上部は迫力ある。
下の画像は南陵かなぁー。


 阿弥陀は大昔も含めて登ったことはありましぇん。しかし、明らかに赤岳より傾斜がある。特に下部の梯子より少し上あたり、冬季は手こずりそう。凍っていたらの話れすが・・・。

 一般ルートだけれど冬季はクワバラ、クワバラ。赤岳のほうがエエ。あたしの対象は文三郎尾根となる。
冬季、凍っても傾斜が緩いし埋もれてなければ階段も利用出来るので単独でも何とかなるだろう。阿弥陀と較べれば赤岳直下の登りもたいした事はない。なんだかんだと考えながら阿弥陀岳頂上へ。GO.

P1050488.jpg

P1050493.jpg 阿弥陀岳頂上着。ガスってる。背景は赤岳。山頂は広い。冬季ホワイトアウト時、方向が解らんと怖わぁ~。山頂は平らだが周り全部切れているようだ。
しかし、天気が良ければ絶好のお昼寝ポイントれす。ガスのため視界不良だし、寒くなってきたし、ザツクは下に置いてきた・・・山頂に留まる理由は無し。
一気に駆け下りる。あたりまえだがザックは無事だった。大昔、黒部別山で熊に荒らされたことがあったのだ。そういえば地蔵尾根の登りから誰にも会ってない。月曜日は下山する人はいるが入山する人は少ないのか?。梅雨だし、入山している人もこの時刻には南沢か北沢を下山しているのだろう。

 行者小屋への下降路は阿弥陀の山腹をトラバース気味に付いているようだが、この時期は登山道より雪渓のほうが早いし快適なのだ。スグに沢芯に入る。ステッキじゃグリセードも上手くできないが、半分滑りながら駆け下りる。
久し振りの雪渓下りを楽しんだ。

P1050505.jpg

P1050504.jpg 沢の上部は傾斜がキツイ。冬季、このあたりで雪崩れが多発する。阿弥陀の山腹からの雪崩れが怖そうだ。冬季利用するにしても右岸の樹林帯に沿って下降となるのかなぁー。いずれにしろ、冬季はとってもオットロシイ場所でしょう。快調に飛ばしていくと行者小屋の取水口が見えてきた。この辺りから時々雪を踏み抜く。膝上までスボット潜る。

 トレースを探しながら踏み抜かないよう慎重に歩く。沢に水が出てきたので、右の樹林帯に入る。このあたりも慎重に足を運ばないとズボットなる。まもなく行者小屋に到着。
中岳沢の下降は気持ちがエエかった。時間短縮できたので行者小屋のベンチで大休止。小屋の周辺には誰もいない。オレンジ1個とチョコレートを補給した。疲れはないが足が少し痛くなってきた。腿と脹ら脛が痛む。ストレッチをして美濃戸に向け出発。

 南沢に入り樹林帯の雪道が終わったあたりで、また足が痛くなった。薄暗くなってきたので標識布や踏み跡を見逃さないよう注意して下った。途中で、離れてはいるが鹿数頭発見。この時期、日が長いので助かる。

 美濃戸着、5時半だ。まだ充分に明るい。でも樹林帯の中は薄暗い。足の痛みもたいしたことなく無事終了。結局、地蔵尾根の登りからここまで誰にも出会わなかった。でも、静かな山行が出来て感謝だ。朝、3時半起床で帰宅が9時過ぎ。往復を一人で運転。年寄りにはフントきつ~ぅぅぅい。
でもネェー、冬山と較べればハイキングみたいなものかもしれん。

P1050510.jpgP1050514.jpg



ポチットオネガイ

旅行・観光(全般) ブログランキングへ

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。