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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

北海道 流氷観光 2014-02-25~27 ② [観光]


2月27日(木 ) 晴れ

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 昨日は紋別港から沖合いの流氷見物後、バスで川湯温泉へ。サロマ湖を左に見て、計呂地、端野、美幌と内陸部へ。屈斜路湖の近くの川湯温泉に着いたのが6時過ぎでした。北海道の広さをあらためて実感した一日でした。

 今日の予定は斜里から列車でオホーックの流氷を見物し、網走から阿寒湖へ。夜、帯広空港から羽田となります。

 昨日に引き続きお天気は快晴。ホテルを出る時の外気温はマイナス17.5度。さすが北海道。日差しが強いのでそれほど寒さは感じないけれど、鼻の中がゴワゴワします。

 今日もバスの走行距離は350Kmを越えるので疲れそうです。
知床斜里駅へ向かう途中、右手に斜里岳が雄大な景観で迫ります。近くには摩周湖もあり、青春時代に散策した懐かしい一帯です。

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 JRの斜里駅に到着。ここからノロッコ号に乗車し北浜駅で下車します。ノロッコ号はJR北海道が運行するトロッコ列車です。夏・秋のシーズンには釧路湿原や富良野でも運行されますが、冬はこの流氷ノロッコ号だけが運行されています。流氷観光期だけの臨時列車です。

 観光列車のため速度が遅く、昔は窓も無く吹きさらしの貨客車だったようです。今は窓もありダルマストーブが設置され、オホーツク海の流氷を一望できるように大きな窓に面しベンチ座席も設置されています。「ノロッコ号」の由来はスピードがのろい(遅い)と、トロッコを合体させた言葉のようです。

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 列車は知床の街の中をのんびりと走ります。建物もまばらで人影も無い殺風景な風景色です。

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 知床の街を抜けると海が見え始めました。沖合いまで流氷に埋め尽くされています。昨日の紋別で見た流氷よりはるかに圧巻・絶景です。列車は海の傍を走っているようですが陸と浜辺と海の境目が解りません。北の最果ての地を走っている印象です。

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 オホーック海の流氷はロシアのアムール川河口近辺で海水が凍ったものです。風や海流で流され南下し北海道北東沿岸に接岸します。風向きによっては沿岸から離れ沖合いに漂います。今日は嬉しいことに接岸しています。流氷の上にはアザラシ、北キツネ、オジロワシ等がいるはずですが、白一色のためか生き物は見つかりません。

 列車は更にスピードを落としノロノロ運転です。写真も撮り易く、JR北海道のサービス精神を見直しました。

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 網走駅の少し手前の北浜駅で下車。無人駅です。オホーック海に一番近い駅、また日本国内で最も海に近い駅とも言われています。ドラマや映画の撮影に利用されるので観光地になっています。あたしはべつに鉄オタではないのですが、ディーゼル機関車とオホーック海の流氷・・・北海道ならではです。

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 北浜駅からバスに乗り換え20分ほど斜里駅方面に走ると涛沸湖だ。オホーック海の傍にあり川と海の水が入り混ざっている汽水湖で、ハクチョウ、ガン、カモなどの渡り鳥の飛来地で有名です。自然が一杯でのどかな環境が広がっています。

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 ショッピングで網走海鮮市場に立ち寄りました。市場の前の道路を隔ててノロッコ号が通過します。道路に出て写真を撮っていましたが、気が付くと後ろに乗用車が停まっていました。慌てて後に下がりましたが、車の運転手は笑いながら手を振って走り去りました。あたしが写真を撮り終えるまで静かに待ってくれていたようです。北海道の人は心が大きくて広いですね。見習わなければと反省。

 しかし、このあたりに展開している風景を見ていると誰でも大らかになるような気がします。市場の裏に回って見るとオホーック海が眼の前に一杯広がっていました。地元の人でしょうか、氷の上に乗って棒で厚さを調べていました。辺り一面が氷なので砂浜と海の境目が良く解りませんが、何か面白そうです。

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DSC_7438.jpg オホーック海を後にして一路、帯広空港に向かいます。途中、阿寒湖畔で昼食です。ホタテ鍋やシャケ鍋が美味しかった。

 北海道の湖は凍っているので、まるで平原のように見えます。北海道では5番目に大きい淡水湖です。


 阿寒湖を過ぎ、道の駅「阿寒丹頂の里」の裏にある阿寒国際鶴センターに立ち寄りしました。絶滅に瀕していたタンチョウ鶴の餌付けに成功してから、毎冬、この地にタンチョウ鶴が訪れるようです。頭が赤くて優雅な佇まいをしています。白鳥、カモ、鳩、カラスなども沢山いましたが、ツルを真近で見たのは初めてです。

 今回の観光はここで最後です。暗くなった頃、帯広空港に到着。一路、羽田空港へ。三日間と短い旅行でしたが、冬の北海道を堪能しました。

 お天気は三日間、晴れまたは快晴で申し分なし。反面、暖かくて少し物足らなかった。ガイドさんが言うには、「これだけ暖かくて良いお天気は今冬初めてです。」とのことでした。残念だったのはカニやウニをふんだんに食べられなかったことだけです。北海道で旨いものを食べたければ札幌、函館のような都会のほうが便利なようです。今回はツアー参加なので観光が主体でした。次回、美味しいものの食べ歩きをしたいものです。

 感動したのは北海道の広さでした。信号が極端に少ないので一般道も高速道路も変わらない。驚きです。心まで大きく、広くなった気がしました。でも家に帰ると、元の偏屈なジジイに戻ってしまいましたが・・・。(へ_へ;)

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