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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

北海道 流氷観光 2014-02-25~27 ① [観光]


DSC_7086.jpg2月25日(火 ) 晴れ

 海外旅行仲間からお誘いがあった。中国語が堪能な人ばかりなので、本来は中国か台湾の何処かとなるのだが・・・。中国は今ひとつムードが悪そうだし、台湾も少し食傷気味なので北海道の流氷でも見に行こうとなった。

 スキーで雪は慣れているが、北海道の白い大地や海の流氷となると興味津々となります。北海道は夏季、学生時代に国鉄(JR)やバスで一周した。社会人になっても春季、失業中に一周した。仕事でも何度も来たし、ゴルフでも来たものだ。冬の函館、札幌、旭川、小樽も何度か訪れた。しかし、稚内、網走等の道北を冬に訪れるのは初めてです。流氷は予てから是非見たいと思っていたので楽しみです。旅行社のツアーに参加したが国内のツアー参加は初めてです。でも旗を持った添乗員さんに付いて歩けばいいのだから気楽なものです。

 朝、羽田から新千歳空港に向かう。久し振りの国内線です。新千歳で稚内行きに乗換えだ。稚内行きはANAのボ­ンバルディアDHC-8-Q400 双発のプロペラ機です。久し振りのプロペラ機の振動や機内の狭さに感動しました。昔のYS-11型機を思い出しました。稚内空港に12時頃到着。

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 空港からバスで稚内市内にある副港市場で昼食。ウニ、ホタテ、蟹等、北の幸を期待してメニューを見たが東京とさして変わらない平凡なものばかり。海鮮定食を注文したが何処にでもある定食だった。ただ、イクラが美味しかったのが救い。

 昼食後、近くの稚内港に寄りました。利尻、礼文島へのフェリーもここから出ています。サハリン便も国際旅客ターミナルから出ています。また、稚内港とJRの稚内駅は隣接していて、空港からも車で15分程です。

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 稚内港から宗谷湾を右に見てノシャップ岬を北上し、日本海沿いに位置する抜海港に立ち寄りました。港の消波ブロックの辺りにゴマアザラシが十数頭たむろしている。またブロックの上にはオジロワシが辺りを睥睨していました。天然のアザラシを初めて見たので感激です。海にも氷が漂っています。岸辺で凍った氷と流氷が入り混じっているようです。さすがに風は冷たいですね。

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 バスは抜海を後にして稚内市内から宗谷岬へ。日本最北端の岬です。宗谷海峡を隔てて水平線の彼方に樺太・サハリンが見えるような気もします。また、沖合いに小さな島が見えます。宗谷岬の北西約1Km に位置し弁天島と呼ばれています。周囲0.5Km の無人島です。この島が日本国土の最北端となります。不思議なものですねぇ~。冬の北の果て・・・ロマンですねぇ~。やっぱり来て良かった。

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 今宵の宿は稚内空港近くのホテル。窓から宗谷湾とノシャップ半島を隔て、利尻島の利尻山が遠望できた。北海道を感じさせる寂寥とした冬景色です。圧巻・絶景・コメントなし。夕食に一人当たり毛ガニ半匹、ズワイ半匹、タラバ足2本が付きましたが小さいし味も今ひとつなのでガッカリ。ツアー食だからこんなものでしょう。ただ、温泉は露天風呂もあり大満足でした。

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2月26日(水 ) 晴れ

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 朝、まずは稚内駅に隣接する市場へ。団体ツアーのパターンです。稚内駅は小ぢんまりとしていますが新しくて綺麗な駅です。夏のシーズンは賑わうようですがこの時期閑散としています。駅ビルになっていて市民の憩いの場のようです。

 稚内市は人口3万6千人ほどの小さな市です。日本海とオホーック海に面していてロシアのサハリン州まで約40数キロと近い。昔からロシアと交流が深いため市内の交通標識や看板にはロシア語の併記も見られます。日本の最北端だが内陸部と違い冬も比較的温暖です。と言っても、年間の平均気温が7℃だから寒い。日本海とオホーック海に挟まれ、年中風が強く吹いているので実際の温度より寒く感じるようです。積雪も豪雪地帯と較べると多くは無い。サクラの開花は5月中頃で、日本での最後の開花発表となることが多いそうです。

 大昔、市内で雪が舞っている中、サクラを見物したことを想い出しました。当時は家屋も木造の平屋が多く屋根もトタンで窓にビニールが張ってました。昭和の40年代始めですが、当時は貧しかったのでしょうね。

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 バスはオホーツク海を左に見て南下します。消波ブロックに雪が乗り、打ち寄せる波で凍るのでしょうか、面白い景色が展開します。今日のバス走行距離は約350Kmの予定ですから疲れそうです。

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 クッチャロ湖に到着です。浜頓別の近くにある湖です。昔はここまで稚内から国鉄(JR )が走っていました。懐かしい場所です。クッチャロ湖は海に近く海水と淡水が入り混じっているので汽水湖(きすいこ)に分類されています。コハクチョウの中継地で有名です。

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 コハクチョウです。といってもオオハクチョウとの違いはあたしには解りません。違いは大きさだけ? 可愛いですね。仕草を見ていると癒されます。

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 クッチャロ湖からオホーツク海に沿ってバスは直走ります。前日注文しておいたお弁当を暖かい車内で頂きます。凍ったオホーツク海を見ながらですから幸せですネェ~。昼食後、気持良く転寝していると、「そろそろ紋別港ですよ~」とバスガイドさんの無慈悲な声。

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 紋別港から流氷砕氷船ガリンコⅡ号に乗船し、沖合いの流氷帯を目指す。舳先に設置された二本の長いスクリューで氷を砕き、掻き分けて進みます。時々大きな氷に当たると、ゴーンと大きな音が鳴り、船体が振動します。氷の上に乗っかり、押し砕いて前進すると期待していた人は少しガッカリしたようです。でも、それなりに壮観ではありました。

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 デッキに出ると風が冷たく身体が冷えます。今まで見たことが無い景観ですが、少し氷が少ないです。風の影響で毎日変化するようです。周りが全部白一色と期待していたのですが・・・。でも雄大な自然を目の当たりにすると寒さも時間も忘れ感動しました。

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kです

北の大地はスケールが違うね,寒いでないの?
蟹三昧魚三昧が有るから楽しみ。
by kです (2014-03-09 16:46) 

山子路爺

一度は見に行かねば。

by 山子路爺 (2014-03-10 00:07) 

官兵衛

Kさんへ
カニとウニをお腹一杯食べたかった。
次回のお楽しみとしましょう。

山子路爺さんへ
流氷にはロマンがあります。
是非、行かねば・・・
by 官兵衛 (2014-03-15 18:34) 

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