シラケ山 2011-05-21 (土 ) 晴れ [山行記録2011年]
今月の月例山行は天狗岩から烏帽子岳の稜線歩きです。読売新聞で南らんぽうさんが紹介していました。先月の物語山も紹介されていたようです。らんぽうさんはヘンテコリンな名前のついた山がお好きなようです。歩いてみると妙義山のミニミニ版のようでなかなか楽しい山でした。稜線の途中のピークがシラケ山のようです。一部が石灰岩の壁になっているため白く見えるのでシラケ山とか・・・ホンニャラ・フニャラ。
今日は総勢23名。久しぶりに男性も9名参加だ。駐車場で体操後、出発―8:30。天狗岩登山口から沢に沿って登っていくと避難小屋らしいみすぼらしい小屋があった。分岐を右に進むと〇〇草とかいう花の群落があったりして楽しめる。木々にはピンクの花が沢山咲いている。木にツツジの花が咲いているようなものだ。
ほどなく天狗岩の麓に到着―9:30。
鉄製の橋が架けられた展望台(1180m )へ。
眺望は圧巻・絶景とは言えないがほどほどに良い。烏帽子岳やシラケ山も見えていたのかもしれないが、あたしには分からない。見下ろすと辺り一面が新しい緑に萌えている。若葉萌える五月。生命をひしひしと感じる緑だね。
いつものことだが、この時期の緑の種類の多さには驚かされる。若い頃は萌える緑にもさして関心は無かったと記憶している。当然、自分自身が溢れかえる生命感で満たされていたからだろう。今、眼下に見おろしているこの緑には切ない郷愁すら覚える。
天狗岩を大きく下って登り返したピークがシラケ山(1274m )らしい。標識も何も無かったので定かではない。近くには烏帽子岳らしきピークも見えたのでやはりシラケ山だろう。ここからは痩せた稜線を烏帽子岳まで辿る。久し振りに先頭で歩いた。変哲もない痩せ尾根だが我々ハイカーにとってはスリリングな箇所もあり結構楽しめたようだ。
マル山直下のコルに到着。コルは広くて台地状になっている。マル山の頂上が広ければ昼食場所にしたかったのでコルにザックをデポし、駆け足で登った。山頂は眺めはよいが20名以上を収容できる広さがない。結局このコルでお昼ご飯を食べることにする―11:30。
あたしのいつものお昼ご飯。アンパン、ジャムパンと魚肉ソーセージ。女性会員からの差し入れが嬉しい。いつもいつも頂いてばかりで恐縮でございまぁ~す。 <(._.)>
お昼ご飯のあと、マル山を経由して烏帽子岳(1182m )へ。
山頂着―12:30。
展望は春特有の霞が掛かっていて今一つ。表妙義、裏妙義あたりがうっすらと見えるだけ。早々に下山開始。下山はマル山の山腹を巻き、コルへ戻る。コルからも稜線通しは避けて山腹の横道コースと呼ばれている登山道を下降する。途中の分岐で天狗岩コースを左に見送り、右のおこもり岩経由で下山。駐車場着―14:25。なんとなく歩き足りない。力が余っている。いつもは最後尾をトボトボ付いて行くだけで精一杯なのに・・・。登りも下りも走ってもOKという気分だ。先月の谷川岳でもそうだった。最近、何故か少しだが若返った気持ちがする。あえて自分に追求する気はないがネ。
今日は緑の山を一日中堪能した。今年初めて現れた新しい緑だ。この緑の匂いはこの時期だけのものだ。はっきりとした季節の匂いだ。胸一杯吸い込むと昔の山の記憶が思い出されて戸惑ってしまう。雪の山に大して行かないうちにもう春の山、初夏の山になってしまった。もっと雪の山に登っておきたかったと後悔してももう遅い。過ぎ去る季節、訪れる季節、変にわびしいものだなぁー。
緑は、やっぱり新緑がいいですね。
ところで「若返った感じ」「物足りない」「体力が余っている」……う~む、羨ましい!
by 山子路爺 (2011-06-13 00:23)
山子路爺さん
若返ったのは最後のあがきでしょう (^_^)v
そのうちに山は登るものでなく、麓から眺める
ものになりそうれす。
by 官兵衛 (2011-06-13 18:23)