物語山 2011-04-16 (土 ) 晴れ [山行記録2011年]
久しぶりのいつもの会の月例ハイキング。先月は震災の翌週に計画されていたため誰が言うことなく中止と相成った。自粛を意識した訳ではないが、テレビのあの映像を見ると、とてもハイキングという気分は起こらなかった。活字や音声と違ってあの生々しい映像にはショックを受けたものだ。あまりにも悲しすぎる映像はこれからの自分の生き方まで変えそうだ。
三月実施計画していた物語山を延期して四月実施となった訳である。それにしても物語山なぁーんて初めて聞いた山名だネ。戦国時代末期、~ホンニャラ・フニャラ~という物語というか伝説があったそうだが・・・。珍しい山名だが単純な山名でもある。
関越道の下仁田ICからサンスポーツランドの駐車場へ。この辺りの桜はちょうど満開で最高の見頃だ。暖かくて風もなく気持ちの良いお天気だし・・・。この桜の木の下で半日ボーッとして過ごすのも乙なものだと不埒な考えが頭を掠める。今日のコースはこの駐車場から物語山往復、時間があれば阿唱念の滝を散策と予定している。今日は総勢17名だが、そのうち男性は4名。いつものことだから、もう慣れたが、男性陣は付いていくので精一杯。女性陣との平均年齢の格差が影響しているようだ。あたしも最後尾しんがりでトボトボと付いていく。出発―8:00。
木々の梢には緑の芽がふくらみ、花も咲き始めた。日増しに新しい草ものび、春の山の匂いが広がっている。柔らかい陽光が心地よい土の香りを運んでくれる。新緑に包まれ、草花の咲き乱れる季節も近い。
稜線のコルを目指して登るが風が強くなってきた。やがて西峰と南峰の鞍部に到着。標識が壊れている。登山者が壊したのか、熊しゃんが壊したのか、いずれにしても不可解な壊れ方だ。追求すると億劫なので自然のせいだとしておく。鞍部にザックをデポし、西峰(967m )を目指す。5分程で山頂だ―10:00。
眺望は 360 度とはいかないが灌木を越して表妙義、裏妙義、浅間山も遠くに見える。ただ夏場木々が生い茂る時期は殆ど期待できないだろ。
西峰から鞍部に戻り南峰に向かう。相変わらず風が強く砂ぼこりがスゴイ。約 15分ほど登り南峰(1019m )物語山山頂に到着―10:40。
山頂は広くて風も無く穏やかだった。眺望は今一つと言ったところだろう。西峰の方が良いかもしれない。いずれにしろ夏場は木々に遮られるので季節を考慮して登ったほうがエエ。いつものようにアンパン、ジャムパン、魚肉ソーセージの貧しい昼食を摂る。これもまたいつものことだが女性陣からの美味しいオカズとデザートの差し入れがあり嬉しかった。
食後のんびりと休憩しながら、物語山の山頂標識を見つめる。この山にどんな伝説があるのか詳しくは知らないが、数百年前に遡るもの悲しい物語だ。知っていても知らなくってもどうでも良いことだが、そんな雰囲気が漂ってくる山を感ずる。
昼食後下山開始。西峰との鞍部に降りると風がすざましい。お陰で一気に急性花粉症になってしまった。今年初めての発症だ。↑ メンベ岩、西峰、南峰らしきピークも見えているが全く自信はない。
↓ いつものごとく名は分からないがピンクの花が咲いている。
〇〇ツツジかも・・・。
途中で見かけた可憐な草花だ。名を教えてくれるのだが殆ど記憶に無い、というより覚える気がないのかもしれない。写真を整理していて、これはなんという名の花だったのかと自問するが思い出すことは殆どない。駐車場着―12:40。
阿唱念の滝を散策するグループを見送り、あたしはここでのんびりと桜見物をしながら過ごすことにした。何故かというと鼻栓をしてマスクをしても鼻水が止まらない・・・(へ_へ;)。
爽やかで初夏の陽気だネ。子供も公園で遊んでいる。久しぶりに気持ちが和らぐ穏やかな光景だった。一時間ほどバスの中で昼寝をしたが実に気持ちが良かった。こんな山歩きもエエもんだなぁー!感謝・感謝、生きているだけで儲けものの一日でした。
コメント 0