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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

阿弥陀岳南稜(1/2) 2009-10-9 (金 ) 晴れ [山行記録2009年]


 台風18号が昨日去った。台風一過の好天となりそうなので、かねて打ち合わせしていた通りひろ丸さんと一緒に勇躍出発することになった。中央高速の双葉SAで合流。小淵沢ICから登山口の舟山十字路へ。車は10台ほどは置けそうだ。一台停まっていたがどうも地元の人のようだ。

 今日一日、天気も崩れる気配は無さそうなので予定通り南稜を登り中央稜を下降とする。3ヶ月前にも、天気が良ければ南稜、悪ければ中央稜と計画したが、今一つの天候のため中央稜の取り付きが解らなくて結局、御小屋尾根の途中に出てしまった。阿弥陀岳は登ったがモヤモヤ感は今日まで鬱積していた訳である。まぁー、今日は雪辱戦ということになる。前回は単独だったが今日はひろ丸さんが御一緒のため心強い。

 クライミンクのギヤーは必要ないだろうと判断し車にデポ。だだ、スリングとカラビナ少々、ひろ丸さん持参の補助ロープ20㍍は万が一のため持っていくことにした。舟山十字路出発―7:20。

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P1030627.jpg  ↑ ゲートの脇を通り抜け林道を進むとすぐに立派な標識がある舟山十字路になる。本当は十字路でなくT字路だ。左が御小屋尾根、真っ直ぐが南稜、中央稜方面となり一般ルートでは無いとわざわざ表示されている。林道を20分ほど直進すると右側に阿弥陀岳の朽ち果てた標識があり右に曲がる。すぐに広河原沢を渡るが、昨日の台風にも関わらず水量は多くない。

 濡れるのを覚悟していたので拍子抜けだ。対岸に渡り明瞭な踏み跡を急登すると10分ほどで南稜の稜線に出た。

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 立場山までは展望のない樹林帯をぐんぐんと尾根通しに登る。落ち葉が堆積していて一部不明瞭なところもあるが歩きやすい道だ。尾根の右側は私有地のためか鉄線が張られて『立ち入り禁止、罰金10万円』などの表示がやたら多い。松茸が採れる場所なのかもしれないネ。立場山山頂到着―9:15。

 地図上の標高は2370㍍で看板の表示とはかなり違う。山頂というよりただの林で展望も全くなし。立場山から少し下ると展望の良い平らな場所に出た。真っ正面に阿弥陀岳が迫ってくる。右側の稜線が南稜だ。P3、P4の岩峰も識別出来る。近くには権現岳、遠くには南アルプスも良く見える。天気も、少し雲があり時々ガスも流れているが、風も穏やかで暖かく秋の絶好のハイキング日和というところだ。

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(↑ ひろ丸さん御提供画像)

 少し下ると青ナギという場所に出た。右側が崩壊していて急斜面で相当下の方まで落ち込んでいる。滑り落ちると止まりそうにない。人工的なシチュエーションに見えるが全く自然のままらしい。何年か後には姿が変わっているかもしれない。樹木も少なく開放的で実に気持ちの良い場所だ。阿弥陀岳も全容を現わし周りの景色も素晴らしいので写真の撮りまくりだ。それにしても、何故青ナギというんだろう?

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(↑↓ ひろ丸さん御提供画像)

あたしが写ってるぅぅぅ~~~。 ヽ(●^ o^●)ノ

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 青ナギを超えると稜線も痩せてきて岩っぽくなってきた。右方向には赤岳や中岳も見え圧巻、絶景、コメントなし・・・。

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↓ 無名峰辺りから南稜は左へ曲がり正面に阿弥陀岳が迫力ある姿で迫ってきた。正面が南稜で結構威圧感がある。P3を左からP4も左からなぁーんて思い浮かべるが、まぁーなんとかなるだろう。これだから未知のルートは面白い。

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↓ P3 の基部に近づいたので装備の点検をする。靴ひもを締め直し、スリングとカラビナを肩に掛ける。ひろ丸さんは念のため20㍍補助ロープを取り出し易いよう準備する。いよいよ本日のハイライトとなるので少し緊張感が出てきた。

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↓ 振り返ればこれまで辿ってきた立場山から続く南稜が美しい。上から見た青ナギが丁度そこだけが禿げていて面白い。なかなか雄大な景観だ。
 
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