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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

山行記録2008年 ブログトップ
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子持山 2008-5-17 (土) 曇り [山行記録2008年]


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 いつもの山の会の定例山行です。今日は群馬県赤城山の側にある子持山なのれす。赤城山や榛名山と較べマイナーな山ですね。勿論、山名も場所もお初にお目に掛かった訳ですが、結果論としても新緑の侯のハイキングとしては最高の選択肢だったようです。

 大昔、このあたりは赤城、榛名もそうですが全て活火山ということです。この子持山も噴火活動の末期に大爆発が起こり山頂部分が吹き飛ばされ小さなカルデラが出来、その中に出来た中央火口丘が現在の山頂(1296 m)である。
・・・と上の画像の左に書いてある。フムフム・・・。

 バスは関越道の赤木ICを出て子持ち神社から狭い林道を走り5号橋まで入ってくれた。途中、一カ所だが急カーブの急坂を登り切れなくて、我々24名は下車。約1.5トン軽くなったので無事通過。
バスの運ちゃん、ヨーやるわ、フント。
まぁー、いつもお願いしているバスだし、運ちゃんもウナジだから・・・
ツーカーでどもどもれ~~~す。

P1050304-1.jpg  ←屏風岩。ホールド、スタンスは外傾している。溶岩の流れがこの岩場を形成したようだ。上部のオーバーハング直下に丸いモノが小さく見えたので望遠で切り取った。スズメ蜂の巣だ。出入り口もセオリー通り2カ所ある。


 スズメ蜂の巣には思い出が多い。昨年のことだが、隣のおじさんの家の庭にスズメ蜂が巣を作ったのだ。デッカクなるまで気が付かなかったのだ。あたしも最近スズメ蜂が飛んでいるが、この辺りもまだ自然があってエエなぁーなぁーんて思っていたからバカだネー。我が家の庭からほんの5~6メーターのところにデッカイ巣があった。タマゲタネー。

 早速、おじさんと二人でやっっけることに相成った。おじさんは市役所で借りてきた白い防護服、あたしも真夏なのに冬山用の完全装備、目出帽、ゴーグル、ミトン装着。おじさんは興奮気味。ゴミ袋を二重にして近づく。勿論、ハチの動きが鈍くなる夜8時過ぎに決行。出入り口の穴の周りに2~3匹這いずっている。強引に袋を下から引き上げて巣をもぎ取る。思ったより巣は柔らかく袋の中で少し壊れた。ハチがワーンと袋の中で飛び回っている。袋の入り口からハチ用の殺虫剤を噴霧する。可哀想に、全員悶絶だ。5~6匹逃げ出してブンブン飛び回っていたが完全防備しているのでノープロブレム。そのうち何処かへ飛んでいった。ビニール袋の中も静かになったのでそのままバケツの水の中に付けてビニールの中に水を満タン。殺虫剤で生き残ったハチも溺死だろう。
可哀想だネー。ハチには何の罪もないのにネー。合掌・・・

 もう40年近くなるが、六甲の惣が谷側壁でクライミングしていた。あたしがトップで登っていたがやはりこのようなオーバーハングの下で巣を見つけた。
時、遅し、顔の周りにハチが殺到。ウギャー、まぶた、鼻、唇と手を数カ所刺され、ほうほうのていで退散。墜落するかと思ったネ。その晩はテントの中で朝まで発熱のため唸っていた記憶がある。片目はまぶたが腫れて見えないし唇もタラコになり喋れない。悲惨な状況だったのだ。スズメ蜂は黒いモノを好むので低山の夏山では明るい服装がエエ。瞳は黒いので要注意だ。

P1050316.jpg ←獅子岩だ。ここから見ると獅子の格好に似ているか???。
鎖があって我々も登った。テッペンからの眺めも良かった。特に女性の皆様は怖いモノ見たさだろうか、キャーキャーと全員登ったようだ。本能的に男性より好奇心が強いのがよく解った。
それにしてもこの季節はエエ。暑くもなく寒くもなく、萌える新緑、あったりまえだと言われてもエエもんはエエ。
群馬のこの辺り、まだまだ自然林が多い。地球温暖化のこの時節、大事に守らなきゃ。群馬のオエライサン、ゆめゆめ開発など考えないでチョー。



 ワッカイ時は登攀そのものに魅力を感じ山に入ったモノだ。勿論、今でも登ることにまだまだ魅力があるが、今は春夏秋冬そのものを楽しむために入山している。
良く言えば余裕だし、悪く言えば単なる老化現象か???。ふ~~ん。

P1050320.jpg

P1050322.jpg P1050318.jpg
 ←山頂だ。アバウト11時半。当然のごとくお昼ご飯れす。高曇りのため視界不良。赤城、榛名も見えない。でも、フント新緑が綺麗だ。Nice and beautiful! 絶景、絶景! 腹減った。
Nice view をおかずにコンビニのオニギリをいただく。至福の一時だ。

 山頂は殆ど我々の仲間ばかり。そのうちカミナリがゴロゴロときた。雨に降られるのも嫌だしと・・・。大急ぎで下山。下りは1時間と20分ほどだ。 駐車場にはいつものように我々のバスが待っていた。道の駅など寄りながら帰ったが、4時過ぎに帰宅できた。予定より1時間も早かったが、もっとゆっくり、この季節を楽しめば良かったと反省。
バスのレンタルを人数で割ると、なぁ~~んと一人あたり2600円。
Very cheap ! びっくり~で~す。フント Happy な一日れした。

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六甲山散策 2008-5-11 (日) 曇り後晴れ [山行記録2008年]

 大阪に所用で数日間滞在していた。何故か急に六甲山に行ってみたくなった。
本当は法隆寺と薬師寺に行く予定だったのだが・・。

 梅田駅から阪急電車に乗り、終点の宝塚駅で下車。バス2番乗り場から蓬莱峡経由山口営業所前行きに乗車。座頭谷で下車。約10分ほどだ。1時間に1本しかないローカル路線なのだ。

 バスストップより30メーターほど戻るとカーブのところに鉄の門扉がある。門扉の左側、ガードレールを乗り越えて内側に入る。整地された道を進むと両側に石像がある。イースター島のモアイ像に似ている。どこかの施設の敷地だろう。無断侵入ということになるのか?。

 石像を過ぎ約50メーターほど行くと左に降りる踏み跡がある。注意しないと見逃すかもネ。鉄製の階段がありスグに沢に降り立つ。
堰堤が見えるので左を巻く。



  ←踏み跡を登ったところに広場がある。幕営地に最適な場所だが・・・。この広場の右奥より沢に降りると対岸に屏風岩がある。バス停から10分もあれば充分だ。ハイキングコースではないので踏み跡に注意が必要だ。普通の服装なので汚れに気を遣う。
以前、ネットで調べたことがあったのが役だった。

 昔、バスを何処で降りたのか、アプローチは・・・なにも記憶にない。
過去、何回か来たことあるのに・・・。
昔、もっと歩いたような気がしたが・・・。

  ↓屏風岩だ。 A long long long time ago !
あれから、もうそろそろ40年が経つ。懐かしい。 以前はもっと大きく感じたが。この辺り、殆ど木が無かったはず。樹木が大きくなったため、いささか迫力に欠ける。最頂部までは30数メーターあるはずだ。30メーターザイルが届かなかった記憶がある。

 ここに来た理由を Why ? you may ask .
お恥ずかしい話だが、冬山のアイスクライミング練習のためアイゼン付けて登攀していたところ、途中でスリップして10数メーター墜落したのだ。細かいスタンスを拾って登っていたのだが、スキルが無かったということだ。
今でこそ登攀用アイゼンは12本爪が主流だが、当時は10本爪が出たばかりで8本爪が主流だった。先端の爪が殆ど下向のため伸び上がればスタンスから外れやすい。原則は壁方向に力を掛けなければならないのに、焦りがあったのだろう。嫌なところは早く登ってしまいたいという気持ちが・・・。



 墜落前後の記憶はあまり無いがはっきりと意識が戻ったのは宝塚市内の病院だった。仲間が救急車を呼んで運んでくれたのだ。
本人の記憶はいまだうつろだネ。
意識がはっきりしたら腰は痛いし頭も痛い。第4腰椎圧迫骨折と頭の打撲裂傷だ。全治6ヵ月ときたもんだ。まぁー、命あっての物種と感じたのか感じなかったのか・・・ウーン、五里霧中、マッエエカ。でもこれがあたしの人生の大きな転換点となったのは歴然としています。

 当時、所属していた会の皆様にはお世話になりました。お騒がせいたしまして相済みませんでした。過去を振り返り再度御礼申し上げます。壁のふもとで同年配の方とお話しした。彼は当時 T会所属、あたしは S会所属、と思い出話や現在のルート等教えて頂き、短い間だったがアルピニズムの一環に触れたような気持ちがした。楽しく付き合っていただきフントありがとうございました。彼は新しい会を作り今日もここで若い人を指導しているとのこと。
ご活躍をお祈りしています。

 あまりに懐かしかったので壁の右側にある下降路から登ってみた。普通の靴だったがフリクションが良く効いた。前夜の雨で少し濡れていたがそれほど気にならない。岩の感触は最高だ!しかし、ゲレンデの下降路を登って喜んでいるのだから世話ないネー。下りは慎重に傾斜の緩いところをチョイスし下降したが後ろ向きの下降も結構あり楽しい一時だった。また高度感や、軽い緊張感も感じ大満足れした。下の画像が壁の中央部拡大です。↓



 ↓ 帰路、見た蓬莱峡れす。今は座頭谷なぁーんて呼ばれているようれす。映画「座頭市」の撮影があったということですが、当時はこれといってあまり有名で無かったようれす。このあたりは砂岩状で柔らかいためアイゼンが食い込み、アイゼンワークの練習にはもってこいの場所なのです。
万感の想いを胸に秘め帰途に着く。



 我が青春の一幕を演じた舞台、屏風岩から宝塚駅へ。阪急電車を乗り継ぎ六甲駅下車。そば屋で食べたニシンそば、これがまたびっくりするほど旨かったのだ。六甲ケーブル下までバスで行ったが、昔、バス路線あったかなぁー。バスに乗った記憶は全くないが・・・。ケーブルカーは何度も乗った憶えがある。また、谷から沢を登って行ったこともたびたびある。 

 が、しかしぃぃ・・・・・???。
どこをどう歩いたのか、登ったのか全く記憶に無い。



 というか、欠落している。
なんにもお菓子いことあらへんでぇー。これが40年の歳月なのら。
しかしぃ・・・痴呆症??。阪急電車の六甲駅駅を降りたところに確か、ケーブルカーの駅があったと思っていた。
あれっ、無いぃぃ~~~。一瞬、焦ったネ。心中で、モグモグ、モヤモヤれす。
40年前のこの辺り、どうなっていたの???。誰か教えてェェ~。

 昔のケーブルカーは暗い小豆色だった。電車は全てこの小豆色が多かったものだ。このケーブルカーの色は実にカラフルで綺麗だネ。
ラクチン、ラクチン、あっという間に登ってしまった。
降りたところが六甲ケーブル山上駅だ。高距離約500メーターほどだろうか。

 次の目的地は堡塁岩だ。六甲ケーブル山上駅を出て道路を左に行く。駐車場を右に見て少し行くと堡塁岩と書いたちっちゃな看板がある。注意しないと見逃すだろう。山上駅からここまで約7~8分だ。このあたりは昔、何回も通ったところなのだ。昔は適当に左に降りて行けば堡塁岩に行けたが、今は私有地とかフンニャラで金網が張ってあり通路が決まっているようだ。通路も私有地を一部提供して貰っているようだネ。
兎に角、下って登ると堡塁岩の中央稜のテッペンに着いた。ここまで堡塁岩の看板から5~6分。見覚えのある大きな気持ちの良いテラスだ。


 昔はここでたびたび夜営したものだ。神戸の夜景が素晴らしかった。実に思い出深い場所だ。
Aさんや T君が目に浮かぶ。今では、みぃーんな遠く去ってしまった。

 ↑ 上は東稜だ。中央稜から較べるとスケールが小さい。

 ↓ 下は中央稜の頂上テラスから俯瞰した神戸三宮の街並みと大阪湾になる。
テラスに堡塁岩と私有地の説明書きが掲示されていた。

 見終えて頭を上げた途端、ガッッ~~~ン。ギョエェ~~~。
痛いのなんのって・・・松の木の切口に思い切り額をぶっつけた。一瞬気を失いそうになった。目から火花どころか目から火山の爆発だ。後日、ここへ来る人のために一言記しておく。
ここに来る人は殆どがクライマーのためヘルメットを被っているので取り越し苦労かもしれんし、おまえと一緒にするなとも言われそう。それにしても汗が出ましたエー。タンコブがまだへっこまネー。



 ←中央稜の頂上テラスより中段のテラスまで降りた。濡れていて滑る。普通の靴だから仕方がないけれど。ズボンも汚したくないし。結構な傾斜だ。まぁー、登山道ではないのでこんなもんだろう。

 中断テラスから西稜と東稜に行こうとしたがルートが解らない。トラバースしたいがズボンが汚れそう。ということで中央稜の基部まで降りて西稜、東稜に廻ってみようと考えた。

 下降ルートがまた、酷い。岩だけならまだ良いが泥が被っていてまたもやズボンがピンチ。


 くたびれたザイルが1本垂れ下がっているところを下降。30メーターほどで基部に到着。西稜、東稜に行く踏み跡はあるが、滑って転びそうなので諦めた。

 下降路を登り直したが、ルートを右に取りすぎて先ほどより傾斜が強くなる。細いロープが垂れていたのでズボンが汚れずに済んだ。基部でも一部崩壊しているところもあったが昔と少し変わっている。下降路もザイルやロープを垂らすほどの傾斜はなくもっとしっかりした踏み跡だったように記憶している。
阪神大地震で一部崩壊したのかも。
画像は中央稜の側壁と正面壁だ。ダッコチャンなぁーんて呼ばれていた箇所があった。両股で岩を挟み込みフリクションでずり上がるのだ。一番上の画像にある。オーバーハングもところどころにあり変化に富んだ固くて素晴らしい花崗岩だ。

 昔と変わらない・・・感激、ウル・ウル・ウル。

 この堡塁岩は六甲山系では一番好きなゲレンデだったが、もう少し高距離があればと、みんなでよく話したものだ。
ここでは墜ちたことがないため、余計に大好きなのかも。

 六甲山系では芦屋ロックガーデン(日本のロッククライミングの発祥地)、惣ヶ谷?側壁、あとは武庫川周辺、三田方面では不動岩、百丈岩などもあった。今でもあるのだろうか。これらの岩場はせいぜい 30~60メーターというところだろう。少し高距離が短いのが残念だがアプローチが短くて殆どが日帰りで楽しめたものだ。


 いつか百丈岩の近くで変死体を発見し警察で調書を取られたこともあった。良きに付け悪しきに付け六甲山は我が青春を演じた大舞台だった。

 今回は山行というよりも散策だが、どうしてももう一度行っておきたいメモリアルスポットだった。これで、心置きなく・・・・・という心境だネ。
これからは山登りというより、散策を中心とした山行に切り替えたい。ピークは踏まなくて良い。絶望的な望みだが剣岳チンネ、八ツ峯6峰周辺。また北穂滝谷周辺、前穂奥又白周辺等。数年後、機会があればガイド付き山行がエエかも。
エエ冥土のみやげになるかも。

 まぁー、それまで生きてればの話だが・・・。歳をとってダラダラ生きたくないもんだ。といっても、そんなことを考えてる人間ほどヨイヨイになってもまだ生きてるのかも・・・ムムム。

 当時の岩登りの装備と言えば、今と雲泥の差がある。まず、ザイルは練習用では麻だ。径は12ミリと太目だったように思う。勿論、ナイロンもあったが、伸びるし鋭角に弱い。井上靖の「氷壁」で話題になったけれど。またクレモナやテトロンロープも出始めた頃だったように思う。麻のザイルは酷かった。使っているうちにヨレヨレになる。キンクはするし、兎に角重い。
トップで登ると引きずり降ろされるようだ。冬山で水分を含み凍るとスゲー。固くて巻くのに苦労する。まぁー、大きなルートではナイロンやテトロンザイルを使ったけれど。長さは30メーターが主流だったように記憶している。
今は50メーターらしいが・・・。

 カラビナは鉄製が主流で、ジュラルミンやアルミが出始めたが高くてとても買えなかった。O環、D環、ナス環などとも呼ばれていた。
また、ボルトも出始めたところだったが、緑山岳会の丸山東壁正面ルート開拓で一気に広がった。
アブミは自作した記憶がある。3段、4段と好みで作ったものだ。材料はクレモナロープとアルミ板を曲げた市販品を使ったようだ。
今のようにハーネス等無かった。ゼルプストザイルといって、二重にして腰に巻いたものだ。

 ハーケンは勿論鉄製だから、ルート開拓などでは重装備になる。ザイルもよほどで無い限りシングルで使用した。ビレーが多くなると、一足上がる毎に手でザイルを引っぱり上げることになる。
靴も普通の革の登山靴が主流、一部ではクレッタシューズなるモノも出始めたが、まだ一般的ではなかった。

 大きなルート開拓となるとカラビナ、ハーケン、ボルト、ハンマーを肩に吊し大汗かいたものだ。また、ビバーク用のツェルト、半シュラフ、コンロ等、今で考えれば、あんな重いモノ持ってよく登ったものだと感心する。若さとバカさだネー。

 今度またいつか、昔の冬山装備や沢登りの装備なども書いてみたい。自分の記憶の再確認がしたいのだ。アルツハイマー防止のためにも・・・・・。



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那須茶臼岳 2008-4-21 (月) 曇り時々晴れ [山行記録2008年]


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 今日は アメリカ人の Mr.G と一緒だ。「How are you feeling?」
「Gret! Yourself?」
「So,so.Are you sure you hav'nt forgotten anything?」
「Nothing.Let's start.」 となったが、
彼は空身でbackpackもなし。あたしの荷物は重いのだ。飲み物、食べ物、コンロ、雨具、等全て二人分準備した。

 まぁー、ガイドというところだネ。
「When was the last time you tried climbing mountains?」
「About ten years ago.」
「What! Are you all right?」「Maybe.Every thing worke out all right.」
ホンマかいな。先が思いやられる。
会話も疲れてきたので「Please, make yourself at home.You shoud take a nap if you get sleepy.」
ようやく静かになった。6時半出発で那須ロープウェイ直下が9時20分着。

P1050204.jpg

 なんと、ロープウェイは強風のため運行中止だとさ。今日は easy hiking と考えていたのに。でも本心は歩くほうがエエ。強風が収まれば動くということだが彼も早く歩きたいというので県営駐車場へGo!スパッツ、ステッキを装着させて出発。雪の多さに不安と驚きの顔をしていた。上部は地熱のため雪がないと解っているのでここで少し驚かせておいた。

 ハーハーしているので「Are you tired from walking?」
「I just get out of bress.」 「Oh,we'llwalk more slowly.」とかホンニャラフニャラくっちゃべり、休み、休み、なんとか峰の茶屋非難小屋に到着。
朝日岳も地肌剥きだし。やはり地熱のせいだろう。剣が峰の夏道に結構雪が残っている。1ヵ月前ならこの斜面はオットロシィー。やはり稜線伝いが良い。
勿論、今日は茶臼だけを予定。風も思ったより強くない。

P1050211.jpg

P1050214-1.jpg 茶臼山頂に向けてGo!火山のため樹が殆ど無い。標高の割には高山の雰囲気があってエエ。
ところどころ雪が残っているがアイゼンは全く不要。といっても持って来なかったけれど。福島県側はまだまだ雪が一杯。頂上直下は風が強くヨロットなる。
Mr.G が少し不安げだ。
ほどなく山頂到着。

 「Wow! Wonderful! I maid it! It leave me speechless! I'm really pleased!」
あたしは 「Well done! Whew.Well,well.」

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 ↑ この眺めはいつ見てもエエ。右奥が朝日岳。左が隠居倉から三斗小屋温泉に下る尾根だろうか。まだまだ冬山の様相だ。茶臼岳よりも低いが雪が一杯。もっともこの茶臼岳周辺の地肌は触ってみると何処でも暖かい。雪も融ける訳だわ。剣が峰の右斜面雪面にトレースが見える。夏道ルートだね。冬に稜線を辿り朝日岳に行きたい。今年はなんとなく行きそびれてしまった。良きパートナーを探さなきゃ。Mr.G なら、まだ一人のほうがよっぽどエエ。

 コルで昼食だ。
おにぎり、サンドイッチ、鳥の唐揚げ、オレンジ、and whatnot 。
外人のくせにサンドウイッチより Rice boll が好きとはネー。コンロで湯を湧かしドリップコーヒーを飲んだ。風が冷たい中での熱いコーヒーは贅沢だね。
「Is it good?」 「Really good! It's very hot.」 とかなんとかやってるうちに、何だか雲行きが怪しくなり突風も吹き出した。
「How terrible!」 で急ぎ下山準備。

P1050218.jpg ←コルから見た茶臼岳。今冬はじぇったい来るどぉー。下りはあっという間だ。30分ほどで駐車場着。左側の狛犬がまだ雪に埋もれてる。夏道が出ている時の狛犬画像はこちらを見てね
フントにこのあたりは雪が多い。
無事、戻れたので感謝、感謝。
Mr.Gも大満足のようだから
Everything is OK.

 2000Mにも満たない山だがなかなか味わい深い。少しアプローチがあるけれど1年に1回は訪れたいと思う。
 帰路、Mr.G がレストランでご馳走してくれた。
彼が「Thanks for evrything. I don't know how to thank you.」 
あたしは「Ther's no need to thank me. I was having a great time,too.」
で、Happy end! れ~~~す。

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茂来山 2008-4-19 (土) 曇り [山行記録2008年]


P1050142.jpg いつもの会の月例山行だ。こんな山名初めて聞いた。浩宮様が20年程前の真夏に登られたようだ。何故そんな暑い時にと思うが。しもじものあたしにゃ解らんけん。
この時期雪が無いだろうとの憶測から今回の山行が決定された訳だが、なんせ長野県だもん、無いわけネェー。
この日、入山していたのは我々のグループだけのようだった。

 マイナーの山なのだ。
なのに、何故、浩宮様が・・・やはり、しもじもには解らん。

 我らのバスは佐久ICからR141、R299と走行し林道茂来線の終点まで運んでくれた。すれ違い不可の狭いダートなのにエエ運ちゃんだ。ここが槇沢登山道の入り口になり道標もある。前日の雨のせいで水嵩が増した槇沢を沢づたいに登る。なかなか綺麗な沢だ。両側に自然林もあり良いコースだネ。
沢が切れたあたりから尾根筋に登山道を辿るとまもなく頂上に着いた。
尾根に出る前で少し雪があったが、どうってこたぁない。
この時期、北面の登山道は雪があってあったりめー。

P1050159.jpgP1050161.jpg

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 山頂だ。浩宮様の登山記念碑がいたずらされている。皇室うんぬん、色々ご意見あろうと思うが、なにもここまでやらんでも・・・ただ記念碑に較べ山頂の道標がちょっとみすぼらしく感じるが。まぁーエエか。

 ここで昼食。いつも思うが、昼食はいつも山頂だ。なかなか上手く計画されている。いつものことながら女性会員の皆様方の差し入れをありがたくこぢそうさまれ~~す。着いた時はガスで殆ど視界ゼロ。そのうち少しガスが晴れてきたがいまひとつ冴えない。

P1050172.jpg 八ヶ岳連峰も上部は雲の中。南アルプス、浅間山等、晴れていれば圧巻、絶景、コメントな~~しとなるのだが。
下山は霧久保沢コースを取る。北面になるため結構雪が多い。傾斜も35度はありそうだ。半分滑り落ちながら下る。
こういう下りは大好きだ。一人なら一気に駆け下るのだが。


 急斜面の下部にデブリがあった。樹林帯だが樹木が伐採されている登山道に沿って雪崩れている感じだ。当然、冬のルートとしてはリスクが高い。特に低山の気温変化は大きいので弱層が発生し易いと思う。デブリは幅20M、長さは150M程あった。
かなりの規模のように見えた。

P1050181.jpg

P1050190.jpg 大きなトチノ木もあり、岩の洞窟のような場所もあった。いろいろと楽しませてくれる。この霧久保沢は小さな滝もありなかなか美しい景観を有する。タタラ遺跡を過ぎまもなく採石場のある場所に着いた。我らのバスが待っていた。狭い林道を通りよくぞここまで来て待っていてくれたものと感謝する。フントに頼りになる運チャンだわ。

 雪があったが、総勢20名全員アクシデントもなく無事下山出来て良かった。浩宮様が登ったからではないが、マジで良い山だ。山頂付近の自然林もエエが登山道が良い。人工的なものをあまり使わず綺麗に整備されている。

 このあたりは浩宮様の効果だろう。
久し振りにエエ感じの山に登らさせてもらった。感謝、感謝・・・

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大山 2008-3-15 (土) 曇り [山行記録2008年]


P1050118.jpg

 いつもの会の月例山行だ。当初は長野や群馬の山を計画していたのだが、残雪が多いため急遽雪のない丹沢方面、大山となった。江戸時代から大山参りで有名な信仰の山である。まぁー、軽いハイキングなぁーんて高をくくっていたが、なんのその、後で調べてみたら標高差で944メーターもあった。
ルートは大山ケーブルバス停から女坂経由で山頂、下りはヤビツ垰バス停まで。
歩行距離5.5 Kmで約3時間。階段の急登も多く、楽なハイキングとは言えない。

 昨日はGymでエクササイズのやり過ぎ、一昨日はスキー、老体には少しキツーイこの頃である。じいさん、ばあさん総勢22名で登山開始。

P1050111.jpg

P1050112.jpgP1050113.jpg 大山寺の前を通りぐんぐん登る。急な階段が多く大汗かいた。昨晩の雨のためか半袖シャツ1枚でも蒸し暑い。桜の木も沢山ある。あと2~3週間で春爛漫。もともとボーとしている頭が陽気のせいで、ますますボーとなる。これがまたエエんだなぁー。
  I love springtime.

 ケーブルカーが横を駆け抜ける。横目で見ながら黙々と登る。ケーブルカーやゴンドラも、たまに乗るのはエエもんだ。今日はトレーニングと考え、ザックを少し重くした。と云っても、ペットボトル6本余分に入れただけだけれど。約3Kg程度増えただけ。それでも結構キツ~~イ。ワッカイ頃は冬山の荷揚げでいつも60Kg以上担いだのにぃぃ~~~。
A long long long time ago.

P1050119.jpg それにしても周りの景色は今ひとつ。この時期は仕方がないのか。新緑になればエエのかも。
阿夫利神社到着。今から2200年前の創立とかホンニャラフニャラ・・・御由緒のあるお寺だそうだ。そういえば、お参りするところが沢山あったに関わらず一度もお参りしなかった。神頼みで解決できりゃ世話ないや。

 人それぞれいろいろあらぁーな。お迎えがくるまでアタフタと生きればエエ。

P1050128.jpg大山山頂だ。ヤレヤレット・・・。
昼食だ。女性からの差し入れが嬉しい。からし菜のお浸しは特に旨かった。いつもの柚の砂糖漬けもGoo。山頂神社の日陰には結構雪が残っていた。眺めは靄のため絶望。当然江ノ島海岸、富士山などはパス。かろうじて伊勢原市街がボヤーっと俯瞰できる程度。

 頂上は老若男女で一杯。手頃なハイキングコースなのだろう。気温は6度、平地より約10度低い。帰りはヤビツ垰へ下山。バスが待っている。





 大勢でワイワイガヤガヤ登るのも楽しいが、山への接触が希薄に感ずる。一人で計画し一人で登るのとは明らかに密度が違う。要は点で接しているか面で接しているかなのだろう。

 原点はやはり大勢での日帰りハイク。高密度は冬山での単独テント山行となるかなぁー。究極は山小屋の管理人や従業員だ。
登山者は所詮旅人だ。山イコール生活が最高密度となる。といっても山での生活は全て楽しいわけではない。楽しむことも考慮すると旅人でエエ。

 山にも行きたいしスキーにも行きたい。海外旅行にも行きたい。そのうえ仕事もしたい。もう60代半ば・・・加齢による焦りだネー。




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筑波山 2008-2-16 (土) 晴れ [山行記録2008年]


P1050012.jpg いつもの月例山行だ。昨年の春にも膝の治療経過を確認のため登った。そろそろ一年が経つ。フントに一年は早い。膝の調子も99%は元に戻った。1%は下りで時々違和感を感じる。痛いと言うわけではない。膝自体の筋肉は無いので下肢全体の筋力UPが必要だ。
ここ一年、ジムで徹底的に鍛えたつもりだが、如何せん歳には勝てないようだ。現状維持が精一杯かも。
筑波神社に参拝し登山開始。一時間ほど登ると雪が現れた。全く予期していなかったことである。ところどころ凍っていて歩きにくい。アイゼンが必要な程ではないが雪道に不慣れな人は装着すべきだろう。

 茶店のおばさんの話では数日前にも3日連続の降雪があった。
昨年は一度も降らなかったのにとのことである。

P1050021.jpg

 ←御幸ヶ原に到着。筑波山は男体山と女体山からなる双耳峰でそのコルが御幸ヶ原である。ケーブルカーの山頂駅、また、売店、トイレもあり、誠に便利なスポットなのだ。アンテナが林立している方向が女体山になるが山頂は見えない。まずは男体山に登る。風がないせいか少しモヤっていて絶景!ではありましぇん。富士山や都心のビルも少し見えたがトホホで感激というところれす。

P1050026.jpg ←日本百名山の標識は御幸ヶ原に立っている。深田久也の百名山選定基準は何なのだろうと一瞬考える。
比較対象にした百名山以外の山はどれ位あったのか。心の中でムニャムニャ、モグモグ・・・。

 ウナジ百名山で関西に伊吹山がある。ちなみに、この山は40数年前に登ったことがある。関ヶ原にあり、低山だがこの筑波山とシチュエイションが似ている。独立峰、低山、手軽に登れる。ケチを付ける気など毛頭さらさらないのれすが。



 ↓ 女体山に登る。山頂から見た男体山だ。鞍部が御幸ヶ原。灌木で見えにくいが結構積雪がある。筑波山の雪など滅多にお目に掛かれるものではなさそう。感謝、感謝、どもどもれーす。

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 これが筑波山?ン・ムム・・・と唸るほど登山道には雪がある。雪大好き人間にとっちゃ堪えられんネ。アッハッハのゲーラゲラれ~~す。途中、木の間から女体山の山頂が見えたが感激なぁーし。雪がなければ、ただチカレタビーだけだったかも・・・

P1050039.jpg つつじヶ丘分岐点でもまだ雪があった。途中、大仏岩、ホンニャラフニャラ岩などがあり楽しませてくれる。

 筑波神社出発が8:30で、つつじヶ丘到着が14:00。
雪があったにしてはまぁまぁエエペースかな。


 今日が今年初の山行だ。この会の月例山行はできるだけ参加するつもりだが、冬の八ヶ岳へ行きたい。 単独じゃ少し二の足を踏む。
ワッカイ時のようにはいかん。
今年の冬はスキーに専念するのも選択肢の一つかも。



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