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傘寿も過ぎ気力・体力不足に悩む日々。旅もスキーも年貢の納め時かも。まだ少し残っている知力・気力・体力を使い何をしょうか?

赤久縄山 2012-10-20 (土 ) 晴れ [山行記録2012年]


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 いつもの会の月例ハイキング。今日は赤久縄山(あかぐなやま)。この西上州の山々では一番標高が高い。と言っても 1522m だ。全山紅葉を期待して出掛けたが、少し早かったかもしれない。一昨年の四月にも訪れたが、前夜、降った春の雪のため、登山口のある栗木平まで車が入れなかった。今回は再トライとなる。

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 栗木平登山口出発ー8:50。
登山口の近くで見かけた立派な廃屋だ。狐や狸が住んでいそうな佇まい。夜は少し怖そう。

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 山全体が秋の色に染まるには少し早かった。見頃は1~2週間後かも。

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DSC_2881.jpg 登山口から10分程登ると早滝分岐に到着。早滝見物は帰路に予定し、先に進む。急な山腹を登り、鉄塔を目指すと御荷鉾(みかほ)スーパー林道に出た。
マイカーならここから山頂まで歩いて約30分。下から2時間も費やして登ってきたのに・・・。
手軽に山を楽しみたい人にとってはありがたい林道だ。もっとも我々の乗ってきた中型の観光バスは通行不可のようだ。

 紅葉が特に好きと言う訳ではないが、春の桜の花と同じで落葉前の美しさに一種の共感を覚える。あたしの感性は平均以下だから、これは日本人独特の感覚かもしれない。もっとも全ての樹が落葉直前に美しいと言うものでもない。紅葉しないで茶褐色に枯れる葉もある。

 何故、広葉樹の多くが落葉する直前、こんなに美しい色に染まるのだろうか。美しいものに理屈は要らないけれど。太陽の穏やかで柔らかな光線が当たると黄色の葉っぱが輝く。見上げるとポツポツと開いた穴から秋の冷たそうな青空が覗いている。明るい光の中で観る紅葉は、それだけのために出掛けるに十分な悦びがある。

 鉄塔から気持ちの良い尾根道を約30分辿れば一等三角点のある赤久縄山山頂到着ー11:30。

 昼食休憩だ。山頂は広い草地で、休憩するにはうってつけの場所と言える。周りには低い灌木があり展望はいまひとつだが、東面には御荷鉾山、南面には両神山や秩父の山並みが開けている。

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DSC_2924.jpg 帰路は往路と同じ道を辿る。分岐に荷物をデポし早滝に立ち寄る。早滝は落差20Mほどの姿の良い小さな滝だ。早滝見物後、約30分ほどで栗木平登山口に到着ー15:00。
穏やかな秋晴れの中で、気持ちの良いハイキングが出来、感謝・感謝の一日だった。

 ハイキング・・・これはこれで楽しいものだが、あたしの好みではない。僅かな汗を掻くだけで山頂に立てる。急な登りも殆どないし、また、多勢で登るため、不安も刺激も無い。歳相応と言われると、納得せざるを得ないのが少し悔しい。老いてもまだ若い感情が残っているのは嬉しいが、反面、精神と体力のギャップに悩まされ焦燥をおぼえることもある。

 老いても山の好みはハッキリとしている。岩山、雪山以外は山では無いとまでは言わないが、それに近い意識かもしれない。単に刺激を求めたいのではない。以前、仕事をしていた頃は自分の体力、知力、精神力、判断力、決断力等の限界は認識していたつもりだが、老いた今は知る術がない。岩山、雪山では、否が応でも自分の限界を知る。山から自分の限界を教えられるとも言える。限界を意識して初めて満足感や充足感を味わえる。因果な性格かもしれないが、これが若い感情だと捉えている。

 でも、こんな自分を誤魔化し納得させる手立ても知っている。スキー・・・。と言ってもゲレンデスキーだけれど。岩山、雪山程ではないが、刺激はそれなりにある。また、体力もさほど必要ではないし、なにより不安要素が少ない。山としては異質的では有るが、学ぶことも多いし、まだ残っている若い感情を処理するにはうってつけと言える。そろそろスキーシーズンが近づいてきた。雪の便りを聞くとわけも無く胸がさわぐ。


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山子路爺

ぜんぜん山に行けません。
何処でもいいから行きたいなぁ~。

by 山子路爺 (2012-12-19 02:09) 

官兵衛

同感です。
冬は選択肢が少ないので困ります。

by 官兵衛 (2012-12-19 09:11) 

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